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SBI大学院大学に入学しました(後編)

前回記事の続き後編です。後編ではなぜ数ある大学院大学の中からSBI大学院大学を選んだのか記述したいと思います。今回、決め手となった①コーチングの重要性と②思想と哲学という二つの観点から説明させてください。

①コーチングの重要性                           改めてラグビー人生を振り返ると、高校生から初めたラグビーも早18年。ここまで来る道のりは決して簡単なものではありませんでした。15人揃うのがギリギリであった高校時代からトップリーグでプレーする今まで、最初は自分なりの基礎基本を作りながら我流でやってきました。そのやり方でもある程度は通用してきたのですが、社会人、特にトップリーグのように、競技のレベルが上がってくると我流だけでは通用しない時が訪れます。それを打破して前に進むためには良いコーチングを受けて成長することが必要になってきます。

偉そうなことを言っていますが、僕自身もコーチングというものが入ってきたのは本当にプロ選手になったくらいからで、コーチングの重要性を理解したのもここ数年の話です。特にここ数年の自分は様々なコーチングを取り入れて、自分の基礎基本(我流+コーチング)を新しく再構築しながら取り組んでいます。

余談になりますが、うちのチームにいるオーガスティン・プル主将。彼は僕を気にかけてくれていてよく話をするんですね。彼は本当に素晴らしい選手です。彼の素晴らしい所を言い出したらキリがないのですが、一つあげるとしたらプレーが上手くいかなかったり、調子を崩した時、独り言のように『back to basic』と呟きながら凄まじい修正をします。
きっと彼はオールブラックスに選ばれたりスーパーラグビーでキャプテンをしたり、成長の過程で一流の我流と一流のコーチングにより、自分なりのbasicを作り上げたんだと思います。オーギー(愛称)の言うこの言葉の意味こそ、これからの自分にとって目指すべきものに近づくヒントでも在ります。

もっと早くコーチングの重要性に気づき、コーチングを受けて成長できていたらという思いも確かにありますが、ある意味、我流の時間が長く悩んだり考えたりした結果、ここにたどり着いたので全く後悔はありません。それよりも次のビジネスの準備を、ラグビーを始めた時と同じような感覚でしてしまってはもったいないと思っています。

前編で書いたようにラグビー人生から得た学びをどう生かすか、ここがすごく大事になってきます。それを踏まえて今回は最初からコーチングが入った形で自分の基礎基本を構築していきたいと考えています。

その中でSBI大学院大学を選んだ理由は、設立者の北尾吉孝氏がSBIグループの創業者であり現SBIグループの代表、また教授の皆様は自分で会社を経営されている方が多く実践的なコーチングを受けることが出来るといった点が大きかったです。 またこの間、オンライン入学式があり、その後オンライン懇親会があったのですが、修了生達が積極的に新入生のフォローやガイドをしてくださる環境に感動しました。その後Facebookのコミュニティに招待していただき、困ったことがあれば、ここに投げたら誰かしらが教えてくれるよ。といった環境にも恵まれていると思いました。コーチングの重要性を学んだ僕にとって、良いコーチング環境の中で学べること。これがSBI大学院大学を決めた一つの理由になりました。


②思想と哲学                               高校生からはじめたラグビー人生の中で、様々なチームに所属し、シーズン毎に様々な経験をさせていただきました。それぞれのチームやシーズンに良い部分、改善すべき部分は存在します。あくまで自分の意見ですが、良くなかったシーズンやチームには、思想や哲学が存在せず、結果に振り回されたり、ミスが起こった局面だけを見るような枝葉の話ばかりをしてしまうことが多かったような気がします。

一方良い時は、チームに思想や哲学が一本しっかりと存在し、みんながそこに立ち返ることが出来る。なぜこの結果になったのか?ミスが起こったときにどうしてその現象になったか?根っこの部分、根源的な部分の解決のために話ができる時は良いチームやシーズンであったような気がします。

こういった学びから、今後自分が仕事をする上で大切な、自分にとっての哲学や思想は一体なんなのか?それを自分なりに追求するために、コロナ禍での自粛中たくさんの書籍を読みました。その中でやはり僕は中国古典が好きで自分の思想や哲学は中国古典から影響を受けていると再認識したのです。   

少し話が脱線しますが、中国古典との出会いは中学生くらいの国語の便覧だったと思います。大学生くらいまでは古典の名言や切り取った話が好きで読んでいたのですが、社会人に入ってからは学問として中国古典を読みました。最近スポーツ選手がメンタルトレーニングやメンタルケアを取り入れている話を聞きますが、僕にとっては古典、特に論語を読むことで心を整えることができます。論語を読んだら大体のことは解決します。僕の思想や考えの大部分は論語によって作られているといっても過言ではないです。

そんなある日、北尾吉孝日記というものに出会いました。これは本当に衝撃でした!昔から論語と算盤の渋沢栄一氏の本は読んでいましたが、現代に生きる経営者でここまで古典で経営や人間学を語る方がいらっしゃったのだと。恥ずかしながらその時に初めて北尾吉孝氏のことを詳しく知りました。

そこから調べていくうちに、なんと北尾さんがSBI大学院大学の学長であることも知りました。もうただただ単純に思想や哲学に共感し、尊敬する方が作ったこの学校で学びたいと思いました。また教授の方々も中国古典に精通されている方も多く、僕の本棚の書籍の多くがSBI大学院大学の教授が書いた書籍でした。笑 実際にレポートを書いて見てもらえるのを楽しみにしています。

また卒業後にMBA(経営学修士)を取得できるのも魅力だと思います。僕の場合はMBA取得が大きな目的ではないですが、自分が学んだ一つの形として取得できることは必ず今後に活きてくると思います。

説明が長くなりましたが、コーチング環境に恵まれ、思想や哲学の部分で共感できる学校で学べる。こんな環境はないと思い入学を決めました。

終わりのエピソードとして、先日SBI大学院大学のキャンパスに挨拶に行ってきました。事務局の方にコラムを作成していただけることになり、インタビューと写真撮影をしていただきました。自習室のある文章の前で写真を撮り、その時は撮影に集中していたの気づきませんでしたが、帰ってから写真を確認すると、受講生に向けた論語のメッセージが書かれていました!

読みやすいように書き下し文で書き、意味を説明すると、

学びて思わざれば則ちくらし。思いて学ばざれば則ち殆し

読書や先人の教えを学ぶだけでは不十分である。学ぶ事項について自分で思考しないと、せっかくの知識は身につかないし道理がわからないので道に迷ってしまう。また、自分で思考するだけで読書や先人から学ばないと、独りよがりになって人生の道を外れてしまい危険である。

まさに今の自分にピッタリのメッセージだと感じました。また今回のnoteの内容も要約するとそれに近いような笑 なので今回のトップの写真はそれにしました。

以上、前編後編と読んでいただきありがとうございました!しばらくはラグビーと学習の日々になりますが、文武一体!がんばっていきますので応援よろしくお願いします!





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