未完成

伝えたいことを、伝え「斬る」。



これが始まりでなく、終わりなのだと思うと伝えたいことが溢れてくる。

結局、こちらが一方的に伝えるだけの自己満足でしかないだろう。
相手からのレスポンスは、ずっとないのだし今回だってレスポンスはなく完全スルーを決め込まれるだけ。

わたしが大切にしたいと思った人からは、これまで同様な手段を取られ続けてきた。
それは、相手が変わっても同じ。

そんなことに慣れてしまったからだろうか。
わたしは、相手との関わりがこれで最後だと思ったら我慢し続けたことをぶちまける。

ぶちまける前に、結局、相手から掌返しで酷い仕打ちを受け続けているのだけれど。

今回も、同じ手段だ。
けれど、今回だけは、伝え「斬る」ことに実行すると決めた。

わたしは、今後の余生のあり方、願いなどを全て壊された。

本当に欲しかったものは、今世では手に入れられない。
そんなことは、これまでも植え付けられてきてるから今更教えてくれなくても良かった。

再度同じことをやられたことで、わたしはもう生きる気力、活力は完全に失った。

「じゃあ、早く消えろ、死ねよ」
という声もあるだろう。

それがすぐできれば、ここまで辛くもないだろう。
わたしが臆病者だから、一歩を踏み出せないだけ。

けれど、その一歩を踏み出す為にも、わたしは自分が傷付こうとも相手に伝え「斬る」ことを決めた。

相手が傷付こうが、関係ない。
相手にとっては、わたしが反撃した所でかすり傷程度だ。

わたしが死ぬ為には、伝え斬ることは必須なのだ。
こんな思いするくらいなら、人間以外に生まれたかった。



わたしは、自分が後悔しない為に。
自分が「生き切った」と納得させる為に。
伝えたいことは、しっかり伝えて全てを「斬る」。
わたしが振ってやるんだ!

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