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写真を撮りに、由布院へ。

📸 FUJIFILM X-T5 + TAMRON 17-70 F2.8

博多より特急「ゆふいんの森」へ乗車し由布院を目指す。昔から乗りたかった列車であり、ついに念願かなった形である。


普通の特急というより観光列車。アテンダントさんが乗車しており、応対が申し訳なくなるくらい良い。

列車にはビュッフェがある。ソーセージを頼んでみた。

沿線の見所を案内されながら、列車は由布院の駅に近づいていた。列車での時間はどうしても短い。到着のアナウンスと共に、他の乗客も荷造りをし始めた。私も降りる準備をして、少し早くにドア前へ向かった。

由布院の駅に自動改札はなく、駅員が一人ひとりの切符を確認していた。
駅は工事中で、あまり外観はわからなかった。

今日は雨だ。軽くはないカメラを持って写真を撮るのに、傘を片手で持っていては大変である。しかし写真を撮らないで歩くのも、写真好きとしてはもったいなく感じるから、頑張った。

私が由布院に対し抱いていたイメージは、昔ながらの温泉街というような街並みであった。けれども、駅前の通りは京都の観光地のような街並みであってびっくりした。ここは完全な観光地なのだ。

駅から離れたり、少し路地に入ればイメージ通りの街並みがあったから、今日は雨にも似合うからと、こういう所を切り取っていくことにした。

クラシックネガは、たまに本当にネガフィルムっぽい色を出してくれる。

駅前通りを進んでいくと大きな鳥居があったからきっと、この先に神社があるのだろうと思い、その神社を目指して歩くことにした。


宇奈岐日女神社 (うなぎひめじんじゃ)というらしい。鰻の…姫…なんて思いながら、お参りを済まして写真を撮る。雨に神社にクラシックネガ。富士フィルムの色が似合うね。

この日は1月3日で、まだ三が日。火を焚いて、なにか演技を行っているところを見た。何らも知らない部外者が見るのもちょっと気まずいなと思って、細々と写真を撮ってきた道を戻ることにしてしまった。

由布院を歩いていると、湯気がもくもくしているところをよく目にする。

私も宿に戻って、早く温泉に入ろう。


貸し切りで入ることのできる「家族風呂」のある宿だったから、そこを使ってみた。家の風呂がすごく広くなって、それで露天になったみたいな感じだった。湯の温度も悪くない。とっても良いし、楽しかった。宿の名前はめばえ荘という所だ。

明日は朝から行きたい場所があるし、ちょっと早くに布団に入ろうと支度をした。





今日は金鱗湖を見て、メインの通りをぶらつこう。この日の湯布院は良く晴れていた。

由布院のシンボルである由布岳が、昨日と違いよく見える。きれいな山だ。昨日もそうだったのかわからないが、朝起きて見ると山の上が白っぽくなっている。雪だろうか。夜は冷えたらしいから、その間に積もったのだと考えておこう。

京都嵐山のように、綺麗な新しめのお店が立ち並んでいて、それでいて観光客がとても多い。先述したように、私の思っていた由布院像とは違って、本当に「観光地」という感じで楽しい。




冬の朝の金鱗湖には、霧が出て幻想的になるらしいと聞いたから少し早くに外へ出たのだ。と言っても、朝食があったから、結局8時くらい。霧はもうなくなっているだろうとも思っていたけれど、行ってみれば、控えめなものが顔を出してくれていた。


いいね。きれいだ。霧の出ている間に撮ってしまわないといけないから、あまり構図を詰めることができなかったのが残念だったけれど。そこはまあ、4000万画素機を持っているんだからトリミングに頼ってしまおう。

金鱗湖のそばにある、天祖神社 (てんそじんじゃ) というところに来た。

鳥居の上で、長い時間羽をぱたぱたさせている黒い鳥がいて、みんなが写真を撮っていた。

雰囲気の良いところだった。写真を撮るのも楽しかったし、寒かった。

食べ歩きをしながら駅の方へ戻る。 本当においしい団子というのは最後までおいしいなとか、杉養蜂園はどこの観光地にもあるのに毎回食べてしまうなとか考えつつ。

駅を通り過ぎて、あまり観光客の来ないところまで歩いてきた。あの由布岳と、特急「ゆふいんの森」を合わせて撮りたいと思ったから、撮れそうなところまで歩いて行く。




よく撮れるところがあったが、直前に影になってしまった。少し残念ではあるが、まあいいか。

その後すぐにやってきた黄色い普通列車を撮ると、こちらは晴れたじゃないか。こちらを採用カットにしよう。黄色い列車というのもなんだか幸運っぽくていい。

町のほうに戻り、由布岳バックのローソンを見つけて少しテンションが上がった。和歌山に行ったときに、すぐ後ろに海が見えている絶景なローソンがあったが、こちらも素晴らしいロケーションにある。たしか富士背景のすごいローソンもあったと記憶しているし、いつか絶景ローソン写真集とか作ってみようか。


列車の時間が来た。博多行きのゆふいんの森。もう一回、乗ってみよう。



窓から日が差し込むゆふいんの森号は、雨の往路と違って温かみがあった。


飲み物を買い忘れたから、ゆふいんサイダーというのを買った。結構いい。

帰りもすぐに博多に着いてしまう。やっぱり旅はすぐに終わってしまうな。


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