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#1.手の中に気が有ること

中国の言葉に「先覚後知」というモノがあります。

色々と理解する前に、

まず体感すること。

その後、理屈を知ると深く学べると言う意味の言葉です。

…と言う事で、まずは氣を体感することからスタートしてみましょう。

何処でも始められますが
2,3分だけ安全に目を閉じれる場所に
移動してから始めてみて下さい。


では、目を閉じて、

リラックスできるポジションに手を置いて下さい。

そのままダランとチカラを抜いて、

親指のチカラを抜いて、
人差し指、
中指、
薬指、
小指、

手のひら、
前腕、
肘、
肩、

と、頭の中で意識しながら
順にリラックスしていってください。

全てのチカラが抜けたら、
そのまま手の重さを感じて
沈み込むように全体の重さを感じてみましょう。

すると、

筋肉が弛緩する事で、
血管が拡張され、
拍動が腕や手に感じられる様になります。

拍動が強くなり、
血流量が増え
掌が暖かくなってきます。
その熱を感じたら、

ゆっくりと目を開けてみて下さい。

これらは自律訓練法と言って、
医療現場でも活用されている方法です。


人によって体感は出来る度合いは、
変わってきますが、
名前の通り訓練法なので、
訓練を繰り返すと上達します。

鍼灸や気功の治療も、プロセスの違いはあれど、外部刺激で行う事でこれらと同様の効果を生み出します。

この様に、
普段意識していない筋肉の緊張や、
血流量、体温を感じ、
コントロールできる様になる事が、
氣のスタートです。


気を学ぶと

動作(姿勢),

呼吸,

意識

これらが一致する事を指導されます。

自分が最もリラックスしやすい
手のポジション、
呼吸のリズム、
意識の集中の仕方、
に慣れてくると、
一連の流れが自然となってきます。

今の実験があまりよく分からなかったと言う方の為に、もう一つ実験をしてみましょう。

親指と人差し指の先をくっつけて
輪を作ってみて下さい。

輪ができたら接した指先に
焦点をあわせてみて下さい。


貴方の見つめている触れ合った指の間を

毎秒660億個のニュートリノが通過しています。

目で見えていなくても、
感じていなくても

実際に存在するモノは沢山あります。

しかし、
それらを我々が意識して、
どの様に感じるかが、最も大切です。
感じてなければ無いものと同じです。
それは気持ちも同じで、相手に伝わっていないと、相手にとっては無いものと同じになってしまいます。

だから、
意識して感じたり、
伝えたりする事が重要で、
これを日本の言葉では、

“気をつける“と言います。

それが東洋哲学の考え方であり、
“気“を扱うと言う事なのです。

#氣
#東洋医学
#健康
#自然

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