Chapter8:お金と労働
生きることは、お金を稼ぐことではない
ぼくたちの『生きる目的』は、決してお金を稼ぐことではありません。
人間が『存在する目的』は、全身全霊で自分自身を楽しむ体験をすることでしたね。
だけど多くの人が、『生きること』を「お金を稼ぐこと」に使ってしまっています。
それはいったいなぜなのでしょうか??
ぼくたちが『生きること』の大半を「お金を稼ぐこと」に使ってしまう原因は、
【収入を得にくい構造の中】で働いているからになります。
『収入と労働』の関係はとても単純なものであり、【収入は構造によって決まっています】
あなたがどれだけ頑張ったとか、あなたがどれだけ役に立ったとか、あなたがどれだけ良いサービスを提供したかとは「無関係に」
あなたの収入は、あなたの働く『構造』によって決まっています。
例えばあなたが肉体労働をしていたり、時間を切り売りする働き方をして
『労働力』と『お金』を交換する
もし「そんな仕組みの中で」お金を生み出しているのであれば、
あなたの人生は【仕事の奴隷】となってしまい、あなたの生き方はお金によって支配されてしまうはずです。
* もちろん、仕事が大好きだ!という方は別にいいんですが、そうではないという方にとってはとても大切なことになりますよね。
仕事の奴隷となる生き方
現在を生きる多くの人にとって「仕事とお金の問題」が、もっとも大きな『人生の問題』になってしまうはずです。
そして、『お金』によって生み出された " さまざまな現実的な問題 " が、
あなたの考え方や価値観、生き方に、大きな影響力を与えてしまい、
あなたは自然と『お金のブロック』を生んでしまっているはずです。
そして、そのブロックを【原因】にして、あなたの思考のブロック、価値観のブロック、心のブロック、生き方のブロックが、生み出されています。
これらのブロックは『仕事を中心に置いた人生』を生きることにあなた自身をどんどんと慣れさせていき、
いつの間にか【仕事の奴隷】として生きることに抵抗する「気力」を奪ってしまいます。
だから、多くの人は夢を見ることをやめ、希望のない人生を描き、『大きな望み』を生み出さないようにしていきます。
収入と労働の「関係性」
収入と労働の関係性は、とてもシンプルなルールでできあがっています。
それが、『構造』になります。
あなたの人生に最も大きな影響力を与えている『収入』は、実はあなたが働く構造によって決まってしまいます。
なぜあなたは、長時間労働を余儀なくされたり、人生の時間の大半を労働に捧げるのでしょうか??
なぜあなたは、月に数百万円というお金を手に取ることができないのでしょうか??
あなたには本当に能力や才能がなく、生活していくのがやっとという金額の価値しか生み出せないのでしょうか??
「答え」は【No 】ですよね。
毎日、毎日、朝から夜まで働き、休みも十分にとらずに命の時間を奉仕しているわけです。
その『命を捧げる時間』とは、本当にそんなに安い価値なのでしょうか??
この世界でもっとも価値のあるものは、『命そのもの』です。
命がなければ「あなたを体験すること」はできませんよね。
そんな『最も価値のあるもの』を捧げているのに、食べていくだけの収入しか生み出せないなんて、なぜそこまで自分の価値を下げてしまう結果になっているのでしょうか??
すべては、あなたが働いている「その構造」に原因があるからです。
どれだけあなたが働いても、あなたの月給はほとんど変わらないはずです。
また、どれだけあなたが内容の良い仕事をしたとしても、あなたの一時間の時給は「桁を変えてまで」増えることは絶対にないはずです。
また、どれほどあなたが精神的に辛くても、肉体的にしんどくても、あなたの年収が2倍になることすら絶対に『起こらないこと』になっているはずです。
なぜなら『あなたの収入』は、あなたの働く【構造】によって決まっているからです。
ただ、それだけの【原因】でしかありません。
なぜ、ぼくたち日本人の多くが同じような給料をもらい、同じような生活水準で人生を生きているのでしょうか??
『お金のブロック』を持っていると、こんな不思議なことに対してもほとんどの人が疑問を持つことをしません。
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