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自身の転職経験から会社というものを分析し、会社の 在り方や仕事を通して世の中や社会の仕…

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自身の転職経験から会社というものを分析し、会社の 在り方や仕事を通して世の中や社会の仕組みを哲学していきたい。文章は思いついたままに更新しています。基本毎週水曜、たまに随時更新。長期休暇は休載。 ・三児の父 ・年齢は40代 ・資格は複数(難関はない) ・ドライブ、散歩が趣味

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こんにちは。自己紹介致します(2022.07.23更新)

 自己紹介をさせていただきます。Fumo(ふもー)と申します。若くはありません。(40代)6度の転職を経験しています。noteを通して、主に転職、会社とは何か、働き方、などを個人の視点から記述していきたいと思います。  私は社会に出てからは「会社」というもの自体に非常に興味を持っています。会社という存在。実態としては人の集合体である会社とは一体なんなのか。ほとんどの人がしんどい思いをしているのはなぜか。誰もが楽しく働ける理想の会社は存在するのか。良い会社、一生働ける会社とは

    • 転職を考えたり仕事に悩む本質として、人は自分を客観的に見れないからかな、というお話

       何度も転職をして思う。慣れた職場を自分の意思で離れ、新しい職場で孤軍奮闘していると「あれ?私何で転職したんだ?」と思ってしまう。勝手なもので私の中で8割以上の人が思ったことがあるのではないだろうか。  ただ、数カ月経ってある程度生活が軌道に乗ってくると、その感覚も徐々に薄れてくる。しかし時々仕事でミスをしたりするとまた「こんなはずじゃなかったのにな」と無駄に過去を思い返す。そしてそれを繰り返して現在の職場に馴染み、そしてまた振り出しに戻る。何とも寂寥感の漂う話だ。  それ

      • 40代になって転職をすると大体どんなことが起こるかを伝えるリアリティドキュメント

        私は転職をしました。毎日楽しいです。嘘です。苦悩してます。ただ、私の周りには40代で転職をしている稀有な人材が多くいて、何となく、その方々が同じ悩みに直面しているのではないかということを考え執筆に至ります。昔、私を知る人から「2人の違う人に同じことを言われたら、それは貴方の特性だ」ということがあり、「二人以上の同じ人が悩みを持ったらそれは真理だ」という暴論のもとに書きます(私を含め三人の40代が同じような悩みをもった為) 1.40代の転職は「気負いやすい」  40の半ばに

        • 自分を成長させたい転職について、ジョブホッパーが思うこと

          新卒が多く入社する時期がやってきた。私は自分の人生で「新卒」という働き方を堪能した経験はなく、同期という名の絆は知らない。数多くの転職先で「あいつとは同期で~」的なお話を受けると「真っ当ですねぃ」と心の中で思っている。 新卒の記事が溢れる中で、現在の若者の多くは終身雇用を前提とはしておらず、つまり人生で何回かは転職するのだろうというキャリアを念頭に置いていることが分かる。  ただ、正直どこからのデータかは分からないので、これも真実かは不明だ。アンケートにはそう書いてあるかも

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        こんにちは。自己紹介致します(2022.07.23更新)

        • 転職を考えたり仕事に悩む本質として、人は自分を客観的に見れないからかな、というお話

        • 40代になって転職をすると大体どんなことが起こるかを伝えるリアリティドキュメント

        • 自分を成長させたい転職について、ジョブホッパーが思うこと

          転職して半年以内に感じる「失敗した」という感情は恐らく理論的には幻想であるということ

           ジョブホップを何度かして、今また転職をして、悩んで、藻掻いて。そして、また気づいたことをここに記しておこうと思う。本当は恐らく今までも脳裏には浮かんでいたことなのだろうが、自分の中で言語化できていなかっただけなのかもしれない。  まず、色々な本にも書いてあるが、離職の理由は「人間関係」であることがほとんどである。これはあくまでも「突き詰めていくと」ということで、これを否定したくなる人がいることは理解できる。  私も今までの転職の全ての離職理由が主に「人間関係である」という

