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人生、問題が起こる時は、突然、そして一気に起こる

6月の下旬ぐらいに左胸がなんとなく張ってるなあ〜。と思った。

私は普段生理前でも胸が張ったような感じはしないので、一応乳がんの検診をしておくかと思い検診を予約。

めぼしい病院に問い合わせしてみると、どこも「医者の診断は?」「過去の検査結果は?」と聞き始める。「これはぜひにでもうちの病院のがん病棟に入ってもらわんと!」と言う気持ちが感じられる。

何も言われて無いけどしばらくやってなかったから検診したい、って人はいないのか?

インドに来てからそんなものやった事が無いし、日本にいた時だって強制的な検診がなかったらやってなかったと思う。

この点からは、日本って保護が手厚いなあ〜って感心する。

インドに来てから、会社が強制的に従業員に受けさせている検診は(私が過去にいた会社では)なかったし、ましてや市区町村が主体でやってるものはなかった様に思う。

結局自分で色々調べて乳腺外科の予約を取ったものの、お医者さんの休みや、私の出張が重なり、一週間程先伸ばしになってしまった。



乳腺外科の予約がを待っている間に今度は別の症状が出て来た。

まずは右上の歯が欠けてしまった。

欠けた部分の応急処置をしてもらおうと思い歯医者に行くと、上の歯は左右とも詰め物が古くて全体的に詰めなおす必要があると言う。その上、歯茎が炎症をおこしてるらしく「え?痛くないの?本当に?」と言われるぐらいひどいらしい。

直近で歯医者に行ったのは3月で、「インプラントを入れる予定の一箇所以外は大丈夫。」と聞いていたので、これにはショックだった。

そんなに前の事ではないし、歯医者に通っていたのに。。

改めて全体のレントゲンを撮って確認すると、歯茎が全体的に炎症を起こしており(要は歯槽膿漏)、特に右下と左上は急いだほうが良いと言われた。お値段を聞いてみると、1区画(上下を半分に分けて、全部で4回)で約9,000ルピー。4区画分やらなければならないので、中々のお値段だ。

その上、元々インプラントにするつもりだった右上の1本と、右下の一番奥は抜かなければならないので、合計で2本のインプラントが必要だと言う。

歯茎の治療:約9,000ルピー x 4回=36,000ルピー
インプラント:約50,000ルピーx 2本=100,000ルピー

・・・え、無理。

私は頭を抱えた。


とりあえず歯医者についてはタイミングや進め方を検討する事にして、一度持ち帰って考える事にしたのだが、そしたら今度はひどい便秘と腹痛、腰痛に襲われた。

私はいつも、生理が終わった後は数日便秘気味になり、その後、お腹が緩くなり、この頃に恐らく排卵痛と思われる腹痛/腰痛になる事もあるが、いつもそこまで酷いものではない。

だから、今回もいつもと同じだと思っていた。

しかし、今回はいつもと違って便秘は1週間近くも続き、そのせいでお腹はパンパン、少し食べるとすぐにお腹がいっぱいになって苦しくなり、また、トイレも近くなってしまい、トイレの整備が進んでいないインドでいつトイレに行きたくなるかと思うと、外に出るのが恐怖に変わった。

