見出し画像

思えば、私が形成されたのは…。

幼少期

私が鮮明に覚えている幼少期の思い出は、3つあります。

1つ目は、1〜2歳ごろに、兄が乗った幼稚園のバスを見て、バイバイと手を振って見送った記憶。

2つ目は、幼稚園に通っていた頃(正確な年齢までは覚えてません)、自分が先に寝室に行って寝ようとしてた時、向こうから家族の楽しそうな声が聞こえてきて、「私がいない方が、みんな楽しいんだ」と思った記憶。これは、何度も何度もありました。(私は、兄、私、弟の3人兄弟です)

最後は、夜に突然母が家から出て行ったから、何だろうと思ってついて行くと、家マンションの階段で父が泡を吹いて倒れていた記憶です。その後、私は、父を亡くしました。年中の時だったと思います。

病気になって…。

兄も弟も手のかかる兄弟で、私はよく母に、面倒が掛からなくて助かるわーと言われていました。

自分のことを見て貰っていないという気持ちが凄く強くありました。
弟が病気で何度も手術になった時も、正直、心配より嫉妬の方が強かった。

だから、拒食症になって、母が私のことを見てくれるようになって時は、嬉しかったです。拒食症で脳の萎縮が起こっていた時の記憶は殆どありませんが、学校から帰ってきたとき、母がネットで必死に病気を調べてくれたり、本を読み漁ってくれていた時、私はやっと特別扱いしてくれている、と、満たされた気持ちになりました。

でも、キャパオーバーになった時に、母に「勝手にしなさい!」と放っておかれた瞬間、分かって貰えていないと思った瞬間、私は、本当の自分を分かってくれる人間なんていないんだ、と、そう思いました。

精神科の先生も、私のことなんて分かって貰えないと思っていたから、薬だけ貰っていました。

私の根底には、愛されてないという記憶や寂しさの方が、愛して貰った記憶よりも強いんです。

そんなこんなで、めんどくさい私の性格が形成されたのかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?