          転職して半年以内に感じる「失敗した」という感情は恐らく理論的には幻想であるということ

          職業歴を振り返り、辞める要因となったものを大別してみた

           過去にも記述したかが定かではないが(かなり徒然なるままに書いているため)ふと、人生を振り返っている時に(言うて振り返っている時間は長く、振り返りすぎてマジで壁、というか柱にぶつかったこともある)思ったこと。 「シンプルに今まで自分ってどんな理由で辞めているのだろう?」 意外に考えているようで考えていない、肚に落ちていないことであり、個人的に面白そうなので、下にまとめてみることにする。なお、あくまでもシンプルに考えるが、シンプル過ぎてもディテールを失うのでそれなりに纏める。

          職業歴を振り返り、辞める要因となったものを大別してみた

          何度も転職を繰り返してしまう人はそもそも転職とは何かを学ぶことをお勧めする(わたし)

           転職が席巻している。私は意外にも本を読むタイプで最近は転職を経験したからか、そして心底転職というものに飽きているというか、この世の中の変わらない仕組みに嫌気が指しているのか、転職関連の本を主に読んでいる。(もっと早く読んどけよと言う話ではある)  そんな中で「これは真理だな」、と思うことが一つあったので、この場をお借りして少し執筆しようと思う。  昨今は恐らく転職をする人が多く、且つその中でも比較的短期間で離職を繰り返してしまう人が一定数いるのではないかと推測する。採用側

          何度も転職を繰り返してしまう人はそもそも転職とは何かを学ぶことをお勧めする(わたし)

          日本の大きな会社を複数とびまわって感じる、転職市場がなぜ活況になるのかの解

           四捨五入すると十社という経験社数をもつ私ですが、色々と飛び回った挙句、ある程度経験に基づく真実には辿り着きそうな気がしている。  そのうち、中小企業も半数だが、大手も半数経験しているので、漠然とした総評ではあるが、大手の経験に基づく所感のようなものをまとめて行こうと思うので「転職って世間で騒がれているほど美味しいのか」「他社っていったことないけどどんな感じなんだろう?」と思う方はご参考まで。  まず、以前にもどこかで書いたが会社というものは凡そ、日系か外資か、大手か中小か

          日本の大きな会社を複数とびまわって感じる、転職市場がなぜ活況になるのかの解

          転職したら大概「転職しない方が良かった」と思うものだからあまり正義のように考えないでおこう

           最近、何かしらの記事を読み、大転職時代に突入しているとのこと。何かと言うと早期退職で、聞こえはいいもののリストラをして企業の新陳代謝を活性化し、より優秀な人材を雇っていこうというもはや誰でも書けそうなワンフレーズが常に書かれている。  私はジョブホップしているが転職と言うのは正直何回やっても始めは慣れないものなのである。企業勤めが長くなるとどうしてもここを忘れてしまう自分がいるし、多くの方はそれなりに忘れてしまっているかもしれない。なので、最近の風潮である「転職しよう、そ

          転職したら大概「転職しない方が良かった」と思うものだからあまり正義のように考えないでおこう

          ジョブホッパーとはやはり茨の道であると再認識する

           私はジョブホッパーで何度も転職を経験する。「いきなり何ですか」と思ったそこの貴方に聞いていただきたく。  40歳を超えると、私的な人生の節目なのか、或いは多くの人にとって人生の節目なのか、なぜか懐かしい友人と会う機会が増えてきた。先日も学校を卒業して「何年振りよ?」という10年じゃきかないぐらいの方(というか同級やけど)に再会して思い直したことが一つ。 「転職してる人って、あんまりおらんな」  今まで私は転職を何度もしてきて、且つ周りにもそのような人が多く存在したが、こ

          ジョブホッパーとはやはり茨の道であると再認識する

          「転職したい、というより他社で通用するか知りたかった」という秀逸なキャッチフレーズに対して物申す

           転職の広告に題名通りのキャッチコピーが飛び込んできた。まず思ったのは「上手だな」と。多くの人が確かに、「あれ、このままで大丈夫か?私は社会人として特殊(特異)な環境にいて、今の知識はここでしか通用しないんじゃ無いだろうか」と思っているに違いない。その潜在的な不安を見事に言語化し、かつ適切に「そうそう。ちょっとポチっと押しちまうか!」と誘引している素晴らしい広報だと感じた(ベタ褒め)  ただ、私の中で答えは出ている。  答えは「他社による」。  そもそも万能的に活躍できる

