学生の本分は勉強

「学生の本分は勉強だ」なんて言葉を聞いた.または言われたことがある人は多いと思います。

僕も学生の頃にはよくそんな言葉を耳にしました。その度に早く大人になりたいなあなんて思ったりもしました。

しかしいざ自分が大人になり.そして親になってみて思うのは、大人の本分も勉強にあるのではないかということです。

学生時代が終わり所謂大人というものの仲間入りをしてはみたものの.相変わらず世の中には知らないこと、分からないことがたくさんあります。

さらに子供ができて「これってどういう意味?」とか「これはなに?」と聞かれる度に.実は自分が知っている物事でさえも知っているつもりになっていただけで、いざ聞かれるとちゃんと説明できないことに気がついたりしました。

そういった時にうやむやに答えたり誤魔化したり.知らないの一言で済ます術だけは大人にもなるとしっかりと身に付けていたりするものです。

しかしそういった僕の姿を見て子供が何を思うかと想像した時に.間違いなく尊敬などといったものは一切ないであろうことはすぐに気がつきました。

そんな僕が子供にいかに勉強が大切かを説こうが学生の本分は勉強だと言おうが何一つ伝わるはずがないと思います。

それは自分自身の学生時代を思い出せば明らかなことです。

なにも子供がいるからとか子供のためとかに関わらず.やはり大人になっても新しいことを学ぶというのは大切な事だと思います。

今まで自分が触れてこなかったようなジャンルの事を調べてみたり学んだりすることは自分自身にとっても新たな発想を生んだりする上で非常に大事な事です。

そしてなにより口先で勉強勉強と子供に言うのではなく.自分自身が勉強する姿を見せることで子供自身がなにかを感じてくれればそれでいいなと思います。たとえそれが親の思う結果にならなかったとしても、です。

それでも子供の好奇心というものは大人が考えもしないような所に目を向けたりします。

そこを突いてくるのかという質問や疑問を絶えずぶつけてくるものです。

そういった時にはちゃんと分からないことを伝えた上で一緒に調べてみようと言うようにしています。

そうやって一緒に調べて学ぶことで子供にとっても僕自身にとっても勉強になるし、わからないことをわからないままおわらせないで.自分で調べてみて解決するという事と、その方法を子供に実際に知ってもらう事にも繋がると考えています。

なのでやはり勉強とは学生時代にするだけのものではなく.生涯を通じてやっていくべき事なのではないかなと思います。

この世の中の全てを学び知ることはないのだから勉強をやらなくなっていい年齢やタイミングなんて存在しないはずです。

学生の本分は勉強、大人の本分も勉強、人生とは学び続ける事、そしてその姿勢を下の世代の子達に示す事が大切なんじゃないかなと思いました。


以上でーす。

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