墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活…

墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活動していましたが、二十歳を過ぎて人生がおしまいになったので現場に出るように。 初めて入れ込んだ束ものは興亜三人娘。他方、加藤専太郎の金馬で落語に目覚め、現在も小規模落語会中心に現場に出没。

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「二面楚歌」墨田ペトリ堂 雑文仮置処

アイドル ライブ・イベント評アイドル ライブ・イベント評(Shupines) アイドル ライブ・イベント評(Symdolick/きゃわふるTORNADO) アイドルライブ評(リアスクライブ/ベク…

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舞山秀一 写真展「A MOMENT 2008-2023」

小伝馬町の MONO GRAPHY Camera & Art へ。 先日まで渋谷西武の合同展で展示していた「A MOMENT」の連作から、小振りのプリントを中心に。 南側の壁一面にズラリ並べられ…

墨田ペトリ堂
11時間前
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マイケル・ケンナ写真展「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna 」

会場の代官山ヒルサイドフォーラムは、旧山手通り沿い、デンマーク大使館の向かいで代官山蔦屋書店の隣。 代官山の駅からは300mほど。 人通りは多いが静かな一角にある。 …

墨田ペトリ堂
11時間前

オールドレンズ写真展「Nostalgia」

立夏を前にして既に夏の陽気であった前週から打って変わって肌寒いくらいの朝。 自転車転がすにはこれくらいが丁度良い。 神泉から淡島通りを西へ、若林のあたりでドン詰…

墨田ペトリ堂
12時間前

Water Fantasy: 水と女性の幻想

ギャラリー・ルデコ5階にて、水をテーマにしたポートレートのグループ展。 ステートメント ハレパネ中心、一部額装、タペストリー。 水を使った撮影は、特に屋外の場合…

「ありのままに生きろ。今」写真展

現在、彩の国さいたま芸術劇場で公演中の芝居にまつわる写真展。 チケットの半券を持参すると、限定ブロマイドが貰えるらしい。 芝居のパンフレットを3次元空間に拡張した…

第9回 互人展

ギャラリー・ルデコ6階で開催されているポートレートのグループ展。 グループ展と言うか、親分と引き立て役の子分数人の写真展の趣。 前回見に来たときは、親分が子分の写…

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Shupines 1st Single「あいらびゅ!」発売記念イベント(2024.04.29)

リーダーの藤乃さやがShupinesに加入したのが2020年8月。 新型コロナの緊急事態宣言のさなかに活動が始まり、緊急事態宣言の終了以後も、様々な制約の中で活動を続けて来た…

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さよなら、福田もか。

撮影会などのモデルをやって来た福田もか。 30歳の誕生日を限りに身を引くとの事で、引き祝いの写真展。 表参道の裏路地にある古民家カフェ的なものの二階のイベントスペ…

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石川野乃花の喫茶オールドクロップ(2024.04.26)

1月以来の開催となる、Symdolick 石川野乃花主催のコンセプトカフェ的なイベントへ。 階上の事務所スペースで調理をしたものを、階下のスタジオに運んで行う為、階段のあた…

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黒木麻恵写真展 『胡蝶の夢』

静かに流れるゴルトベルク変奏曲と、来場者と出展者の語らいを聞きつつ作品に見入る。 デジタルやカラーやモノクロのフィルムで撮影した写真を、半紙にプリントしたモノク…

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Symdolick 定期公演 歌舞音曲 Vol.16 〜 Symdolick MUSIC AWARD 2024 〜

Symdolick になってからは恐らく初の MUSIC AWARD。 ファンからの投票で選ばれた上位10曲を披露するライブ。 メンバーも順位は知らされておらず、影アナDJの曲振りからバタ…

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Shupines ONE MAN LIVE 〜カワイイだけがしゅぴじゃない!〜(2024.04.17)

