見出し画像

#5.何かを成すまでの深さ。

人が専門的な技術を磨いて
一人前になるまで
一万時間かかるとそうです。

中医学の世界にも同じ様な考えがあり
一万人の患者さんを診ると
ある程度何でも治せる様になる
と言われています。

一万件

一つ一つ積み重ねていくこと
一つ一つ掘り下げていくこと

それらを地球規模で考えてみます。

10000m積み上げる場合
ブルジュ・ハリファは2018年現在、
世界で最も高い建造物です。

それの倍くらいの高さから
低い雲たちが表れます。

その更に4倍の高さの8000mあたりに
地球で最も高い陸地ヒマラヤ山脈

10000mはその更に上です。

この高度では、
酸素は薄く、気温は-50℃にもなります。

では逆に潜って診るとどうでしょうか。

クジラが潜れる深さが3000m程度だと言われています。

更に深く、6500mまでが現在潜水調査が有人で行える限界の深さで

8400mを越えると魚がいなくなります。

10000mの深海…

マリアナ海溝の最深部では
底が10911mだと言われています。

そもそも水深200m付近くらいからは、
太陽光の届かない、闇の世界です。

気温は2℃前後(場所によります)
気圧は10001気圧。
大体で言えば、小指の爪の面積に
アフリカゾウが7,8匹乗るくらいの圧力くらいでしょうか。

高さや、深さで
一万と言う数字をイメージすると
とても壮大です。

とは言え、
一万という数をこなす事は
時間さえかければ然程難しくはありません。

勉強でも毎日6時間したら、
5年ほどで一万時間に到達します。

我々が意識せずに行っないる
呼吸は、半日で一万回
鼓動は、2時間半ほどで一万回
を数えています。

言葉を話せるようになってから、
毎日誰かに「ありがとう」と伝えているなら30歳になる頃には、
その数は一万を超えています。


何にせよ、そう言う状態には
いつの間にか辿り着くモノです。

深い深い目的地の道中は
早々に光が届かなくて暗闇の中を
手探りで進まないといけません。

気高く高い山の頂上に至るには
息苦しい大気に、体を順応させながら
登らなければなりません。

けれど、
深海に至った生物や
高度に順応しようとした生物は

輝き、空を飛べる様になります。

昔、学んだ先生によく言われた言葉があります。

「そこに魂を込めれているか」

他人からみてどうかではなく、
自分の経験としての一回一回に
その魂が宿らせる事が出来ているかが

一万回目に起こる進化の為には必要なのかなと思います。

#東洋医学
#自然
#成長
#心
#気

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?