「汚い!」

※こちらのシリーズは、あくまで個人の意見及び感想を体験談として綴っています。
全ての就労移行支援事業所、支援員がこうだというわけではありません。
その点をご理解、ご了承の上ここから先をお読みいただけると幸いです。


というわけで、前置き(という名の注意喚起)をしましたが…今回は就労移行支援事業所シリーズ。
読みたいと思われた方は、このままお進みください。


✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄


健常者の物差しでの「汚い」。


障害の有無関係なしに、言われて傷つく言葉はたくさんある。
その中の1つとして、「汚い」を挙げてみよう。

ある日のプログラムの話。
プログラムの内容は、確かフリートークだったと記憶している。

フリートークなので、ざっくばらんにトークテーマを元に話していく。
なので、プライベートな話など様々な話題に及んでいく。

その中で、出てきたのはお風呂問題だったと思う。

健常者の考え方ならば、1日の汚れをその日の内に落とすことが当たり前だろう。
お風呂に入ることが重労働でないから、そう言えるのだ。

ところが、精神疾患を持つと、日常生活での何でもないことでさえ苦になって重労働になることはよくある。

お風呂に入ることだって、重労働なのだ。
わたしは、シャワーを浴びることさえ重労働だし、シャワーを浴び終わった後は毎回スッキリではなくグッタリする。

けれど、わたしが利用していた事業所の支援員は全員健常者。
というか、健常者しか入社させないのだ。

ましてや、障害特性を学ぼうとしない。
一応、社会福祉士、MHSW(精神保健福祉士)などの有資格者は存在するものの、資格取得の為に学んだ程度でありこちら側の気持ちや障害特性を知ろうとする者はほぼ皆無。

なので、先述したお風呂問題で利用者側が

「お風呂に入ろうとしても辛くて、翌朝入ったり、何日か入れなかったりする…」

と切実な悩みを打ち明けたとしても、こちら側を知ろうともしない失礼な支援員が

「うわっ、汚っ!!」

という一言で一蹴するのだ。
その後の空気感が、微妙なものかつ澱んだことは言うまでもない。

気付いていないのは、慮れない無礼な支援員だけだった。

この時は、当時新人支援員だった方(問題の媚子とは別の方で、既に退職)も慣れない日常などで疲れていてわたし達と同じくお風呂問題で悩まれていた。

なので、ごく一部の支援員はこちら側に耳を傾けたり、知ろうとしてくれた。

「わかるよ。」

この一言でも、口先だけではなく具体的に分る理由をその支援員は付け加えていた。
けれど、無礼な支援員はそれすらも、

「えー、絶対ありえないわ!!汚っ!!!」

と、ありありと汚らわしい、鼻つまみのような表情で一蹴するのだった。

わたしは、その話を表面上笑顔で聞きながらも本心でこう思った。

同じ立場になった時、自分が言ったこと同じように言えるのかよ?
自分のことを汚いって言えるのかよ?

いくら仕事はできていようとも、やはり人を慮れない人は…人としてどうなのだろう?
わたしは、そんなモヤモヤを抱えたのだった。



「知ろう」としない支援員の、心ない痛烈な言葉。
そんな小さなところから、偏見と差別、障害者を区別し見下している姿勢が垣間見える。 
なりたくて障害者になったわけではない。
健常者の「当たり前」ができないと「汚い」なら、障害者は一生「汚い」まま。
わたしは、一生「汚い」んだな。



今回は見出しを付けず綴ったので、長すぎて飽きたかもしれません。
こんな無礼な支援員は、ゴロゴロいると思います。
傷つく言葉を吐かれたら、どうするか?
その辺りも考えながら、生き辛さで苦しみながらも前に進もうとされている方々の健康と幸せを願っています。

無礼な支援員に、負けないで!!
あなたは、あなたの道を行けばいい。
支援員は、何も助けもしないのだから、無礼なことをされたら逃げるなり訴えればいいんだよ。



ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?