MRIの結果

入院中はテレビも全然見ていなかったので
世の中の年末ムードにも気持ちがついて行かず
気がついたら年が明けていました…

双子の退院日は未定。
おかきのMRIが終わって
体重が退院基準に達するまでです。
おそらく一週間くらいで退院に
なるだろうと言われていたので、
わたしはひたすら家で搾乳をして
夫とふたりでそれを毎日のように病院に届けつつ
双子の様子を見に行っていました。

そして、わたしが一人で面会に行った際に
ふたりのMRIの結果を告げられました。

おかきは異常なし。
おもちは脳室拡大と、脳梁欠損だと言われました。

聞いたことのない言葉に
頭の中は????だらけでした。

「右脳と左脳を繋いでいる脳梁という神経の束が
おもちくんは先天的に欠損しています。
これが今後どのような形で症状として現れるかは
おもちくんが成長していって、
発達の状態を見て行かないとわかりません。

うちでも定期的におもちくんの状態を診させてもらって
しっかりサポートしていきますね。

脳梁がなくても普通に育つ子はいますし、
大人になってたまたまMRIを撮ったら
脳梁がないことに気づいたなんて人もいるんです。
かと思えば障害がある人もいます。

本当にわからないんです。」

右脳と左脳をつなぐ神経…
なんだかとっても大切そうなものだけど
おもちにはそれがないのか…
そんでなくても平気な人もいるんだ…?

なんだかよくわからないけど、
いままでおもちの脳がどうなってるのかわからなくて
不安で怖くて心配だった部分が
MRIを撮ることではっきりして
少しホッとした気持ちでした。

本音を言うと
「脳室も小さくなってましたよ。
おもちくん異常なかったですよ。」って
言われたかったです。

でも、
わたしが先生の話を聞いている間も
コットの中ですやすや眠っているおもちは
わたしたち夫婦の元におかきといっしょに
ふたりそろって来てくれた宝物であることには
変わらないなーと思いました。

MRIの結果について教えてもらったあと、
先生から嬉しいお知らせが。

「おもちくんとっても元気です。
双子なのに2,700gで生まれてきて、
おっぱいもよく飲めてましたよね。

それにおかきくんも体重とても増えました。
ふたりとも明後日には退院できますよ。
もうおうちに連れて帰って
いっしょに暮らせる準備できてますか?」

ということで、ふたりの退院が決まりました。

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