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転職活動を終えてからのエージェントへの登録はどのようにしておくべきか

 エージェントを介して転職活動をするメリットはジョブホッパー的に言えば大きくは一つ。一つは忙しい時間の中で企業を探したりするのが手間なので、絞って紹介してもらう時間的な制約。もう一つは事前に擦り合わせを行っていただくことにおける成約率のUP。
 後半の部分は正直エージェントで働いたことがあるので利用者側からするとあるのか分からないが、まぁ、あると思っていた方がエージェントの意義が確立され、業界の付加価値が上がるので良いのではないかと思う。
 それはさておき、両者とも転職活動時のメリットであり、内定が決まった後は転職会社を継続するメリットはあるのか。この辺りに関して書いていきたいと思う。

1.転職後サービスは個人的には意味なしと思おう

 まず「転職後のアフターフォローをしっかりサポートします」的なエージェントもあるが、これはあくまでも転職~入社までのサポートであり、入社後は転職会社というのは何にも面倒は見ないと思って良い。なので、転職して後悔してしまった人はエージェントに「なんとかしてよ、ドラ〇もん!」と言うのは無いものと思おう。
 また、私もあまり業界には詳しくないが、一度転職すると数年ぐらいは同じエージェントから紹介してもらってはいけないらしいので、ジョブホップはマジでお勧めしないのだが、そうなってしまった場合には別のエージェントにお願いするしかなくなる、ぐらいに思っておこう。

2.エージェント20社近く登録した経験から

 5年ほど前に自暴自棄?になったのか、とりあえずエージェントに登録しまくった時期があり、私のジョブホッパー時代の幕開けだったと思っている(アホ)。20社=20人ぐらいのエージェントと話して思ったこと。それは結果として全てのエージェントが訊いてくることややることは、似ているというか同じと言うことである。訊かれる質問は下記。

「今まで何をしていて、どのような理由で転職をしてきたか」
「今回の転職活動は何を一番求めているのか」
「その他、優先すべき希望事項はあるか」
「最終的にどのようになりたいか(キャリアの終着点)」

こんなん全てにスラスラ答えていたらそもそも転職活動してへんがな、と思いたくなるような質問ではあるが、逆説的に言うと、これらの質問に関する答えはエージェントに登録する前から既に考えておいてください、ということである。
 そしてこれらのことを総括すると、同じことを訊かれるのであれば、あまり多くのエージェントを登録する必要もない。

3.内定の後にエージェント登録を残しておく意味は

 結論から申し上げると「転職を完全に失敗したと判断した時にスタートダッシュが切れる」ぐらいではある。これはデメリットにもなり得るもので、ジョブホップ癖がついていると「登録されているからまた転職活動をしてしまおう」と転職に関するハードルが低くなってしまうことである。
 その他のメリットとしては求人が引き続き舞い込んでくるため、求人から市場の求められる人材などの情報を入手することができる。また、継続的に求人が届いたりする企業としてはその企業の内情を推定することができる為、客観的な企業情報収集の一環としては多少の役に立つ。

 包括的に考えると、自分に転職グセがあるな、と思ってしまう人は基本的には戒める意味も込めて転職会社への登録を一度消去するのも一手かもしれない。そうでなければ、特に放っておいても特に問題は無い。
 恐らく転職会社は活動中の人がログインしているか(活動しているか)なども見ている為、コンタクトしなければ舞い込んで来る情報は減ってくるので特に気にもならない。消去せずに休止ということも勿論できる。
 少しのことで転職が脳裏をかすめ、転職に逃げてしまいがちであるのなら、個人的には一旦ゼロにすることをお勧めするが、ブラック企業、或いはブラック職場に着任してしまう可能性もゼロではないので、大体1カ月ぐらい生活してからで良いのではないかと思う。

 ジョブホップの沼にはまった経験としては転職のハードルは基本的に高くあげた方が良い。転職はいつでもできるのだから。

良い、内定後の人生を。

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