三十年寝太郎 正しいものの考え方

コロナ到来と同時に早期退職を受け入れ、そのままFIREした元営業マン。リアリストで自己…

三十年寝太郎 正しいものの考え方

コロナ到来と同時に早期退職を受け入れ、そのままFIREした元営業マン。リアリストで自己責任主義者。過去30年間で変わらない日本人はみんな一回痛い目にあった方がいいとか言ってる“日本人共通の敵”。「正しい考え方は理解されない」ということを只今絶賛証明中。別に怖い人ではない。

最近の記事

日常生活でも仕事でも気遣いより効率を優先させよう。

 今回は「私だったら」という視点で、日常生活の中でのムダについて考えてみます。  まず我が家のことを例にお話しします。  私の嫁さんは家事は何でも自分でやります。私が家でヒマしてても家事を手伝えとは言いません。  私が勝手に間食を食べようと冷蔵庫を覗いていても「私が用意する」と言って配膳してくれます。  私が寝坊して朝シャワーが遅れ、着替えが遅れても洗濯を待っていてくれます。  言っておきますけど、私はDV夫でも亭主関白でもないですよ。人にあれこれ指示するのは嫌いな方です

    • 「日本は終わっている」そう言わずにはいられない訳

       「日本、終わってるよね」  そんなことを言うのは、大体わかったような顔で批判ばかりをしているひねくれ者のようなイメージがあります。  私はそうした「批判屋」にはなりたくはない。  でも私はやはりこの国は終わっていると思わざるを得ないのです。 なぜ「日本は終わっている」なんて言えるのか? 日本の不景気状態は既に30年続いています。  好景気な時代を知らない若者も多くなってきています。  『これがバブル時代』なんて変な髪形と服装で笑われる、見たこともない昔の時代。  ですが

      • 初等教育の目的とは人を「親離れ」させることである

         私は以前「年功序列」をやめよとの主張をしました。  私は年功序列の最たるものが「親への尊敬」だと思います。  今すぐ尊敬することをやめよと言うのではありません。  一緒に暮らしていて、面倒を見てもらい、いろんなことを教わっている間は尊敬しないわけにもいかないでしょう。  今回は安易な年長者、特に親への尊敬をやめることがなぜ必要なのかと、それを実現する方法について考えてみます。 親世代の傾向は悪い面で共通している 親個人を客観的に見てみましょう。  例外的に個性的で立

        • サラリーマンは企業のリーダーを目指す「精子」ではない

          大企業にお勤めの皆さん、社長メッセージや人事からの発信でこんな趣旨のことが社員に告げられることはないでしょうか? 「このたび我が社は人事制度を刷新し、次世代のリーダー育成のために若く有能な人材を発掘し、その貢献度に応じたポストを与えていく。 社員の全てにチャンスが与えられるようになるので、各自ベストを尽くしトップを目指してほしい。」 大半の人はこう思うでしょうね。 「自分には関係ねえや」 チャンスが与えられるのになぜ投げやりなのでしょうか? 今回はこのことについて話してい

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          早期退職募集で会社の体質は好転しない

          今増えてきている「早期退職募集」、会社が募集する方ですが、会社はいろいろと良い波及効果を期待して行うみたいですね。 「でもそう上手くはいかないと思うよ」という話を今回はしたいと思います。 「早期退職」に会社が期待することまず早期退職によってどういうことが起きるのか考えてみましょう。 ①余剰人員を減らして事業収益を上げる ➁空いたポストに若手を投入し、昇進の機会を増やす ③組織全体の若返りを図る ④スキルの高い社員だけを残して、会社を精鋭集団化する いずれもうまくはいきま

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          ダメ出しを食らった時、あなたならどう反応するか

          ダメ出しを食らった時の反応の仕方で、私はその人の人生がどうなるかがわかると思います。 いくつかの例で考えてみましょう。 「こうした方がいいんじゃない?」他人に意見された場合、あなたはどう反応しますか? 意見に賛同できるか否かに関わらず、反応の仕方であなたの幸福度は変わってきます。 それまであなたはそれが良いと思ってやってきたはずです。 だから言われてムカッとくるのは悪いことではないのです。 素直に聞き入れた方がいいみたいに言われますが、それではただの言いなりになる危険もあ

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          「転職先を決めずに退職してはいけない説」反駁

          私は昨年早期退職募集に応じました。 次を決めずにです。 「ヤバいことしたね」 そうした声が聞こえてきそうですが、退職後特に他人との交際はしていませんので実際には自分の耳には届きません。 元の会社の人たちは何て言ってることやら… 加えてですが今も転職はしていません。 何となくそうなりそうな気はしていたのですが、案の定そうなりました。 もちろんそれは想定内です。 それで大丈夫なのでしょうか? 人生にはいろいろなリスクがありますから最終的なことはわかりませんし、そんなことは心

