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#素敵な日本語で言葉遊び【想い人の面影】

寒空に 急く足止める 彼方の香
面影さがす 漆黒のかほり

[さむぞらに せくあしとめる かなたのこう
おもかげさがす しっこくのかおり]

冬の寒い空の下で足早に歩いていたのに、遠くで貴方のよくつけていた香水の気配を感じて、つい足を止め、いるはずのない貴方の姿を探してしまう。

私の最愛の人が愛用していたブルガリブラックの香りを嗅ぐと、今でも胸が締め付けられる。
思い出は年月と共に曖昧になっていくのに、この香りだけは鮮烈に記憶していて、街中で同じ香水をつける人とすれ違う度に、貴方がどこかにいるのではないかと、周りを見渡してしまう。
そんなことを繰り返した15年。
私の最愛の貴方は、もうどこにもいないの。
この空の下には、もういないのに、まだ、現実を受け入れられない私。
色、、、と言われて真っ先に思いついたのが、ブラックだった。


読んでくださるだけで嬉しいので何も求めておりません( ˘ᵕ˘ )