20代その後の成長 「20代で得た知見」を手にして〜旅〜
今回の旅。
私のいつも一緒の本は持っていくのはやめた。
今図書館で借りて読みたい本は、どの本もA4サイズ以上という異常。
旅先でゆっくり本を読んだ試しもない。
そこでスケッチブックを持っていくことにした。
そんなことを旅の相方に伝えたら
これおすすめ
と一冊の本を差し出してくれた。
『20代で得た知見』
著者 F
KADOKAWA出版
有名な本のようだけど50代には目にとまらなかったのだろうか。
サラリと目を通せば、かなりの文字数がぎゅっと詰め込まれ、気になる単語の数々に本の中へ吸い込まれていった。
20代
こんなにも繊細に揺れ動いており、揺れ動いていたんだ。
恋愛、仕事、お金、家族、人間関係
全てが勝手な予測のはじまりの時。
20代で夢見た予測、今の私はお見事なくらい全て外している。
でもこれこそが、「成功」のようにも思えた。
Fさんの惹かれる女性が、現在地の自分にじんわり涙が溢れた。何者でもなければ、最低な現在地の自分だけれど、そこには「度胸」があるとFさんは表現されていた。
みんなが飛び越えられるハードルは怯えて超えられないけれど、みんなが簡単に超えられないハードルは越えられる変態の今にいる。
この本に散りばめられているのは、全体的に「愛」への投げかけが多く感じた。確かに20代、恋愛を日常から切り離すのは生物学的にもおかしなことなんだろう。
そんな20代から50代の今を通してみてみれば、全てが「愛」の成長でしかない。愛には全てが含まれている。
「愛」は「恋愛」であり彼女彼氏という特定パートナーの視点のみの20代だった。が、今はそんな特定のパートナーを超え、仕事、人間関係、家族、お金、全てが「愛の成長」と関わっていることに気づく。
愛の成長度合いによって今の人間関係を作り出している。
言葉、忘れ難い断片・・そこを成長させていたのは「愛」なんだろうな。
「愛」の成長は、時には人に対し冷たく出来るようにもなる。それはそこには「愛の陣地」といった垣根がない気づきから出来るようになる。
そして垣根を越えたもの同士の出会いでは、映画のスクリーンさえ越えるほどの、新たなる壮大な創造の作品づくり、愛の表現を楽しめる。
今の20代とアラフィフの20代が全く違うことの一つがSNS。「本当の幸せはSNS上に流れていない」といったような表現が本の中にあった。
確かにSNSを始めた当初は、日常の認めたくない現実逃避を発信していたようにも思う。ここに本当の幸せはない。ここ最近も本当に感じる幸せをSNSには載せていないと感じている。それは理想の幸せの現実こそが日常となり、発信する必要さえない。
どこかのセミナーに行って。。。
どこかの先生を探して。。。
としか出会えない優れた人たちとの出会いが、ありがたいことに、ただの偶然、日常となって起きている。
日常、優れた人たちは「優れた才能」の肩書きは隠している。が、ちょっとした何気なく発した言葉が「優れた才能」を滲み出す。そこに忘れ難い断片に心動かし生きてきた人たちは、気づくのだろう。
優れた才能
優れた人たち
幸せ
この基準もそれぞれ、個々の愛基準でしかない。
旅先で本を読んだ試しはなかったけれど、今回はざっと目を通せて多くの言葉との出会いがあった。
これも旅での出会い。
人生が創られていくひとつなんだろうな。
絵本では、「子供時代がなかった大人はいない」というキャッチフレーズのような言葉があるけれど、「20代をすっ飛ばした大人たちはいない」だろう。
今の世の中を知るのにも誰もが目を通しても良さげな一冊。
Fさんが本の中で投げかけた言葉に、各章ごとお返事を書きたくなる創造をくすぐる一冊。
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