Change to Hope2022の学び 〜チームとは?コミュニティとは?〜

昔、忘年会兼クリスマス会が会社であって、予算2000円くらいのプレゼント交換会があったんですが、
当時の部長から僕にくれることになって、「最も高価なものはなんだろう?と考えたら『考え方』だと思った」と
言われて本(最高のリーダー・マネジャーがいつも考えているたった一つのこと)をもらったのを思い出します。
学び・持論のシェアが最も価値が高いと考えて、シェアしたいと思います。

Change to Hope 2022に行きました。

CtoHのDay1に参加して、4本講演聞きました。
なかでも、最後のOFFRECO(NewsPicksの番組)のコミュニティの回が、
仕事、特に組織づくりの話にすごく示唆があったのでまとめようと思います。
登壇者:OFFRECO(大室産業医、石山アンジュさん、Z世代社長2名)

Change to Hopeとは、ユーザベースが開催した丸の内を2日間ジャックしたビジネスフェスです。
https://www.change-to-hope.com/

コミュニティの定義

コミュニティって、みなさんどんな定義を持っていますか?
数年前からコミュニティが、オンラインサロンの隆盛とともに注目されてきたイメージで、最近ではDAOのような自律分散組織(=中央集権組織や資本主義と反対のイメージ)もついてきたなと思っていました。
その中で、大室さんのコメントですごく納得感のある定義のシェアがありました。

チーム=目的がある組織
コミュニティ=組織としての目的がなく個人に主体性がある組織
例えば、プロ野球は、チームの優勝を目的としていて、草野球はそのチームでつながること自体が目的になっている。
日本では、会社がチームだけではなく、コミュニティの側面も持っていることも多かった。

他にも西洋・東洋の宗教文化の違いとか、日本の島国・ムラ社会から他人と話さない文化だったとか面白い示唆はあったのですが、チームとコミュニティの違いについてビジネスやマネジメントに置き換えて見たいと思います。

チームとコミュニティの位置づけの整理

当初この話を聞いたときに、ベン図をイメージしました。
左にチームの○、右にコミュニティの○ 重なっている部分が両方を持っていて、「昔の会社」みたいな感じ。
ただこれがなかなか納得感がなく、どこからが境目なのか、個人によっても捉え方が違うのではと思いました。そこで思いついたのが、縦軸と横軸の考え方です。

縦軸が目的を達成する力=チーム力
横軸が個人の主体性を内包しながら所属やつながりの魅力をもつ力=コミュニティ力
そうすると、強チーム強コミュニティ、強チーム弱コミュニティ、弱チーム強コミュニティ、弱チーム弱コミュニティというおおまかな4象限が出てくるわけです。
これを、前職のリクルートの組織・上司にあてはめると、大きく成果があがった組織や、尊敬する上司の組織は、強チームであるとともに、強コミュニティだったなと気づきました。
5年目、7年目の組織は、個人の成果が共鳴して、非連続の成果があがり、これが組織の力か!と思っていた時があったので、その強チーム強コミュニティを、自分のマネジメント手法においては目指し続けているのだと、腹に落ちました。

組織の拡大、人数の拡大について

また、組織の拡大は、「チーム」を作るにおいても難しいのはもちろん、「コミュニティ」を作るにおいても難しさがあるのだなと感じました。個々人の意思の反映の難易度、つながりの希薄化、相互理解/コミュニケーションのコスト増。
スタートアップで少人数で走りきれる時は、目的達成のイメージが共有しやすいだけではなく、個々人の主体性を認めながら所属やつながりの幸福を与えやすいフェーズなのだなと思い、そこからどう運営していくかは、マネジメントの「チームを作る力」と「コミュニティを作る力」の2つの力が求められ、磨いていかなければいけないと思いました。

次は、地域経済発展のコミュニティ運営支援プラットフォームの会社に行く予定なので、学びを生かして行きたいと思います!

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