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気づけば時間だけが経過して…(2023年5月&6月の創作活動振り返り)

音声作品向けのフリー台本や小説創作など、一次創作の物書きをして7年目になります。さわな と申します。
久々の更新になります。自分の振り返りを兼ねて、近況を報告します。


まえがき

前回4月の振り返り記事を投稿してから、2ヶ月近くが経過しました。
直近のnoteで触れていたように、私生活が忙しく、筆を取る時間を作るのがやっとという状況でした。心身疲れているせいか、細切れ時間の創作もままならず、読書に費やしており、なかなか腰を据えて創作に向き合えない状態でした。
5月はnoteを綴ったり、(投稿には至らなかったけど)フリー台本を書いて、1.5万字程度でした。6月は皆無に等しい。
今日は1時間強くらい集中できる時間が確保できそうなので、メンタルケアのためにnoteを書いて発散しようと思いました。

私の近況について

創作活動に時間を割けなくなった原因

ズバリ、仕事の比重が増したからです。
残業も増えました。お昼休みも仕事が割り込むこともあります。
家庭のことで自由時間が少ないのは、相変わらず。子供の付き添いで休みでも日中は自分の時間は取れないし、自分の疲れが取れなくて朝活もご無沙汰です。子供たちも早起きなで、朝から振り回されて大変です(笑)
時間的余裕がないことに加え、仕事の責任が増しているので精神的に疲れます。
仕事という観点では充実していると言えるかもしれない。
昇進・昇給の話も頂き、ありがたいのですが、どんどん創作活動から遠のいてしまう気がして、前向きになれず。
人生のバランスというか、時間配分がこれまでと変わってきたなと感じています。

そんな中、心を救ったのは読書だった

筆を取って、文章を書く心の余裕がなくなってしまいましたが、ただ時間が過ぎていくのはもったいないし、悔しい。
この燻っている時間を有効に活用できないかと、5月後半からほぼほぼ読書に費やしました。
GW中にたまたま観た中世ヨーロッパのドラマ(note「中世ヨーロッパの世界観の参考に!『最後の騎士 マクシミリアン 権力と愛の物語』を観た感想」参照)に感化され、世界史の通史や一般書を読みました。
読了後は達成感はあるのですが、記録に残しておかないと忘れてしまうので、こんな時こそnoteです!


5月・6月の読書の成果

2ヶ月での読書量は合計15冊でした。
 小説創作の実用書:1冊
 世界史の本:14冊


マクシミリアンのドラマを観た影響で、ハプスブルクや神聖ローマ帝国、騎士文化に関する本を漁りました。
ぼんやりしていた騎士文化や15世紀のヨーロッパの宗教戦争のことがよくわかりました。ファンタジーの創作に活かせればなと思います。

無性に舞台背景(時代や土地、文化)が気になってしまう癖がありまして。(疑問点がわくと物語に集中できない)
映像作品を見た後で、気になったことを調べる感覚で歴史書を見て、さらにわいた疑問を数珠つなぎに調べていく読書をしていました。

あとは、会社の研修の教材立った実用書も1冊読みましたが、ここには挙げていません。創作活動ではなく仕事の話なので省略します。

6月28日現在、4冊の政治・世界史、宗教の本を同時並行で行ったり来たりしながら読んでいます。

小説創作の実用書

小説を書くなら武器を持て!: -ライトノベル作家の書き方入門- タカミノ出版

端的に書き方のコツがまとめられており、大枠や流れを掴む入門編。 やはりプロットを書くのは必須である、ラストシーンが物語の肝だと実感した。戦闘シーンの書き方に関する指南書は読んだことがなかったので役立った。


世界史の本

1,一気読み世界史

西洋史、東洋史(アジア)と区別せず、人類の歴史を5000年ひとつなぎで学べる。大局を見る歴史一般書。ゲルマン民族の大移動が地球の寒冷化に起因しており、それは中国圏における中華王朝の衰退と遊牧民族国家の勃興の誘因になっていた話には「なるほど」と圧巻された。人類の歴史の繋がりを実感できる。


2,「王室」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

王室に着目し、世界史を紐解いていく本。実は外国人が始祖となっている王室もあり、自分的には新発見が多かった。


3,「民族」で読み解く世界史 教養として知っておきたい

民族に着目した世界史の本。各民族のルーツがしれた。


4,神聖ローマ帝国1495-1806

和訳本のためか、難解だった。最初に読んだ神聖ローマ帝国本にしてはハードルが高かった。


5,図解ヨーロッパの紋章

ヨーロッパの紋章の発祥や歴史、騎士文化まで書かれていた。王家の紋章の由来や意味、良く用いられるモチーフや幾何学模様など体系的なことも書かれていた。紋章も分割されることに驚き。複雑な紋章があるのは分割相続のためか。


