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ブランドについて | tissu-pierre

こんにちは、maniのデザイナー(K/A)です。
今回は、テキスタイルアクセサリーブランドの話をしたいと思います。



■ 「 tissu-pierre」とは

アクセサリーブランド『tissu-pierre』
その名の通り、1つ1つ特殊に加工を施した布や
異素材を組み合わせたテキスタイルジュエリー。

フランス語で布の宝石(造語)の意味を持つブランドです。

初期『tissu-pierre』


生地を使った石のような布を作りたい!
染色を学んでいるのだから、それを生かしたい!

そのことから始まりました。初期の『tissu-pierre』は思いっきり石を
意識しているので、形もさまざまにしたい!という意図もありました。
今思えば、布と石は性質も素材感も真逆すぎて、茨の道だったということは
お察しいただけるかと思います。


石に擬態する


一つ一つ石っぽいテクスチャーを描いて加工しているので、ぱっと見「貝殻?」「いし?」「花びら?」などお客様からするとなんなんだこれ?という素材の物で、説明をすることも多く、疑問を解消するところからなので、接客がかなり長くなってしまうという点がありました。私たちはお話しできていいにしても、イベントは時間に限りがあるので、お客様の時間を疑問解消でいたずらに奪ってしまうのも違うなと思ったので、説明のPOPや写真などとにかくたくさん作りました。


金属の枠を使ったブローチ


染色職人である、石田とさまざまな染め方、技法を試作し、試作し試作して布の素材感を残し、染色できるかつ、皮のような質感にまで加工をすることができるようになりました。あと、キラキラさせたかったので、石のような細かいキラキラと、布の特性である、「軽い」「濡れても乾く」「ハサミで切れる」など素材感を失うことなく制作したいという思いがありました。


縫って立体感を出したリング


しかし、アクセサリーにすることにより、強度とつけ心地、など使用感に対する
プロダクトとしての要素を考える必要があることに気づきました。

この形をたくさん作るには?
この色をもっと作るには?
などの量産の部分にも絡んでくる課題となりました。



課題を解決すべく、なるべく軽くて、布の良さが失われないパーツを探すことが必要でした。浅草橋に探しに行ったり、パーツを漁る日々が始まります。

金属にしてもアレルギーの問題がありました。
金属アレルギーにも対応して、なるべく着け心地が良い長く使ってもらえるものにしたいという思いがあったので、アレルギーが出にくい素材を使用しました。

リング


■ インクルージョンシリーズ

強度を持たせて、一点ものの面白さも生かしたいと思っていたところ、
インクルージョンという言葉に出会います。

ざっくりいうと、別の不純物と共存して、また新しい鉱物や宝石になることです。
この時に、今の素材とまた新しい素材を掛け合わせたら面白い!と思います。

また、ここから試作と研究が始まります・・


インクルージョンリング


インクルージョンシリーズとは、『tissu-pierre』の素材と、プラスチックを造形したものを組み合わせることによって、自由な形を生み出すことができるようになりました。大きくても軽く、付け心地もフラットで石により近づきました。


ネックレスとリングとブローチ

■ 休止することになった理由

ありがたいことに、全国さまざまな場所に委託として商品を置かせていただく経験をすることができました。
同時に、「クセのあるアクセサリー」であるがゆえに、商品がデリケートであったり、パッケージををこだわったため、委託から戻ってきた際にベコベコになってしまって取り替えになったり、店頭でたくさん触っていただく機会が多い物である以上、仕方がないことですが、接客にしても伝えていただくことが多すぎるため、負担になってしまったり・・委託させていただくにも、自分達の管理できる範囲を超えてしまっていると感じたのと、もう一つ、コロナ禍になって委託先が減っていまい、完全に一点ものなので、インターネット販売にしても労力がかなりかかってしまうこと、写真では魅力が伝わりづらいので、これは不向きでした。
作るのにも、売るのにも、とっても工数がかかりすぎるということに気づき、
「アクセサリー」を休止しよう。という決断に至りました。


表面に波のような加工をした、インクルージョンネックレス

■ これからの tissu-pierre

「もう作らないんですか?」と、お客様からDMをいただくこともありました。
心苦しくはありましたが、休止なだけであり、技法やノウハウはあるので、いつか、私たちに作る余裕が心身ともにできた時か、もし、『tissu-pierre』作りたい〜と言ってくれる方がいたら復活させようと思っています。

その時はまた、どうぞよろしくお願いいたします。



(K/A)

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ブランドサイト:https://www.2mani2mani2.com/


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