平日の夜開催だが、無理算段して池袋へ。 積み残した仕事は明日の私がやってくれる(たぶん)。 ステージ最前エリアの「Starチケット」 その後ろの「一般チケット」 客席二…

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第六回 写真人会 写真展「私の選ぶ三本 -Old Lenses Best3-」

一日の写真展巡りの口開けに、先ずは半蔵門。 底の抜けた好事家の道楽の極みを見に行く。 ステートメント ゲスト作家としてハービー山口。 穏やかに打ち解けて撮る、人…

墨田ペトリ堂
2週間前
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七菜乃写真展「#おうちヌード」

モデルを募り、その人の住まいに出向いて撮る連作。 天井の高さや窓の大きさ、サッシやガラスの種類で建築年代が類推できるのだけれど、都内か郊外の少し古めの、あまり広…

墨田ペトリ堂
2週間前
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写真企画室ホトリ公募展「オールドレンズ・オーケストラ #4」

浅草橋のギャラリーへ。 出先で聞いたオールドレンズ縛りの公募展。 帰りがけに寄ってみた。 企画詳細はこちら 参加条件は以下の通り。 アリフレックス用ディスタゴン24…

墨田ペトリ堂
2週間前
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「二面楚歌」墨田ペトリ堂 雑文仮置処

アイドル ライブ・イベント評アイドル ライブ・イベント評(Shupines) アイドル ライブ・イベント評(Symdolick/きゃわふるTORNADO) アイドルライブ評(リアスクライブ/ベクアステラ) ♮リアスクライブ 補遺と索引 ライブ・イベント観覧記(アイドル etc...) アイドルライブ評(スリジエ) ※更新終了 スリジエ便覧 補遺と索引 ※更新終了 アイドル関連(その他)スリジエStyle 観覧記(演芸・演劇) 写真展・美術展評 写真

舞山秀一 写真展「A MOMENT 2008-2023」

小伝馬町の MONO GRAPHY Camera & Art へ。 先日まで渋谷西武の合同展で展示していた「A MOMENT」の連作から、小振りのプリントを中心に。 南側の壁一面にズラリ並べられた物以外にも、展示しきれなかった分は別に置いてあって、見ることは出来るようになっている。 会場の MONO GRAPHY Camera & Art は、名前の通りギャラリーでありつつ写真やカメラにまつわるものを商う店でもあるので、舞山秀一の写真集も新旧取り混ぜて置いているし、勿論展

マイケル・ケンナ写真展「JAPAN / A Love Story 100 Photographs by Michael Kenna 」

会場の代官山ヒルサイドフォーラムは、旧山手通り沿い、デンマーク大使館の向かいで代官山蔦屋書店の隣。 代官山の駅からは300mほど。 人通りは多いが静かな一角にある。 来場者は多いが、一人で来ている人が多く、場内は静謐。 照明も明るすぎず暗すぎず、作品と向き合いやすい。 マイケル・ケンナが日本で撮り歩いた風景や静物などのモノクロ作品、約100点。 一番奥の展示室では、撮影風景や夜の街に繰り出してカラオケスナックで演歌を歌うマイケル・ケンナの病膏肓な姿などを収録した映像作品も

オールドレンズ写真展「Nostalgia」

立夏を前にして既に夏の陽気であった前週から打って変わって肌寒いくらいの朝。 自転車転がすにはこれくらいが丁度良い。 神泉から淡島通りを西へ、若林のあたりでドン詰まりになり、松陰神社の脇を抜ける路地を南下。 駒留通りで右折して暫く行くと、実相院と言う寺の向かいのマンションの1階がNadar東京。 写真展は小ぢんまりした店内の左側で開催。 南向きの大きな窓から光がふんだんに入るが、スポットでも照らされており、私は晴れた日の午前中に見たが、日が落ちてから、また曇天/雨天だと、ま

