皆様！
お久しぶりでございます！

最近ブログにはほとんど手を付けておりませんでしたが、インプットした内容をアウトプットしていなかったので再開致しました。

このシリーズでは私の心の師である喪黒福造から学ぶ成功術を皆様にご紹介させて頂きたいと思います。

喪黒福造って誰？

という方に軽く説明致しますと藤子不二雄Ⓐ様の漫画「笑ゥせぇるすまん」の主人公です。
喪黒福造は心にスキマを抱える人々に救済したいと近づき、ボランティア（無償）で悩みや問題を解決してくれます。

しかしその際に「ある条件」を出してきます。

それは物語によって様々ですが、大抵はこれを守れずにその罰として人々奈落の底へ、、、。
条件や約束を破るといつの間にか目の前に現れ、人差し指でお客様の顔面刺しながら

「ドーーーーーン！！！」

という大きな声？音？とにかくお決まりの呪文のようなものをかけます。

ドーンを食らった人は軽いものであれば警察沙汰やちょっとした怪我で済むのですが大抵は廃人になったり二度と普通の生活には戻れない程度には日常を壊されてしまいます。
甘い夢や人生に光が差し込みそうな人々を突き落としまくるブラックユーモア作品です。

内容だけ見るととんでもない主人公ですよね。
ただ私はこの喪黒福造という人物に物凄いリスペクトしています。
もちろんこのシャレにならないオチは賛同しかねますが、評価すべきはそれまでに見れる喪黒福造のスキルです。

ボランティアとはいえあんなに100発100中で目的を達成するのは凄いと思いませんか？

漫画やん
喪黒福造は人間じゃないからドーーーンで何でもできるねん
闇の秘密道具あるし、、、

というご意見もあるでしょう。
まぁそれもありますよね。
それは否定できないところではありますが、実はそれだけではないのです。

子供の頃は「怖いなー」だけでしたが、大人になってみると喪黒福造って頑張ってたんだなぁ思います。
そしてその営業努力には感服するものがたくさんございました。

じゃあ喪黒福造に学ぶ営業術でええやんとなりますが、私はちょっと違う認識です。

もう一度よーーーくみると分かりますが、喪黒福造のトークや知識、先見の明やタイミングの使い方。
コミュニケーション能力に関しても素晴らしいものがございます。

それだけではなく名言や生き方、人を見る能力や他人の感性を見て自身がどう感じ、自分がどういう立ち位置かも観察すると

あれ？これ人生の成功術とか幸福論的に学ぶ所があるかもしれない
と思い営業術だけではなく幅広く「喪黒福造」というキャラクターをご活用して頂きたいと思いこのタイトルに致しました。

今回はそのリサーチ編というわけになります。
前置きが長くなりましたが、お気軽にお楽しみ頂けますと幸いでございます。

神出鬼没！！喪黒福造のパーフェクトストーリー！！

さてさて神出鬼没で何でも見透かしてしまう喪黒福造。
アニメでは10分程度なので、更にその突拍子の無さは際立ちますよね。

お客様の悩みを知っており
お客様の欲するタイミングで
お客様の欲しいものを提供する

セールスマンの理想の売り方ですよね。
更には

お客様の破ってしまう条件提示
お客様が約束を破ったタイミングで登場
お客様の堕落していく様を一番良い席で見る

という所までパーフェクトにこなしております。
ある意味アフターケアもばっちり！！笑

ストーリーを追っていくと喪黒福造の魔法のように思えます。
しかし実はこれには涙ぐましい営業努力が地盤にあるのです。

実は努力家！？喪黒福造の営業努力！！

※ここからは考察も交えての文章となりますので事実と異なる部分もございますがご了承ください。

老いも若きも～

から喪黒福造のナレーションで始まるお決まりの導入がございます。
最後に「さて今日のお客様は、、、。」と締めのセリフが入り

本人の画像　名前　年齢　性別　業種

が出てきます。
つまり導入で既にここまでの情報をどこかから得てきているわけです。
もはやスタートから一流ですね。

物語によっても違ってくるのですが、導入と物語の最初の方ではお客様の生活が大体描かれております。
そしてそのどこかのコマに大体喪黒福造がいます。笑
ストーカー行為なので推奨はしませんが実は大抵の場合、喪黒福造はビッタシと標的についています。
しかも気づかれないギリギリの範囲で標的を観察して情報を集めていきます。

