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転職のハードルが低いことは、ベストな居場所探しに繋がる

入社して1年4ヶ月ほどの先輩が退職すると聞いてかなり衝撃だった最近の出来事。

30歳のその人は今の会社が3社目で、次が4社目になる。

一度の転職でヘロヘロになっている自分がいるからこそ、その決断にスンゲーーーー決断力!!ってなってしまった。

慣れない場所に行くことも、新たな人間関係を築くことも、新しいリズムに自分を慣らすことも覚えていくことも、そんな簡単に自分は出来ないと最近知った。

その先輩は冷静に見えて、大胆な一面がありつつ勇気のある人。

だからこそ、転職のハードルがそこまで高くなくて身軽なのだろう。

私の苦手なことをやってのける先輩への尊敬と、「どんな心境なんだろ??」の疑問が止まらない。

疑問に関しては本人に今度きちんと聞いてみるとして、噂でほんのりと聞こえてきた退職理由は「“やっぱりこういうことがやりたい”があるから」という理由。

ファッション業界の企画に携わっていると、単純な業務内容だけじゃなく、

  • 企業側の服に対する考え方

  • 担当ブランドの方向性やテイスト

  • 価格帯、クオリティ

  • ターゲットがどんな人なのか

によってかなり中身が変わってくる。

私が転職した理由もかなりこれは大きかった。

自分のスキルアップという理由はもちろんあれど、その辺が自分の意見や得意不得意と大きく食い違うと途端にやりづらさがある。

そういう問題と向き合った時に、

「100%合う会社なんてきっと無いしとりあえずここで頑張るかぁ」って思うか、

「もっと自分に合う会社があるかもしれないから、場所変えたろ」って思うのか。

そしてそこで面倒くさい色んなこと(企業探しとか転職活動とか)を乗り越えて本当に場所を変えるのか。

そこが分かれ道な気がする。

「こんなことしたい」っていう自分のキャリアに関するビジョンが明確な人ほど合わない環境での努力は無駄に感じそうだし、

違うと思っている場所で頑張り続けることってどれだけ意味があるのか分からないけど、それに耐えるのが辛いのだとしたら

変に足踏みせずに「場所を変える!」っていう決断はすごく自分のためになると思う。



仕事なんて適当にやればいいじゃん!派にはあんまり関係ない話かもしれないけど、

私は「週に40時間も費やすものを適当にはしたくないんですが?!?!」という派閥なのですごく考えさせられてしまった。


転職すると「一旦ここで頑張るぞ!」みたいなスイッチが入って、目の前のことに集中し過ぎてしまうけど(めっちゃ私)、

ちょっと俯瞰してみて、「あれ?なんか違うかも」があれば向き合うのは必要かも。


何に置いても“場所”ってほんと馬鹿にできなくて、

自分を愛してもらえない場所にいると心がどんどん廃れるし、自分を活かせない場所にいると自信がどんどん無くなってく。

「合わせられない自分がいけないのかも」っていう考えも大切だし、その努力が0で良いとは思わないけど、

どこかで見切りをつけて「ここじゃ私を活かせない!」って思ったら、さっさと去る潔さはある程度必要だろうと思う。

その潔さがきちんとあるのが、その先輩だった。


転職なんて全然珍しいことじゃないし、会社は無限にあるし、自分の人生=会社じゃないし、

自分が本当にやりたいことがある場所や、もっと輝ける場所はきっとある。


足軽の先輩を見て羨ましさと共に、「自分にとってベストな場所を探すことから逃げないようにしなくちゃ」って気付いた。




#転職 #仕事 #エッセイ  

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