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エアコンの問題とその他の小さなこと_太陽に合わせて暮らす(6/8)

06:エアコンの問題とその他

マガジン「暮らしの実験」

自ら実験台になり、日々の生活と環境をクリエイティブな視点で工夫し、改善し、その顛末を記録します。時にミニマリスト、時にマキシマリスト、そして往々にしてエキセントリックで、稀にエクストリームな暮らしの小さな実験の数々。常識を疑い、生活の基本を体験的に理解することで、現代社会を機知と共にサヴァイブし静かな野生を呼び覚まします。あるいはマンネリ化する日常からの逸脱、漂流。ウェルビーイングの先の地平へ。時々有料記事。ぜひ御贔屓に。

 部屋は海まで300メートルほどの河口に面していて、古い分譲マンションとして計画された間取りは通風もしっかり考えられていて、おそらく風通しは良い方だと思う。それで、真夏の日中にどれくらい室温が上がるかはまだ未体験であるが、今のところエアコンの必要性は感じていない(もちろん、これから先数か月の様子を見なければならないが)<*注>
 ただ、日中は仕事で不在なので、進入される恐れのない小さな窓を南と北で開放して出かけてしまえば、家に帰ってからの夕方の数時間と起きてからの朝数時間くらいはエアコンなしで凌げるのではないか、という期待はある。

<*注>執筆時点ではまだ風薫る5月…いまは7月の終わり。まだエアコンは付けていない(作動するかどうかも試していない)けど、巷の熱中症予防の情報の通り、決して真似をせず、暑いと思ったら素直にエアコンを付けられることをお勧めします。これはあくまでも個人的な実験の記録であり、お勧めする意図はありません

 これまで暮らしていた家は高台に建つ6階建ての4階の部屋なので、バルコニーに面した窓を開けたまま外出することは日常だった。ここは2階で、すぐ下に道路があるので、空き巣に入られる可能性は頭のどこかにある。そう考えると、建築家として、侵入される恐れのない小さな開口部を使っての常時通風が確保できる設計をしておくことは大事なのだとあらためて感じる。

 その他の電気をなるべく使わない工夫としては、先に書いたように空気の流れは小窓で確保できるため、外出時も、風呂とトイレに繋がれた換気扇は必要な時にしかスイッチを入れない。冷蔵庫はあるけど小型のものでなるべく食べ物を保存しない(買ってきたものを調理して消費する)ようにしている。冷蔵庫には牛乳とヨーグルト以外は何も入っていない、というケースがよくある。反対に、生ごみに封をしてゴミの日になるまで冷蔵庫に仕舞っておくというある意味贅沢な使い方をしているのだけど。


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