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写真を撮りに、尾道へ。

📸 FUJIFILM X-T5 + TAMRON 17-70 F2.8

尾道に着いたのは、朝8時頃であった。関西から尾道へ新幹線で行くとき、基本的に三原まで行って在来線で二駅折り返すという非常に面倒な行程となる。尾道には新幹線駅である新尾道駅があるが、そんなものをこの地への訪問に使う人間はどれほどの数か。すべては新尾道駅の立地に問題がある。もったいないなと思いながら、毎度三原から西方面への普通列車に揺られるのだ。

尾道と言えば写真好きにとっては非常にいい土地で、海もあり、路地も多く、大きな商店街もあり、さらに猫もいる。ここに住めばほかの土地に出でずとも数年は写真趣味を謳歌できるのではないかと思うほどだ。

良いところに自転車が来てくれた。

冬には常に海の方向から太陽を受けることになる。冬晴れの朝のこの冷たい空気を吸いながら、西の方へ少し歩く。

尾道へやってくる列車は、黄色い古めかしいものだ。これがなんとなく尾道の町に合っているような気がする。

7Artisans 7.5mm f2.8 FISHEYE

新調した魚眼レンズで、細い路地から黄色い列車を捉える。


尾道から西へ25分。「浄土寺」というお寺にやってきた。なんだか景色がよさそうだなとグーグルストリートビューをみて思ったため、とりあえず西へこの寺まで歩こうと決めていたのだ。

朝のお寺って、なんだかいい。さわやかな感じがする。


お参りを済ませた後、今度は線路沿いではなく、商店街を歩いて駅へ戻ることにした。尾道の商店街は長大で、全長約 1.2kmの通りに約210の店舗が軒を連ねているという。写真撮影も楽しいし、店を見て回るのも楽しいだろう。

このお店はいつ見てもお客さんがいる。人気店なのだろうか? 私には普通の商店に見えるが…

うすら差し込む光がいい
ライトがいい感じだ

駅へ戻ると、もうすでにお腹が減っているではないか。ここの名物を調べると尾道ラーメンというのがあるらしい。いろいろな土地の名を冠するラーメンが多く、主要なものしか知らないから、何が特徴なんだろうと気になり、駅ビルにある店へはいってみた。

Wikipediaによると、「豚の背脂を浮かせた醤油ベースのスープと平打ち麺が特徴」らしい。おいしかった。しかし食べ物の写真もうまくならなければならないなと反省するところである。

店を出て再び街を歩くと、黒猫が現れた。良いところだ尾道。

実は尾道に来るのは3度目。今回を含め、姫路から小倉へ移動する際に、途中下車して毎度訪れている。しかし今回は初めてよく晴れた尾道を体験することができている。どこでもそうだが、特に尾道は晴れの時が一番である。


海、商店街を楽しんだところで、お次は「坂の町」を体感しよう。坂の上には千光寺をはじめ多くの寺社がある。これらをめぐる観光客も多い。


坂を上りながら、定期的に来た道を振り返るのが楽しい。坂と海が近い景色は、地元に近い神戸を思い出さずにはいられない。


坂を進むと、ある程度運がよければ猫に会える。基本的に一匹くらいは見ることができよう。

かわいすぎる

かわいすぎる (かわいすぎる)


7Artisans 7.5mm f2.8 FISHEYE

膝に乗りました。
かわいい。


高いところから黄色い列車を見下ろす。

気づけば14時。もうそろそろ小倉方面へ、列車に乗らなければならない。尾道には数日宿泊して旅行すべきだ。今度こそは宿を取り、じっくり楽しみに来ようと思う。


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