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冷蔵庫か、常温か。保存はどうする?麹屋嫁的考察。

日々、お店に立ってお客様と接していると、いろいろな質問をいただくことがあります。

そんな、お店でいただく質問の中で多いのが

『保存はどうしたらいい?』

ということ。

例えば味噌なら、
どんな容器に入れて、どんな状態で保存するのが良いのか。

それから、どのくらい日持ちするのか。


こんな感じで、沢山質問をいただくので、私の思う最適解を記しておこうと思いますー。

今回は、賞味期限と保存編!

味噌の賞味期限とは?

皆さん、お味噌の賞味期限って、誰がどのようにして、どのくらいでつけているか知ってますか?


実は、『味噌=賞味期限○ヶ月!』というように、厳密に決められてはいないんですよね。


賞味期限を決めるのは、製造業者。
期間も、業者に任されています。

お店で販売されているお味噌って、賞味期限長めじゃないですか?


ちなみに、うちで作る味噌は袋詰めした日から約半年。
醤油こうじや、塩麹については、袋詰めしてから3ヶ月。暑い時期は2ヶ月半と定めています。


お客様のお宅で何かあってもいけないので、ほぼほぼ安全であろう期限より少し短めに。


だけど味噌とか、塩こうじって塩分があるからまぁまぁ保存が効く調味料なんですよね。

実際、うちでは7年味噌とか出してますし、他のお味噌屋さんでは20年もの(!)30年もの(!!)として、販売されているお店もいらっしゃるところもあります。

まぁ、そんなところを見ても味噌って賞味期限があってないようなものだなぁと思うんですよね。

確かに、出来立ての味噌より、ちょっとクセが出たりするのですが、そのクセがまた、ちょい足し調味料としていい味を出してくれるんですよね〜。


醤油こうじ、塩こうじの方は、ご自宅に持ち帰ったら冷蔵保存で賞味期限は3ヶ月。

とは言え、冷蔵保存で頻繁に使っていただければ、半年や1年持つこともザラなので、ご自宅で仕込んで使う場合には、おおらかに使っていただけたらなと思います。


意外と、『期限』を機にする方が沢山いらっしゃるのですが、そもそも、発酵食品なので、食べてみて酸っぱいか苦くなるまでは、食べられます(笑)

口に入れて、『酸っぱい!』とか、『苦っ!!』とか、そんなふうに感じたら、その時が期限です。

販売側としては、何かあったら困るので期限を短めに設定しているし、消費者側でも期限に捉われて期限内に食べようとするし…


どちらの事情もわかる身としては、基本を抑えて保存、管理していれば、あとは自己責任で美味しく食べる!

これに尽きると思っています。


その抑えておくべき基本ですが、

寒い時は常温保存でも大丈夫。
ただし、現代の新しくて、高機密高断熱のお宅でしたら、寒い時期でも、冷蔵保存、もしくは冷凍保存が基本。
言わずもがな、真夏の暑い日は冷蔵庫。

その他、麹の調味料は基本冷蔵庫で保存。使う際に冷蔵庫から出してください。

もちろん使うときにはきれいなスプーンを使って、雑菌が繁殖しないように気をつけて。使い終わったら、すぐに冷蔵庫へ。


大体、こんなところを気をつけていれば、大丈夫なはず!!



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今日は、麹屋の嫁が考える、お味噌や醤油こうじ、塩こうじの保存方法と賞味期限についてお話ししました。


いろいろな意見があると思いますが、ここで書いたのはあくまで私個人の考えです。笑


もし何か質問や、意見がありましたら、メッセージやコメントいただけたら嬉しいですー。


では、またー!!

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