恐らくは標的の行動範囲とパターンを網羅しようとしているのでしょう。
そのストーカー行為はオチまで続いていきます。

これを営業努力と言っていいのかは犯罪ギリギリなので疑問にはなりますが、凄い営業努力ですよね。

孫子の名言にも「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」というものがあるように、情報を得るという事は物事を円滑に進めるためには必要不可欠な事を彼は熟知しているのでしょうね。

相手の情報を仕入れれば仕入れる程にこの後の流れをコントロールする精度が上がるわけです。

1.自分の辛さや悩みを分かってくれる人
2.それを解決する事ができる人
3.それをスムーズに行使する事ができる人

こんな印象を勝ち取れれば誰でも勝ち確定まで持っていけますね。

スラスラと問題解決と貶めるまでのストーリーの流れがありますが、ファーストコンタクトまでにここまで用意周到に情報を仕入れているのだとすればそらスラスラ行きますよねと合点がいきます。

リサーチするのは人間関係だけではない！！喪黒福造は手広くリサーチ！？

人間だけをリサーチするのも大変な事ですが、それ以上に彼は網羅している情報があります。
それは社会情勢や流行りです。

これはリサーチしているのかはわかりませんが、とにかく相手に納得、理解、信用してもらう為に彼は様々な情報を提示しまくります。

具体的にはあげれない程に本当に多種多様な情報を持っています。
お客様の業界の現状、それに合わせた社会情勢を相槌を打ちながら小出しにして知識人のアピールをしたり、有名な俳優や学者、研究結果などを例に出して権威性を間借りしながらコミュニケーションを取る方法は心理学的にも非常に有効だそうです。

メンタリストDaigo様が論文の内容を引用して発信するのもこの原理ですね。

しかしこれらの方法を使用する場合のデメリットは相手が自分よりもその内容に詳しかったりする場合には知ったかぶりはメッキが剝がれてしまうという事です。
しかし物語内で喪黒福造はこの手のやらかしは私の知る中にはございません。
手広くリサーチして自身の知識として落とし込んでいる証拠ですね。

もちろんコレクターやマニアもお客様には多いのでその方相手に語るに落ちる！なんて事もありません。
うまく相手に話させるようにしている事もよくよく見られるので、手広く深く！というよりは手広く骨組みを抑えるのがうまい人物なのだと考察します。
（この辺りは話術編とかコミュニケーション編でご説明したいと思います。）

とにかく知識としての量は膨大で、お客様の刺さるような業界、人物などの斡旋も度々見られる事から人以外のリサーチと人脈づくりのスキルも半端では無いことがお分かり頂けると思います。
（古物、美容、健康、映画、土地やクラブ等など扱う商品は本当に幅広いです。）

失敗もするよ！リサーチ不足もなんのその！！

こんなミスターパーフェクトデビルな喪黒福造ですけどリサーチ不足で失敗した話も多々ございます。
もちろん失敗した装いかもしれませんがみそじが恐らくこれはガチでミスったんだろうなぁというお話を少しご紹介させて頂きます。
これは普通に笑ゥせぇるすまんのあらすじですので飛ばしても大丈夫です。笑

そのお話は笑ゥせぇるすまんのスペシャルで放送された「ワニオの怪奇料理」です。

※一応ネタバレ注意です！※

簡単に言うとペットが欲しい少年にワニをペットに勧めて飼わせるというお話なのですが、いじめっ子の犬がそのワニを襲って返り討ちに遭います（犬に噛めと命じたのはいじめっ子）
いじめっ子の親は少年の親の居酒屋のお得意様でその日の夕方に怒鳴り込んできます。
けじめとしてペットのワニをよこせと言ってきます。
男の子の父親は仕方なくワニをいじめっ子の家に引き渡します。
泣きながら少年は後を追いかけますが転んでしまいます。