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          年功序列は成長を放棄する考え方だ

          「年功序列」による人事をやめようという考え方が広まりつつあるのは皆さんもご存じですよね?「歳を取っているから」「社歴が長いから」といって優秀とは限らないという考え方です。 「年功序列なんてやめちまえ」という考え方は私は大賛成です。なぜなら人間性をちゃんと評価することなく無条件に年長者を優遇する考え方を続けていては、今後日本はずっと発展せず閉塞感から抜け出せないままになると思うからです。 ではなぜ日本人はこうした考え方に囚われ続けているのでしょうか? 「年功序列」の起源は儒教

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          怒れるサラリーマンは会社の何に腹が立つのか?

          「自分の会社はブラック企業だ」は単なる感想「仕事がものすごくきつい」 「社員がみんな残業している」 「不公平に仕事量が割り振られている」 「ポジションによってやたらと威張っている人たちがいる」 Twitterなんかでよく聞かれる声ですよね。 でもこれは現状を表しているだけ、または単なる「感想」です。 本当は何に怒っているのか私たちもいい大人なのでそれだけで本気で怒るようなことはしませんよね。 怒っているのは何らかの「理不尽さ」が存在し、それがずっと解消されないだろうと予想で

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          管理職は無くてもいいのではとの意見から思うこと

          なかなか衝撃的なタイトルの記事を読ませていただきました。 「えっ!管理職がいない?いいじゃん!」って気持ちで… 期待は見事に裏切られます。 だって試したのはGoogleですもん。 そりゃ管理職も優秀ですよ。 役に立つ仕事をしているから管理職がいざいなくなると困るわけですよ。 だから記事には大納得です。 それでは日本の普通の会社は? たぶん優秀な管理職なんてそんなにはいないです。 じゃなきゃ、こんなに愚痴が世間にあふれていないだろうから。 それに見事管理職になれた方々が実は

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          『ダーク企業』へと病んでいく過程とは

          前回の記事では『ブラック企業』とは別に『ダーク企業』というものがあり、それが社員を精神面から苦しめることを説明しました。 この『ダーク企業』は違法行為をするわけでもなく、むしろ良い取り組みをしているようにすら見えてしまいます。 当の社員すら率先してダークな取り組みに参加していますので、何となく苦しいのを「自分が悪い」と捉えてしまいます。 しかしこれが「組織の自浄能力の低下」をもたらします。 「旧日本軍」が陥った思考停止状態を例に挙げればわかりやすいでしょう。 それではなぜ

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          ブラック企業とダーク企業

          社員を苦しめる会社『ブラック企業』という言葉があります。 社員に膨大な仕事量を課してその上残業代を払わない会社、または不当な労働の強制や違法行為、パワハラ等が日常化している会社です。 それは基本的に仕事の「量的」な面で理不尽なことを社員に強いていると言えます。 これに対し最近は仕事の「質的」な面で理不尽なことを社員に強いる会社が目立ってきています。 私はそれを『ダーク企業』と呼びます。 『ブラック企業』は白か黒か、〇か✖かという判断で、客観性があります。 ですが『ダーク企

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          40歳以上のサラリーマンに贈る「私はなぜ早期退職したのか」(下)

          三十年寝太郎こと、私がなぜ転職先も決めずに早期退職したのかを語る記事の後半です。 前半を読んでない方はこちらからご覧くださいね~! それは天からの声だったのか?早期退職募集の告知があった、ほぼその瞬間に私は受け入れを決心しました。 まるで天からの声のようでした。躊躇はありません。 理由は簡単です。 私はたくさんのことを犠牲にして仕事をしてきましたが、私の価値観から見ると失ったものに対して得たものの価値の方が明らかに少なかった。 つまり私の社会人人生は価値的に赤字なのです。

          40歳以上のサラリーマンに贈る「私はなぜ早期退職したのか」(下)

          40歳以上のサラリーマンに贈る「私はなぜ早期退職したのか」(上)

          こんにちは。三十年寝太郎です。 今回は私の名前の由来と早期退職の理由についてお話ししようと思います。 と言うと何だか暗い話になりそうですが心配はご無用。 メリット・デメリットも含め、十分に考えた末の決断でまあまあ前向きな話です。 転職経験なし、資格なし、一職種しか経験のない私が早期退職を選んだ話が皆さんの将来の判断に役立てばと思います。 黄金時代の少年期私は九州の田舎で普通の少年時代を過ごしました。 運動はできないけど勉強はまあまあできました。 凝り性な性格で読書や教養番組

          40歳以上のサラリーマンに贈る「私はなぜ早期退職したのか」(上)