          「転職したい、というより他社で通用するか知りたかった」という秀逸なキャッチフレーズに対して物申す

          ジョブホッパーが語る、転職し過ぎて本当に良くなかったと思うこと

           すみません。ちょっと忙し過ぎて更新が滞りました。はい、言い訳です。この言い訳ついでにかつ記憶が新しいうちに私が思う転職し過ぎて良くないと思うジョブホッパーぼやきを書いていこうと思う。 1.「慣れ」が邪魔をする  仕事というものは基本的に「慣れ」がかなり重要である。慣れるまでは、その人が凄い技術を持っているかというのは、正直日本の企業においてはそこまで関係ないと言ってしまってもいい。  結局集団が尊ぶのは和であり、個性や突き抜けた能力ではない。もちろん、突き抜けた能力のある

          ジョブホッパーが語る、転職し過ぎて本当に良くなかったと思うこと

          大企業に勤めてしまったら果たして転職する意義はかなり薄くなるのではないだろうか。

          前の記事で選択肢が多くなることが大企業に勤めるメリットの一つでもあるが、実態的にはそこまでメリットでもない、ということをお話しした。そこから大企業に勤めた40代としてもう一つの疑問が湧いてきた。それは「大企業に勤めだした人間は果たして転職するメリットというものはあるのだろうか」ということ。  まず、一つの論点として「人間関係をリセットするメリット」というものがあるが、これは大企業であろうとなかろうと関係は無い。人間関係は転職理由の主たる要因(No.1と言っていい)であるが、

          大企業に勤めてしまったら果たして転職する意義はかなり薄くなるのではないだろうか。

          そもそもキャリアプランがないということ自体が珍しくない時代がつい最近まであった

           ずっと転職ブームが続いてるかのような昨今ですが、そもそもキャリアなんて考えない、ということ自体も珍しく無い時代があった。  私が何社目かの会社に入った頃、上司は転職者で、面談を受けたのが恐らく新卒で入ったプロパーの一般職の正社員ということがあった(そりゃあるわな)。  その面談を聞いた訳では無いが、終わった後に部屋から出てきて「これからのキャリアとか訊かれちゃったんだけど(笑)」という一般職の方のコメントが聞こえてきた。  「いや、普通だろ」とその時思ったが、実際そんなこ

          そもそもキャリアプランがないということ自体が珍しくない時代がつい最近まであった

          求められる場所に行くキャリアを追究するとジョブホッパーになる件

           私には尊敬する先輩がおり、その方も最近はジョブホップしている。ジョブホップという表現が適切であるとは思わない。なぜなら一般的に考えてハイキャリアの部類に入る方であると理解しているので。  自分自身はいつまで立ってもペーペーに毛が生えたものだと自覚しており、日々精進せなあかんな、と思っているがその先輩からすると「おまえも求められたところに行くんだよ、これからも。人生まだまだ長いんだから」的な言葉をいただいた。(と前にも書いた気がする)  これはある種、一つの生き方でもある

          求められる場所に行くキャリアを追究するとジョブホッパーになる件

          ある程度年齢を重ねて来て転職をして来た中で、もう一度「なぜ転職するのか」の本質を探ってみる。

           私は自分を凡人の中の凡人だと思っている。なので、何かしら動いて結果を残していないと、恐らくすぐに凡人以下になり、綱渡りの綱から落下してしまうように思う。  このような恐怖ではないが、不安と戦っている感覚は若い時にはあまり無かったのかもしれないが、年齢を追うごとに増してくる。  ただ、それらを解消するかのように転職をしているか、というとそうでもない。転職は決して自分の焦りを解消させる手段にはならない。  例えば、今の会社でうまくいっていないことが、転職で劇的に改善することは

          ある程度年齢を重ねて来て転職をして来た中で、もう一度「なぜ転職するのか」の本質を探ってみる。