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今の私と皆様へ。

 始まりはnoteでの創作だった。

 小さい頃から疑問を持つ事が多い子だった。生と死を見つめ、何度も自分を見失った。いつの間にか詩を書くようになっていた。
 迷惑をかけないように気持ちや思考を吐き出したかった。どこかに、誰かに。叫びたかった。言葉にしたかった。

 荒んだあの頃の私は鉛筆を握った。取り留めのない気持ちをどうにかしたくて、私はノートを黒く塗りつぶした。
 ぐちゃぐちゃに塗りつぶした訳ではない。全て『あ』という文字だけを書き殴り黒に染めた。
 真っ黒なノートを見つめる。何故か心臓は走っていた。生きている気がした。生きようとしている気がした。

 それからというもの、何かあれば詩を書いている。そうしてこのnoteというプラットフォームに辿り着いた。他の人の表現に触れる機会も増え、言葉の表現の幅の広さに感動した。

 noteを始めるまでの私は、自分の性格や特性など様々な要因があり、小説が最後まで読めたためしは殆どない。(最後まで読めたと記憶しているのは2冊だけ)
 長文が苦手だった。早とちりしたり、文章を一度読んだだけでは上手く理解ができなかったり、少し前に起こった出来事(小説内のストーリー)や登場人物を記憶しておく事が難しかった。おかげで読む時間が周りよりも倍以上かかる。それが当時は読む上でしんどく感じた。今もまだ十分とは言えない。

 noteでショートショートや短編は、内容に惹かれればすらすら読むことができた。少しずつ連作も読めるようになり、良い作品に出会う度に書きたいと思うようになった。そしてnoteで小説を書き始めた。

 自分の小説を見て思う。まだ、語彙が足りない。表現もストーリーの流れも展開も浅はかだ。これまで全く小説を読んでこなかった代償が大きすぎる。

「読まなきゃ、始まらない」

 noteをきっかけに始まった小説の創作。マラソンに例えるなら、何の知識もなくとりあえず走り出した。しかもサンダルで走り方も知らずに走っている。そうなれば、長くは走れない。noteで書いている人達の追走もままならず、後の準備万端走者に先を越されて、サンダルで足はボロボロ。挫折して立ち止まるに決まっている。

 だから、まずは読むことが先決だと思った。残念ながらマルチタスクは苦手なタイプだ。まずは読んで、できる限り語彙を身に付けて様々な書き方を学ぶ。そして読み終えてから何か書く。

 私は、なんだか新しい自分に出会える気がした。

 ここからはみさなんへの300文字ラブレター。

 私の作品や記事を読んでくださる皆さん。いつも、本当にありがとうございます。スキやコメント、心から感謝しています。
 より一層良い作品を創作するために、これからは気になった小説本を読み、そこから学ぶことを頑張ってみようと思います。
 そのため一時的にnoteの投稿頻度や皆様の作品を読む頻度が落ちると思います。noteを書く頻度や企画への参加の頻度も落ちるかもしれません。m(_ _)m
 曜日とか決めて読み書きの両立ができるように考えているところです。これからもnoteは続けていくので、読める時はスキやコメント致します。今後も創作楽しんでいきます。よろしくお願いします。( ¨̮ )

計289文字


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今回参加させて頂いた企画

▶︎シロクマ文芸部さん
『始まりは』から始まるもの。

▶︎朱祥さん
『300文字ラブレター』


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今回はデザートはありません。
今後の方針など何かあれば、また書きます🍀*゜

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