別の依存先を増やすということ
自分の部屋とももう14年の仲だ。この部屋とは学生時代、そして社会人時代の苦楽を共にしてきたと言っていい。この部屋は建築物の
一部であり空間である。愛着をもっているのは壁でもなく床でも天井でもない。ただこの場所にある自分だけの空間に愛着を持っているのだと感じる。それはただそこにあるだけ、存在しているのみである。しかし私達はそのようないつも同じ場所にあるものに安心するのではないのだろうか。安心できる帰る場所があるということが外に出ていくお守り代わりになっているのではないのだろうか