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優良企業であるかどうかは数値や客観性が決めるものではない。

 私は「これで終わりにしたいジョブホッパー」ではあるが過去は変えられないので「ジョブホッパーですよね」と質問されれば、「はい、間違いありません」と法廷に立つ被告人のように応える。
 と、そんな私も(どんな俺だ)やはり、過去にお世話になった会社は気になり、時々現在の様子などを含めて「過去サーチ」的なことをしたりする。これは私だけではないはず。転職者あるあるだと思いたい。今回はそれで違和感を感じたお話。

 転職者のメリットに「企業を比較できる」というものがある。結局企業というのはなんやかんやで働いてみないとわからないものではある。転職回数が多ければ多いほど、多くの企業を分析することができる。
 私はシンプルに「他者にこの会社をお勧めできるか」ということを指標にしており、できる会社を自分の中で「良い会社」=「優良企業」としている。

 企業によっては働くタイミングや風土もあるのでマッチングという概念が大切にはなってくるが、ここで申し上げたいのは世間一般で言う「優良企業」は決して万人にとっての優良企業ではない、ということだ。
 過去に勤めた会社を調べると検索結果に「優良企業である」という文言が舞い込んできた。平均賃金や平均残業時間を調べての判断であった(あと有休消化率など)。
 一緒に働いた方々に「御社はブラックでした、残〇っ!」と波〇陽区氏のように切り捨てることは失礼すぎるので決してしないし、むろんブラックでは無かったが、仕事の窮屈さ、いわゆる企業風土や経営陣の考え方など、年齢と共に大事になってくるもの報酬などの条件以外にもたくさんある。
 決して優良企業と言えないような空気感があり、何をもって「優良企業」とするかは一概には言えないと、改めて思う。

 就職でも転職でも、もちろん条件面にすべてのウェイトをおいて、そういったランキングをアテにして企業探しをするのも一つの効率的な方法であると言えるし、できるのであればそれでいいのかもしれない。
 ただ、全面的に「優良」であるという保証は一切無く、またこのような曖昧な条件を鵜呑みにすることなく、慎重に転職を判断して欲しいとだけ、記したい。

 ブラックであると公言されている会社よりは評判が良い方がいいし、情報があるだけ良いという考え方もできる。しかし、大事なのはそこで貴方が幸せになれるかということと、優良認定されていようがそこを何かボタンが掛け違っていて離れる人が少なからずいるということ(離職率0でないなら)。
そこを考えてあなたにとって「良い」企業と巡り合ってくれたら、と思う。

良い、良きご縁を。

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