悔し泣きをしながら地に伏せた少年の前に喪黒が現れ、「私が取り返してきます」と少年と約束します。

場面は変わりいじめっ子の家で狭い水槽に押し込められたワニをどう仕返しするか考えるいじめっ子親子。
するとワニがいきなり喋り出し。
「ここから出さないとお前らを食ってやる！」
と凄みます。
（これは喪黒の腹話術）

それに恐れをなした親子は走って逃げだします。

とても広いお屋敷を全速力で逃げる父子の向かい側から母親が走って逃げてきます。
「雪男ーーーー！！！！」と叫びながら走る母親と父子は派手にぶつかります。

ワニが喋った！！
雪男が来た！！

とお互いにパニック状態。

すると後ろから毛むくじゃらの大男が！、、、しかしこの男は父親の弟でした。
１０年以上も世界を旅していた弟で父親は久しぶりの兄弟再会に喜ぶ束の間。
ワニが喋った事を弟に話す。

ワニと聞いた弟は目の色が変わりすぐに案内しろという。
何でもワニが大好物のようでジャングルで狩ってよく食べていたそうな、、、。

これを聞いたいじめっ子はワニを食べることに。
もちろん復讐なので少年に翌日わざわざそのことを伝えに訪れます。
しかも少年の父親に捌けとまで言ってきた。
逆らえない父親はそれを了承。

少年は家を飛び出して走り出します。
すると喪黒が現れ「申し訳ございません、あのような男が出てくるとは予想外でした。」
と謝罪。
予想外と彼の口から出たのが私は予想外で驚きました。
ここでリサーチ不足が露呈するわけですが、数十年世界を旅していたワニを食べる大男が身内にいるなんてリサーチできませんよね笑

しかしそこは喪黒福造！
しっかりと非を認め謝罪！
失敗した時こそここはぜひ見習いたいですね。

あんな奇想天外な展開にも自分に非があると認められる自主性には脱帽です。
仕方ないや想定外だからなんて言い訳はしません！

今度こそは取り返してみせると言おうとしたのですが、悲壮の真っ只中の少年の大人なんてみんな噓つきだ！という叫びにその誓いはかき消されました。

「あぁ、、、。」

と寂しそうに手のひらを前に出していた姿は印象的でした、、、。

このように喪黒福造でもリサーチ不足により失敗しているのですよねぇ。
喪黒福造の失敗談や喪黒福造の予想を裏切るレアな回も複数あるのです。

しかし笑うセールスマンの名に恥じぬように表情は変えずに事態を真摯に受け止め次の行動に出たり、更なる作戦や戦略をすぐさま練り直していく姿勢は本当に勉強になります。

先ほどの孫子の名言　「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」ですが、これは情報を知れば100戦全勝！ということより危うい100戦にはなりませんよ。という事だと個人的には受け止めております。

リサーチの重要性をこの記事ではご紹介致しましたが、それはたくさんある一つの要素でしかないという事を認識しなければなりません。

あれほど時間と労力を費やしてもそれに固執せずに、クレバーに次の戦況と捉える喪黒福造。
兵法としても彼からは学ばせて頂きました。
営業術だけではない理由はお分かり頂けましたでしょうか？

ちなみにワニがどうなったかはここでは言いませんが、衝撃のラストですよ！
案件ではございませんが笑ゥせぇるすまんはDVDボックスが全巻販売中です。

U-NEXT様の動画でも公開されておりますので気になる方は今すぐ会員登録！！

以上を持ちましてリサーチ編終了とさせて頂きます。
ここまでご拝読頂きありがとうございました。

※うろ覚えなので記載しませんでしたが、喪黒福造の一日？みたいなタイトルで実際に喪黒福造がお客様のリサーチをしている漫画があったような気がします。
本当に結構びっしりと一日に密着していて面白かった記憶があります。

ご存知の方いらっしゃいますか？笑