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ゼロから始めるコミュニティ立ち上げの5Step💪

Slack のユーザーコミュニティ JCN の運営を担当しています。
最近は社内の Tableau コミュニティの立ち上げも始めました。

後者はほぼ0からの立ち上げで、コンセプト作成からのスタートでした。
この記事は、そのときにやってみたプロセスのご紹介です。

といっても大それたものではなくて、「やりたいことをひとことで表す☝→ ブレストする🧠 → 5W1H 決める💪 → 始動🚀というシンプルなものです。


1️⃣ コミュニティの目的を一言で表現する:「このコミュニティは、⚪︎⚪︎な人が、△△について、◻︎◻︎するための場所です」

このコミュニティは⚪︎⚪︎な人が、△△について、◻︎◻︎するための場所です

出典:じぶん

コミュニティ立ち上げプロジェクトの開始にあたり、「どのようなコミュニティをつくりたいか?どんなコミュニティが必要か?」について、立ち上げメンバーで認識を合わせるところから始めました。

そして、チームがシンプルな表現で認識を合わせられるように使ったのが上記の構文です。

この点は、ミッション/ビジョン/バリューなど、様々な表現で検討済みかもしれません。どこかしらで形成されていれば勿論それで大丈夫です👌

何から始めたらいいか迷った時は、まずは「このコミュニティは⚪︎⚪︎な人が、△△について、◻︎◻︎するための場所です」を埋めてみてください🙋

今回、「ラーメンコミュニティの立ち上げ🍜」を例にしていきたいのですが、これだけだと「ラーメンが好きな人なら誰でもOK」「飲食業関係者が集まって、ラーメンの提供について情報交換する」「ラーメンを年間200食以上食す玄人のみを対象にしたい」などなど、意外といろんなパターンがありえます。
なので、この時点でざっくりとでも、メンバー間で認識を合わせておくといいかなと思います💡

今回はラーメンコミュニティの立ち上げを例にします

この時点では、多少あとから修正があるぐらいのレベルでも良いと思います👌
まずはチーム内の合意形成をするもの、この先のプロセスでチームで迷った時に思い出してみんなの目線を揃えるためのものです。

🤔 担当者が自分ひとりの場合は?
立ち上げ担当が自分一人であっても、ここの部分は誰かに壁打ちしてもらいながら考えた方が、将来的に社内や周りの人にも認められるコミュニティになりそうです🤝

ちなみに、JCN なら「Slack 有償ユーザーが、Slack の活用方法やコツについて、ほかのユーザーと情報共有相談ができる場所」という感じになります。いったんはこのぐらいの粒度で良いかなと!

2️⃣ どんな場所があるとよさそうか?をブレストする

つぎに、「じゃあそんなコミュニティでは、どんなことができるとよさそう?どんなコミュニケーションがありそう?」というのをチームでブレストしました。やり方は、よくある付箋ペタペタ方式です。

Loose Drawing さんのフリーイラスト好き。お世話になってます

🤔 ブレストがネタ切れしちゃった…
コミュニティの活動は、以下の要素の掛け算でいろんな選択肢が出てくるかなと思います。

  • 主体は運営?参加者?

  • 一方向コミュニケーション?双方向の発信?

  • 同期?非同期?

あとはブレストの救世主 Chat GPT に頼るのも良いですね🧠
1️⃣の内容をそのまま質問してみました🍜

アイデアを20個出してもらいました!

3️⃣ アイデアをグルーピングして、今回立ち上げるテーマをきめる

ある程度アイデアが出たところで、似たもの同士をグルーピングしていきます。
グルーピングをしていくつかのテーマがみえてきたところで、今回立ち上げるコミュニティではどのテーマを扱うか?を決めました。

その決め方ですが、「既存コミュニティとの重複がないか」「1️⃣ で考えたコミュニティにするためにはどのテーマの優先順位が高そうか」を考えました。

こんな風にやりました

🤔 いくつ選べばいいの?
私たちの場合は、「まずは1個たちあげよう!」ということで No.1 を決めましたが、ここでいくつ選ぶかはケースバイケースかなと思います。

一度に5-6個のテーマを選ぶことも、例えば大きなコミュニティの中で分科会を初めから用意しておくようなやり方で、十分あり得ると思います。

ここまでくると、「なんだか新しいことが始まりそう…!❤️‍🔥」というワクワク感が一気に増します💪

4️⃣ コミュニティの具体的な活動を考える

3️⃣ で決めたコミュニティを始動するために、5W1H を具体的にしていきます。

例1)テーマを「食べたラーメンを共有できる場所」と決めたなら👉
具体的な活動:会員サイトを用意して、いつでも誰でも自由に投稿できる場所にする。参加者は運営メンバー各自のSNSで告知して集める。初めは運営メンバーが積極的に投稿して例を示す。

例2)テーマを「ラーメンを一緒に食べに行く会」と決めたなら👉
具体的な活動:月に一回、はじめは東京近郊で開催する。参加者はSNS上で専用ハッシュタグを用いて募る。

5️⃣ ここまでの内容をプラットフォームに落とし込み、参加者向けの説明を用意する

コミュニティで使う予定のプラットフォーム(Slack、Discord、Facebook グループ、Techplay、社内リソース、などなど…)に、ここまで考えたコミュニティのテーマや活動内容を落とし込んでいきます。

これは、初めてコミュニティを知った人やコミュニティに参加したばかりの人が、「ここは誰のためのコミュニティで、何ができる場所なんだろう?🤔」がすぐわかるようにするためです。

たとえば自分が関わっているコミュニティですと、

1:JCN のコミュニティ全体の交流
プラットフォームは、Slack ワークスペース。
説明は、Webサイトと 「#はじめに」チャンネルに記載。

2:JCN の分科会(上記1のコミュニティの中にいくつかの分科会がある)プラットフォームは、分科会ごとの Slack チャンネル。
説明は、各チャンネルのチャンネル説明欄に記載。

3:社内 Tableau コミュニティ
プラットフォームは 、Slack チャンネルひとつ。
説明は、チャンネル canvas に記載。

ここまでで、コミュニティの枠組みの完成です🥳🎉

🌟おわりに

さあ、コミュニティの箱📦を作ったら、つぎは計画的な盛り上げが必要です!
コミュニティは作って終わりではないですね、長い道のりです😂

コミュニティは作るだけなら実は簡単で、継続することこそが難しいと思っています⛰️

活性化の部分については、マガジンにいくつか記事を書いています。
今回の続編として、よければいつかご一読ください☘️

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