385の女風冒険記③
さて前回は偶然に偶然が重なり、女性用風俗店を突如予約してしまった385。
とうとう念願の女風デビューの日を迎えるのでした…
385の女風冒険記〜その3
まさかの女風予約から一夜明け、緊張でほとんど眠れぬままに当日の朝を迎えた。
まるで片想いの彼との初デートかのように心臓はバクバク!
ご飯も喉を通らず、吐きそうなくらいの緊張状態。
洋服はどれにしよう?
やっぱ勝負下着だよな?
ヤバイ!寝てなさすぎてメイクが乗らない…
そんなこんなと支度に戸惑いながら、待ち合わせの時間は刻一刻と近づく。
そして出かける前にお店に連絡を入れる。
本日は予定通りでお願いします。
私の服装は、
上 ピンクのカットソー
下 紺のスカート
靴 ベージュのサンダル
鏡で身なりの最終チェックをして、いざ出陣!
そこにお店からのメール着信音。
サワコ様
ご連絡ありがとうございます。
本日はよろしくお願い致します。
あ〜…これで後戻りはできない…
未経験の世界に一歩足を踏み出そうとしている自分を鼓舞して、私は電車に乗り込んだ。
電車の中で、今回のお相手セラピストAさんのプロフィールを振り返る。
身長172㎝ 体重55kg
22才の現役大学生
モデル経験あり
趣味はダーツ・美術館巡り
顔はモザイクがかかっていて全く予測不可能。モデル経験ありというのだから、ブサイクでないことは確実だろう。
プロフィール写真の服装は、今時の大学生という感じ。
写メ日記の文面が若干パリピっぽい気がするけど、まあ若いからだよね…?
正直、昨夜の偶然の写メ日記以外はあまり私との共通項がない。
初回に大学生って、年下過ぎたかなぁ…
電車が目的地に近づくにつれ、不安ばかりが頭をよぎる…
そしてとうとう今宵の戦地、眠らない街・新宿に到着してしまう…
待ち合わせは某映画館前(後にここが女風待ち合わせのメッカだと知る)
何人か待ち合わせらしき女の子が立っている。
みんな女風の待ち合わせだったりして…笑
なんて思いながら、私のスマホを持つ手が小刻みに震えている。
もうヤダー!帰りたいかも…
そんな風に思い始めた瞬間、目の前にサッと人影が立ち塞がる。
「サワコさんですか?初めましてAです」
ニコッと笑ったその青年は、可愛い子犬のような瞳の弟系イケメン!
(え!あの…ジャ◯ーズ事務所の方ですか?)
と心の中で呟く。
モザイク写真の想像の上をいくイケメン登場にプチパニックになる私。
「じゃあ行きましょうか?」
そっと腰に手を回され、導かれるように歩き出す。
もう地面を歩いている感覚もないくらいにガチガチに緊張している私。
「緊張してますか?」
「は、はい…」
明らかに年上な女のガチ緊張の様子を見て、Aがフッと意地悪そうに笑ったのが横目に見えて……つづく
とうとうセラピストさんと対面した385。
果たして、385の女風デビューは成功するのか否か?
待望の施術編は次回!
乞うご期待!(ひっぱりすぎかなぁ…?笑)
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