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2010年代を彩るフェイバレットアルバム

今回は、2010年代を彩るフェイバレットアルバムをご紹介させていただきます。自分自身2010年代から本格的に音楽を聴き始めたので、思い入れのある作品で溢れる10年でした。

2010年代のシーン

2010年代のシーンにおいてはR&Bやヒップホップ、ポップスの勢いが凄まじく、チャートを席巻するように。Kendrick Lamar,やFrank Ocean、Drake、Migosらは特に鮮烈でした。女性アーティストの活躍も目覚ましく、Taylor Swift、Lady Gaga、Carly Rae Jepsen、Ariana Grandeなど、日本でもトップクラスの人気を誇るポップスター達が続々と“洋楽”の最前線に。

また2010年代前半にはAvicii、Skrillex、Zedd、David Guettaたちを筆頭に空前の盛り上がりをみせたEDM。日本でもアーティストが楽曲に取り入れたりするケースも多くみられました。また、ULTRA MUSIC FESTIVALも2014年に日本上陸を果たしました。

対象的にロックは若干下火となり「ロックが低迷した時代」と呼ばれる10年に。しかしThe 1975やVampire Weekend、Tame Impala達の台頭など、大型フェスのトリを張るアーティストも出てきました。
ロックというフォーマットでありながらも様々なエッセンスを盛り込んだ、ユニークなサウンドを奏でるアーティストが多く登場したと感じます。2020年代はロックシーンの勢いもきっと復活するでしょう…!

フェイバレットアルバム

Frank Ocean / Blond

シンガーソングライターFrank Oceanによる傑作of傑作アルバム。
性的なマイノリティであることからの葛藤や憂い、そして自身の人生。美しき歌声とメロディで奏でる17のストーリーに浸る美しいアンビエントR&Bです。推し曲は別れた相手に想いを馳せた失恋ソング「Self Control」。

Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly

現ヒップホップシーンのキングKendrick Lamarの傑作2nd。
2010年代どころか、ヒップホップの最高傑作の1つに数えられる名盤。私自身も当時苦手だったヒップホップにハマるきっかけとなった作品。心に突き刺さるメッセージ性+ジョージ・クリントン、ロバート・グラスパー、フライング・ロータス、サンダー・キャットを迎えジャズやファンク、ソウルなどを融合させたサウンドが織りなす壮大な世界観を味わうことができます。

Kanye West / My Beautiful Dark Twisted Fantasy

ラッパーKanye West(Ye)が生み出したヒップホップの金字塔。
ストリングスやピアノ、コーラスを用いた壮大なサウンドを構築しています。King Crimsonの21st Century Schizoid Man」がサンプリングされた「Power」、Pusha Tを起用した「Runaway」、Rihanna、Kid Cudiを迎えた「All of the Lights」など豪華ゲストも参加した名曲揃い。タイトルのように、美しくもダークで緊張感のある世界観が味わえます。

The 1975 / The 1975

マンチェスターのポップ・ロックバンドThe 1975のデビューアルバム。
80'sの雰囲気やエレクトロ、サックスなどの要素を織り交ぜた上質なポップスが染み渡る傑作です。アルバムアートのように、モノクロームな世界観が特徴で、真夜中の高速で聴きたくなるサウンドです。ドラッグを隠語とした「Chocolate」を筆頭に、恋愛やドラッグ、アルコールなど苦悩を抱く若者たちに響く作品とっております。

Skrillex / Scary Monsters and Nice Sprites

ポスト・ハードコアバンドFrom First To LastのVo.ソニー・ムーアのソロプロジェクトSkrillexの2nd EP。
攻撃的でエッジの効いた唯一無二のダブステップを構築。ハードコア畑出身のこともあり、ロックファンにも刺さる傑作です。
余談ですが、収録曲「Scary Monsters And Nice Sprites」は蚊の交尾頻度を下げるそうです笑

Arctic Monkeys / AM

2000年代のUKロックの頂点に君臨するArctic Monkeysの5thアルバム。
築き上げたロックサウンドに、ストーナーやブルース、サイケを織り交ぜた、深みのある世界観に仕上がっております。
バンド名をタイトルに持ってくるように、彼らの自信が垣間見える2010年代最高のロックンロールです。

The xx / I See You

インディ・ロックバンドThe XXの3rdアルバム。
これまでのミニマルなリズムにポップな要素が加わり、モノクロームからカラフルな世界観に変化したイメージです。Frank Oceanの「Blond」の影響もあるよう。近年ではJamie XXに続き、ロミーとオリバーもソロとして活動。3人の個々での活動を経たあとのThe XXがどんな変化を遂げるか…今から楽しみです。

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