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"to culture, for future." (カルチャーを楽しむこと。それは、未来へのエール。) 映画、ドラマ・アニメ、音楽、本、デザイン・アート、グルメ、etc...。 日々の暮らしがちょっぴり豊かになる話題を提供していきます。

最近の記事

【映画レビュー】『オトナ帝国』も良いけれど、GWに家族で観たい『映画クレヨンしんちゃん“ファミリー三部作”』

どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は5月5日のこどもの日。ということで、親子で観たい「映画クレヨンしんちゃん」を紹介します。 ■連載アニメに“作家性”を取り入れた原恵一監督の映画史的・金字塔“クレしん映画”と言えば、2001年に公開された『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』でしょう。 「泣ける映画」「大人も楽しめる映画」という代名詞を確立させた作品であり、連載アニメ映画に「作家性」を取り入れた、まさに金字塔と言える名作です。 オープニングの「劇中劇」、

    • 【小説レビュー】『成瀬は天下を取りにいく』のノスタルジーを誘う、ローカルネタとギャグセンス

      どうも、こんにちは。kei_tenです。 本日は宮島未奈さんの小説『成瀬は天下を取りにいく』を紹介します。 各所ですでに話題になっている本ですが、ぼくなりの視点もお伝えできればと思います。 ※Podcastで音声配信もしています。 あらすじ: 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。 ■本屋大賞2024年受賞!『成瀬は天下を取りにいく』は4月10

      • 【世代論】氷河期世代の最後の最後、80〜82年生まれがもたらす”半径5メートル”の社会運動

        どうも、こんにちは。kei_tenです。 今回は、氷河期世代の「希望が持てる話」をしたいと思います。 ※ポッドキャストで音声配信もしています! ■虐げられ慣れてるのが切ない氷河期世代の人たち氷河期世代とは「失われた10年」に社会に出た人たち(大学生だと1995年〜2005年卒)のことを指し、就職だけでなく社会に出た後も恵まれない環境下にあり、「ロスジェネ世代」とも呼ばれています。 佐々木俊尚さんのVoicyで、4/26に配信された回で氷河期世代に言及しいたものがあり、

        • 【アートレビュー】アーティゾン美術館の魅力と、「ブランクーシ展」に見る美術鑑賞の楽しみ方

          どうも、こんにちは。 kei_tenです。 今回は『アーティゾン美術館』を紹介します。 先日、ここでやっている「ブランクーシ 本質を象る」という展覧会を観てきたのですが、「展示が面白い美術館」として安定感があるなぁと感激した次第です。 今回は、アーティゾン美術館の魅力・美術鑑賞の楽しみ方、この2点についてお伝えしようと思います。 ※Spotifyのポッドキャストでも配信しています。 アーティゾン美術館の魅力アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)とは?:

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          【ドラマレビュー】『忍びの家 House of Ninjas』に見る、今後のドラマ・トレンドの可能性

          どうも、こんにちは。 kei_tenです。 今日は、Netflixオリジナルドラマの『忍びの家 House of Ninjas』を取り上げます。 こちらは世界16ヵ国で1位を獲得という実績だけでなく、制作背景からも「日本ドラマのイメージを変えた作品」と言える、注目すべき作品です。 ※Spotifyのポッドキャストでも音声配信もしています。ぜひ合わせてお楽しみ下さい。 ■ハイライトあらすじ: 優秀な忍びとしての生活を捨ててから数年。家族の団結を失ってしまった一家は、平

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          【アニメレビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!』×『葬送のフリーレン』超新星アニメ監督・斎藤圭一郎が描く“ハイ・コンテクスト”な世界

          こんにちは。kei_tenです。 今回はアニメ監督の斎藤圭一郎さんについて語りたいと思います。 ぼくはアニメも映画も「監督で観る」派です。どんな役者も原作も、監督次第で如何様にもその質が変わるからです。 サッカーは監督によってチームが変わり、クラシック音楽も指揮者の解釈で演奏が大きく変わる。それと同じように認識しています。 ※SpotifyのPodcastで音声配信しています。 ■斎藤圭一郎監督の代表作『ぼっち・ざ・ろっく!』あらすじ(公式より) 「ぼっちちゃん」こと

          【アニメレビュー】『ぼっち・ざ・ろっく!』×『葬送のフリーレン』超新星アニメ監督・斎藤圭一郎が描く“ハイ・コンテクスト”な世界

          【映画レビュー】『オッペンハイマー』は、ノーラン映画の三大要素を堪能できる集大成。

          こんばんは。kei_tenです。 日本での公開延期やアカデミー賞最多7部門受賞など、話題の映画『オッペンハイマー』を観てきたのでレビューします。 ■概要・クリストファー・ノーラン監督の12作目長編作品。 ・「原爆の父」とされる天才物理学者オッペンハイマーの栄光と没落を描いた伝記映画。 ・原作はピュリッツァー賞受賞作『オッペンハイマー』(ハヤカワ文庫刊) ・アカデミー賞最多7部門受賞 ・日本では公開が3ヶ月ほど延期され、話題性に富んだ作品。 ■おすすめ度:☆☆☆☆★結論か

          【映画レビュー】『オッペンハイマー』は、ノーラン映画の三大要素を堪能できる集大成。