腰痛/腹痛もいつもに比べて痛みが強く、いつもは薬を飲むとすぐに治まるのに、今回は中々治まらない。

この症状が出ている間は、出張中だったので移動も多かったし、気軽にトイレに行ける様な状態ではなかったので、我ながらよく乗り切ったと思う。

行ける時には必ずトイレに行き、長距離の移動の時は水をなるべく飲まないようにして何とかやり過ごした。

最も大事なのは「トイレも行ったし、お水も飲んでないから、大丈夫!」と自分に暗示をかける事である笑



一時的な症状だと考えて日々対処していたが、これらの症状がいつもと様子が違うため、「・・・あれ?これはもしや?」と嫌な考えにとらわれた。

私は7年前に卵巣嚢腫の手術をしている。

左側の卵巣に水が溜まってしまい、12センチx8センチの大きさまで育ててしまったので、発覚した時は手術しか選択肢が無かった。

卵巣関係の病気は自覚症状がないため、発覚した時は進行しており治療の選択肢が狭まってしまう事が多いと聞く。

卵巣嚢腫が発覚したきっかけは、ある日突然、尿閉になってしまった事だった。お腹はパンパンに膨れているのに、トイレに行っても激痛でおしっこが出ない。

その症状が出た時は、夜だったので今病院に行ってもいいのか、どうやって・どこの病院に行くのか、結論を出せなかった。一人で夜中ずっとのたうち回って苦しんだ後、結局、当時別居していた元夫に病院に連れて行ってもらった。元夫よありがとう。

その時は病院の緊急棟で処置してもらい事なきを得たが、処置を終えた後、改めて婦人科に行って発覚した。

細かい点は異なるが、この時の状態に少し似ている事に気づいてしまった。

そこで冒頭の乳がんの検査の時に同時に診てもらう事にした。
(ダメだったら改めて担当のお医者さんの予約を取るつもりだった。)



ある程度の診断が出るまでもすったもんだしたのだが、それはまた別に書くことにする。

結果として、やはり左側の卵巣嚢腫がまた大きくなってしまっており、詳細はこれから決定するが、基本的には手術する方針となりそうだ。

私は再び頭を抱えてしまった。

今月は息子の大学の学費を支払う月だった。

新しい仕事の給与は上がったが、税率も高くなったため結果として手取りはそんなに変わらなかった。その上、営業なので交通費の様にこちらで先払いするものも多く、思う様に学費は貯められなかった。

その上、知らないうちに大学の学費も上がっていた。

私はある分を全てかき集めて払ったが、それでも足りなかったので息子が貯金とクレジットで残りを払ってくれた。

この時点でほぼ貯金はゼロである。

また来月から年末の学費を貯め始めないといけない。

この状態で、歯医者の治療費と卵巣嚢腫の手術費はどこから捻出すればいいのか?

手術費は保険でカバーされると思うが、一時的に払わないといけない費用(デポジットや消耗品など)や、交通費などの細かい出費は増えるだろう。この状態ではとてもじゃないが治療できない。

これに加えて、今借りている部屋の更新が迫りつつある。

インドは契約更新時に最低10%の値上げが法律で決められている。オフィスとの交通の便も考慮して引越しをしようかと思っていたが、どんぴしゃのタイミングで、色々な事が起こり始めた。



少し落ち着いて情報を整理してみた。

現時点で決まっていない事もあるが、進め方とタイミングとしては以下になりそうな気がしている。

7月下旬: 歯医者、左下の治療と抜歯、インプラント体を埋め込む。
(インプラント体が歯茎に馴染むまで最低3ヶ月かかる)
8月中: 卵巣嚢腫の検査や保険内容の確認
9月初旬: 手術→しばらくリモートワーク
**部屋はタイミングが合わなければ更新。
**歯の治療は可能であれば実施。

9月には入社ボーナスが貰えるはずなので、これを緊急中の費用にしようと思っている。

元々は息子の学費に充てるつもりだったが。。。

中々思う様にはいかないものである。

しかし、なぜ人生は一つの事が起こると、次々と他の事も芋づる式に起こり始めるのか。

逆に芋づる式にお金が入ってきて欲しいのに、なぜかそれは起こらない笑

まあこうやって色々な事が起こっている時は次のステージへ移動する直前だと聞いた事があるから、そう思う事にしようと思う。

幸い卵巣嚢腫は日常生活に大きな影響は無いので、タイミングを調整する事はできそうだ。

私もトップの写真の様に牛さんに食べ物をあげてご利益に預かった方がいいだろうか笑

(ヒンドゥー教では牛は神聖な動物で、その様に信じられており、みんな食べ物をあげている。ぶん投げてる人もいるけど・・・。)

これからも預金残高を見ながら今後のやりくりに悩む日々を送る事になりそうである。






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