Water Fantasy: 水と女性の幻想

ギャラリー・ルデコ5階にて、水をテーマにしたポートレートのグループ展。 ステートメント ハレパネ中心、一部額装、タペストリー。 水を使った撮影は、特に屋外の場合モデルに負荷を掛けることが多いが、撮影現場を想像していたたまれなくなるようなものは無く、一定の節度と信頼関係に基づいて撮られているように見て取れた。 「水」の状態、「水」と言うものの解釈と演繹もカメラマンそれぞれで異なっており、公募展でも仲間内のものでも無く、「これは」と思ったカメラマンに声を掛けて出展して貰う

「ありのままに生きろ。今」写真展

現在、彩の国さいたま芸術劇場で公演中の芝居にまつわる写真展。 チケットの半券を持参すると、限定ブロマイドが貰えるらしい。 芝居のパンフレットを3次元空間に拡張したような設え。 公演からの切り取りではなく、写真展用に(もしくはパンフレット用に)役に入った役者を撮っているので、写真そのものの見応えはある。 リバーサルフィルムを光に透かして見せる趣向など、体験型写真展としての工夫も凝らされており、芝居を観た上で見ると、より楽しめたのではないかと思う。 (2024.04.01

第9回 互人展

ギャラリー・ルデコ6階で開催されているポートレートのグループ展。 グループ展と言うか、親分と引き立て役の子分数人の写真展の趣。 前回見に来たときは、親分が子分の写真を大声でこき下ろして楽しむ現場に居合わせて不快な思いをしたが、今回も似たような感じで、暇を持て余してか声高に薄っぺらい写真論を語る受付担当者が煩い。 親分らしき出展者は大作中心で点数も多く、額装にも金が掛かっている。 子分の方は掛けるべき金を惜しんだ部分(例えばハレパネの台となる部分のスチロール板を継ぎ接ぎにし

Shupines 1st Single「あいらびゅ!」発売記念イベント(2024.04.29)

リーダーの藤乃さやがShupinesに加入したのが2020年8月。 新型コロナの緊急事態宣言のさなかに活動が始まり、緊急事態宣言の終了以後も、様々な制約の中で活動を続けて来た訳であるが、長いトンネルを抜けたところで活動の幅が拡がりつつある。 先日のワンマンライブで発表された 1st CDのリリースとイベントの開催。 初回の新宿タワーレコードに足を運んでみた。 Negicco が「アイドルばかり聴かないで」で と歌って10年になるが、手元に確かなもの、活動の証を遺す手段と

さよなら、福田もか。

撮影会などのモデルをやって来た福田もか。 30歳の誕生日を限りに身を引くとの事で、引き祝いの写真展。 表参道の裏路地にある古民家カフェ的なものの二階のイベントスペース。 狭い外階段を昇って中に入ると受付。 木戸銭を払って中へ。 天井板を外して屋根材をむき出しにすることで高さを稼いでいる。 梁材がまだ規格材では無い頃の建築であることから、オリンピック以前の築であると思われる。 額装、ハレパネの集合etc... 日暮圭介の撮影による写真そのものの質は高く、見応えはある。

石川野乃花の喫茶オールドクロップ(2024.04.26)

1月以来の開催となる、Symdolick 石川野乃花主催のコンセプトカフェ的なイベントへ。 階上の事務所スペースで調理をしたものを、階下のスタジオに運んで行う為、階段のあたり迄来ると「美味しそうな匂い」が漂っている。 自社ビルならではの催し。 今月のゲストウェイトレスは 横音ひな(Shupines)と滝本里奈(paslil')。 横音ひなが国家試験対策でお休みの間「バイト横音ひな」を務めていた滝本里奈と、本家の「バイトジャナイ横音ひな」。 開場前、スタッフもウェイトレスも