6,図解ハプスブルク帝国

最初に読んだハプスブルク王家本。始祖のルドルフ1世からオーストリア=ハンガリー帝国崩壊まで、王家の出来事を通しで理解するのに最適だった。


7,THEハプスブルク王家

カラーで王家の肖像画や王冠などの宝物の写真が載っているヴィジュアルムック。神聖ローマ帝国の帝冠やレガリア、ハンガリー王冠、ボヘミア王冠なども見られてワクワクだった。


8,中世最後の騎士 皇帝マクシミリアン一世伝

マクシミリアンのドラマを観て、彼の人生を知りたいと思ったので。私が知る限り、彼の唯一の伝記(日本書)。著者のマックスの愛称呼びに、私のマックス愛は高まるばかりだった。
他の歴史書とは異なり、マクシミリアン一世を主人公にした小説に近い。


9,ビジュアル図鑑 中世ヨーロッパ

ヴィジュアルが豊富で、1ページにひとつのテーマで用語やエピソードを解説してて読みやすい。
中世の英雄、伝説・伝承、農村、都市、農民生活、王侯・貴族の生活、宗教観などが簡潔に書かれている。


10,ハプスブルク家 (講談社現代新書)

マクシミリアン一世伝と同じ著者のハプスブルク通史。各君主(当主)中心に書かれており、王家を通したヨーロッパ世界も俯瞰できる。
個人的には各当主の性格も書かれていて、人物像を知ることで寄り身近に感じられた。


11,中世の騎士 武器と甲冑・騎士道・戦闘技術

騎士の誕生から盛隆、衰退までの歴史。騎士の戦闘、武器について詳しく書かれていた。実際の戦闘の記述はワクワクした。騎士と言えば騎馬突撃なのがよくわかった。騎士の衰退はもはや新兵器の誕生と中流層の台頭(封建制度の形骸化)による時代の変化のせいだと改めて実感。


12,中世ヨーロッパ 攻城戦歴史百科

城を落とす攻城戦を取り上げた本。西洋の城が何故堅牢なのかよくわかった。図解も多く、攻城戦で活躍した兵器の仕組みも書かれている。防衛側(籠城側)の防御・攻撃の仕掛けは日本の城にも通じるものがあり、おもしろい。考えることは同じなんだなと実感する。


13,世界史のリテラシー 「ロシア」は、いかにして生まれたか タタールのくびき

ロシアのウクライナ侵攻の理由はなんだろうと疑問だった。ロシアの大義はロシアの成り立ちに理由があるのではないかは感じ、この本を手に取った。某大統領はロシア、ウクライナ、ベラルーシは三兄弟と言っていたが、確かに祖は同じだったし、西欧のように中間層から台頭する勢力がなく、王の成果を権威が増し、それが土台となったことで中央集権国家になったと納得した。


14,ハプスブルク帝国 (講談社現代新書)

ハプスブルクの通史。異なる著者のハプスブルク本(10番)と同時並行で読んでいた。定説を述べた上で、新解釈や歴史家達の最新の評価も加えられている。中立の立場で述べられており、10番のハプスブルク本より辛口なのだが、違った視点で論じられた内容は気づきも多かった。



創作活動の振り返り

5月の投稿のお礼

たくさんのスキを頂いた投稿はこちらでした。ありがとうございます。
私の読書のきっかけを作った作品ですね。

 

5・6月の活動成果

6月は何もしていないのに等しいので主に5月の成果です。

  1. 小説執筆・投稿

    • 成人向け小説:4/17から投稿開始し、平日毎日投稿を続け、全41話で5/31完結。

  2. フリー台本執筆・投稿

    • 男性向けシチュエーション台本を書くが投稿に至らず。悪役令嬢をテーマにした連続もの

  3. note投稿3本

    • 活動報告・エッセイの記事:2本

    • 創作ノウハウ記事:1本

  4. YouTubeのショート動画作ってみた

    • フリー台本に関する啓蒙的な動画を作ってみた。同じく一枚絵で要点をまとめた画像もつくってみた

一枚絵も作ってみた


■頑張ったこと

  • なろう小説、平日連続投稿で完結!

  • 読書(創作の糧として)

  • ショート動画作成(内容が内容なので視聴数は乏しい)


あとがき

読了した本を挙げましたが、ずいぶん読んでいるなーと思ったら、2ヶ月で10冊超えていました。
興味がある本だと手に取るのも読むのも楽しくて。
読んだ本の中に自分が知りたいことが見つからないと、次の本を探したり、世界史のなぜなにの答えとなる本質に辿り着きたくて、図書館に通っています。
こうやってnoteでオープンにすると自己肯定感が高まりますね!

仕事では学会誌に投稿する論文が大詰めで、要約文だけ英語で書かなきゃいけないので、英語と格闘していました(笑)
最終的にネイティブの方に校閲入れてもらいましたが、やっぱ私の英文は稚拙で、まだまだだなーと思いました。
と、いうわけで、私が代表著者となる論文が秋頃に発表されるでしょう。

論文投稿したら落ち着くと思うので、そろそろ小説か台本書き始めたいぞ…。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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