母は筋力を保つためにプロテインやタンパク質を意識している。
若い頃から痩せ型の母に、中学時代運動部で日焼けした脚を「棒みたい」と意地悪を言う女生徒がいたらしい。そういうことをわざわざ言いにくるのは1人だけで、今でいう発達障害が疑われるような人物だったと思うのだが、思春期の母の乙女心を傷つけたようだ。
その人物とは同窓会などでもその後会うことはなかったのでずっとそのイメージのままなのだそう。それから30年以上が経ったころ、母の職場に20代の有名大卒の部下が入った。有名大卒でもバランスのとれた人物は多く存在するが、母のところの部下は周りを戦慄させるタイプだった。
ミスは認めないし、機転をきかせることよりも自分のやり方に固執するので、周囲のフォローが欠かせないのだが「ここの職場はぬるま湯みたい」と口に出したり、卒業した有名大の話ばかりするので周りは辟易していた。