黒木麻恵写真展 『胡蝶の夢』

静かに流れるゴルトベルク変奏曲と、来場者と出展者の語らいを聞きつつ作品に見入る。 デジタルやカラーやモノクロのフィルムで撮影した写真を、半紙にプリントしたモノクロームの作品群。 トレーシングペーパーのような透け感でありつつ、和紙のように長い繊維も感じられる紙にプリントされた風景や静物。 古典技法の現代的応用。 作品の縦横幅に合わせて、壁の有孔ボードに木ねじを4本差し込み、ねじの頭と同じくらいの直径のネオジム磁石でピンと張るように留めてある。 有孔ボードの穴が見え方に影響せ

Symdolick 定期公演 歌舞音曲 Vol.16 〜 Symdolick MUSIC AWARD 2024 〜

Symdolick になってからは恐らく初の MUSIC AWARD。 ファンからの投票で選ばれた上位10曲を披露するライブ。 メンバーも順位は知らされておらず、影アナDJの曲振りからバタバタと立ち位置へ。 曲振りのなんちゃってDJはウケたりスベッたりしつつ、メンバー同士の明るい言葉の殴り合い、じゃれあいなども交えて終始楽しく。 GAMEが入っていないのは意外だったが、現在の Symdolick 志向するライブの盛り上がり方とは別のところにある曲ではあり、グループの提示し

Shupines ONE MAN LIVE 〜カワイイだけがしゅぴじゃない!〜(2024.04.17)

平日の夜開催だが、無理算段して池袋へ。 積み残した仕事は明日の私がやってくれる(たぶん)。 ステージ最前エリアの「Starチケット」 その後ろの「一般チケット」 客席二段目の「手売りチケット」 の3種になっており、順に入場。 ステージは一段目の腰下くらいでさほど高くないのだけれど、二段目なら見下ろす形になるので後ろからでも全く見えないと言うことは無い。 開場から開演までゆとりをもたれており、開演間際に駆け込んでくる仕事帰りと思しき人々もチラホラ。 逆に自分のお店が水曜定

第六回 写真人会 写真展「私の選ぶ三本 -Old Lenses Best3-」

一日の写真展巡りの口開けに、先ずは半蔵門。 底の抜けた好事家の道楽の極みを見に行く。 ステートメント ゲスト作家としてハービー山口。 穏やかに打ち解けて撮る、人との距離の近いスナップ。 一枚だけ「暴れん坊レンズ」で撮ったものがあり、クレジットを見るとフツーラ用のフリロン50mm/f1.5。 素描のようなざっくり描いた周辺部と、細密描写で描き出される二人の女学生。 弘法筆を選ぶ。 カメラと言う機械を意のままに操り、人と打ち解けてするりと懐に入る事が出来て、撮るべき瞬間を

七菜乃写真展「#おうちヌード」

モデルを募り、その人の住まいに出向いて撮る連作。 天井の高さや窓の大きさ、サッシやガラスの種類で建築年代が類推できるのだけれど、都内か郊外の少し古めの、あまり広くはない部屋が多い。 スタジオではなく、その人が住み暮らす場所なので、それも含めた画面に映るものすべてが、撮られる人の人となりを表している。 「かわいいもの」を身の回りに置いても、その「かわいい」の基準もそれぞれ異なる。 それなりに片付けてはあるが、その片付け方からも、それぞれの人生の一端が写り込む。 部屋の灯り

写真企画室ホトリ公募展「オールドレンズ・オーケストラ #4」

浅草橋のギャラリーへ。 出先で聞いたオールドレンズ縛りの公募展。 帰りがけに寄ってみた。 企画詳細はこちら 参加条件は以下の通り。 アリフレックス用ディスタゴン24mm/f2.0など、「うへぇ」と思うレンズを使っている人もいるが ヘリオス44-2 58mm/f2 スーパータクマーやSMCタクマーの50mm/f1.4、55mm/f1.8。 広角ではMDロッコールの20mm/f2.8など。 1970年代あたりのマニュアルフォーカスの単焦点レンズを使う人が多い。 程度に