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白い沈黙🇨🇦THE CAPTIVE

この映画は、直接的な暴力シーンはないけれど、ゾッとするところが多かったので冬の暗くて寒い時期に観たらすごく気が滅入ってしまいそう…

ある吹雪の日、9歳の少女・キャスが失踪した。父親のマシューは誘拐を主張するが、物的証拠や目撃情報は一切なく、逆に刑事たちから疑惑の目を向けられる。やがて捜査も完全に行き詰り、8年の月日が経ったある日、キャスの生存を仄めかす手がかりが次々と浮上する。それはいったい誰が、何のために発したサインなのか。彼女は本当に今も生きているのか。やがてマシューの行く手に待ち受けていたのは、空白の8年間をめぐる想像を絶する真実だった―


誘拐や人身売買のコミュニティと小児性愛者のネットワークなどについて「実態がよくわからない」不気味さと、世の中には自分の想像や理解を超える人々がいるかもしれないということだけが深く心に残った。
どちらもフィクションだけど、私はハンガーゲーム🎥のストーリーを知ったときのような気分の悪さを感じたかな…映画鑑賞が大好きでどんな作品でも観たいという方以外にはおすすめできないと思った。。。

前作の「デビルズ・ノット」では実際に起きた未解決の猟奇殺人事件を題材に、不可解な犯罪の深い闇に踏み込んだエゴヤン監督が、本作では、邪悪な犯罪組織がたくらんだ少女誘拐事件を、かつての「エキゾチカ」などを思わせるパズル状の多面的な語り口を通してスリルと刺激満点に描写。カナダの雪深い白銀の世界を舞台に、どす黒い悪意に満ちた犯罪劇が展開し、どこか現代のおとぎ話めいた、いかにもエゴヤン監督ならではの不思議で甘美なダークファンタジーに仕上がった。主演は、「デッドプール」のR・レイノルズ。


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