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映画も本も結構なんでも好きなんだって話※ネタバレあるで




自粛が少し緩くなり、映画館が動き始めましたね。
ということで久しぶりに映画館に行ってきました。
3月にハーレクインを観に行こうとして、おコロナがきたことで流れてしまって以来でした。

今回見たのは、
「スウィングキッズ」

あらすじは省いちゃおう。
とりあえず、涙が止まらなかった。
最後約20分。
衝撃で息を呑み、そこから天井のライトが灯るその時まで涙が溢れ、人が居なかったら咽び泣けるぐらいに泣いてしまった。ちなみ、今も思い出してうるうるしてる。

戦争の最中は、好きを好きとも言えない。
同じ国の人でも、考えが違うから一緒にはなれない。
同じものを好きでも、鉄鋼線で区切られているから語り合えない。
兄が英雄だから、同じ英雄になれと言われる。
そして、そのせいで同じタップダンスを踊れる仲間と同じ場所に立てない。

あれも出来ない、これも出来ない。
そんな中で、見つけた好きなもの。やりたいもの。
隠れて向き合うその姿。
悔しくて辛くて、でも褒められると顔を崩して喜ぶその姿。
兄が英雄であるが故に、様々なことを言われ強いられ。
今までは、自分もそういう道を歩む。そう思っていただろうギスが、流れに身を投じたその体が、変わっていくその姿。

最後、どうしようもなく泣けた。
振り向きジャクソンに微笑むその顔。
それでも、流れに身をとうじたその体を変えるのは、あの時代では難しすぎた。
ステージの裏へと走っていくその顔も、微笑んだその顔も全てが全てただ泣いて見つめるしか出来なくて。
切なかった。

好きなものを好きと言える。
思想の自由があり、親と同じ道を歩まなくてもいい。
様々な国の人がいて、様々な色の人がいる。
その世界で過ごせることがどれだけ幸せで
どれだけすごいことで
そしてどれだけ、苦しい世界で生きていた人がいたから成り立っていることなのか
胸が苦しくなった。


いまだにどう言葉にしたらいいのかわからなくて
色々書いたけどまとまりもないし
取り止めもないし
どうなのって感じだけど
突然いまだにフラッシュバックする映画の一瞬一瞬
胸がずっと痛くて仕方なくて今も思い出して泣いてしまって仕方がない


その時代を生きた人がいた
あの時代に、思想でも肌の色でもなく、ただ芸術で仲間になった人がいた
人間は、そうやって誰とでも好きで繋がれるのに、
どうして戦争の減ったこの時代に人を傷つけるのか

やっぱりなんか嫌ね
最近の世の中

好きで嫌いな今という時代で
好きを生きることがどれだけ大きなことなのか再認しました。

今日は一日泣いちゃうってばよ。


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