選挙は盛り上げなくてもいい
今回の選挙戦について、あまり盛り上がっていなかった、という声が聞こえました。
でも、私は、「盛り上げなくて良い」と思っています。
以前、この本を紹介しました。
この本は、「泡沫候補」と呼ばれる選挙の現状について紹介したものです。
勝手に大手マスコミが「主要3候補」などと勝手に「主要」を選定し、ほかの多数をほとんど報道しない事に異論異議を唱えた本です。
私たちの心の中で勝ち負けを決めるのでなく、大手のメディアが勝ち負けを実質的に決めている。これは明らかに「不平等」だと思って、上記のことを書きました。
で、今回の選挙です。
テレビでの報道が少なかったようで、「盛り上がりに欠ける」と言った声もあったそうです。
いやそれで良い、そのほうが良い、と思ったぐらいです。
今回はテレビじゃなくて他のSNSを駆使した選挙活動が見られ、それが功を奏した方や政党もあったようですし、「今の若者はテレビを見ない」と、テレビで発言した党のトップもいたぐらいです。
大手メディアが勝手に断言をしてきた。それが、今、SNSの登場によってようやくその暴走を止められるのかもしれない。まだまだそれには力が足りないのかもしれませんが、その「入り口」には立ったのかもしれない、と思った今回の選挙でした。
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。