夜に咲く

ここだけのノンフィクション。 あの頃そんなふうに思ってたのねって見返せるように、過去の…

夜に咲く

ここだけのノンフィクション。 あの頃そんなふうに思ってたのねって見返せるように、過去の自分との秘密の共有。 INFP-A

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この出逢いがもし運命だったのなら、それは偶然か必然か

不思議な出逢いをした。 毎朝決まった時間の電車に乗って通勤すると、 だいたい同じ顔ぶれになる中で、 気になる人ができた。 黒髪センター分けサラリーマン。年は同じくらい。 クールな雰囲気がちょっとだけタイプ。 この人に会うために、私は毎朝同じ電車に乗る。 別に話しかけようとかまでは思ってない。 朝、この人が見れたら今日も頑張れる。 その程度の推し活。 私が乗る2つ目の駅から乗ってきて、 同じ駅で一緒に降りる。改札を抜けると、 違う出口へ行ってしまうのだけれど 職場もかなり

    • 緊張と不安で今にも吐きそう。 なんで辛いのにこんな事してるんだろうって、辞めようかとも思うんだけど、今のままだと自分はだらけてしまう。こんな安全地帯にずっといたら鈍ってしまう。新しい場所に飛び込む勇気って勢いでどうにかなるのね。明日はどうかうまくいきますように。大丈夫だよ。

      • この世界のどこかに

        私のことを認めてくれる人が必ずいるはずなのに 自分よりも優れている人がたくさんいる中で 圧倒的な力の差を魅せられた時 周りと比べて落ち込んで どんどんネガティヴになっていく。 今までやってきたことは一体何だったんだろう。 全部が無駄だったのではないか? 全然だめだめだなぁ。 止まらない負のスパイラルにどんどん落ちていく。 自分で自分を認めてあげられないくらい 自分に自信が持てないのは昔から。 もし私のことを認めてくれている人がいるのならば その人さえも否定しているかのようで

        • ひとり花見

          夜風に揺れる月のどこかで 追いかけることをやめたら いつもより輝いて見えた右へ倣えの桜たち 落ちた花びらを拾う人なんていない 放ったらかしにしたのはあなたの方よ

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        この出逢いがもし運命だったのなら、それは偶然か必然か

        • 緊張と不安で今にも吐きそう。 なんで辛いのにこんな事してるんだろうって、辞めようかとも思うんだけど、今のままだと自分はだらけてしまう。こんな安全地帯にずっといたら鈍ってしまう。新しい場所に飛び込む勇気って勢いでどうにかなるのね。明日はどうかうまくいきますように。大丈夫だよ。

        • この世界のどこかに

        • ひとり花見

          救助して

          既読にならない72時間 生死の境を彷徨って 気まぐれに返ってくる話の続きが遠のく意識を引き上げる あとまわしの返事に繋ぎ止められ今日も私は息をする 知らん顔で横切るストーリーに興味はない 麻痺した体を溶かすのは手のひらに届く文字列だけ あちらではよろしくやってるんでしょ どうせなら可愛く不貞腐れたいの 忘れたふりはお互い様ね 駆け引き中毒にご用心

          朝まだき

          星空を剥がすように終わらせた なだれ込む夜は びりびりに破られ 散らかる芥場 ここにはもう戻らない 悪魔が与したいたずらを味わう涙が 耳から伝って錆びつく体は似た者同士 冷たい背中をなぞる さよならが 「好き」へと変わってしまう前に

          INFPは生きづらいらしい

          INFPに限らず、「生きづらい」と感じる瞬間なんて 誰にでもあることで 生きづらさを正当化する為に 仕組まれたただの分類に過ぎないのだとしたら INFPの自分は結構器用に生きている。 でもきっとこの属性の人たちは 常にそういう状態なのだろう。 それが当たり前になっていて 無意識に受け入れている。 空気を読み過ぎて周りに合わせることで 自らを犠牲にしたり 理想が高いゆえに現実とのギャップに 落ち込んだりすることが 他のタイプよりも、より強くあらわれてしまう。 今まで自分が

          INFPは生きづらいらしい

          あいまいな関係

          哀れな口づけにはしゃぐひとときは まるで永遠のようで 果てのない欲を求めて吐き出しては 広がる空に穴をあける ふたりの間を揺れる快感に溺れることで 保たれる尊厳はただ虚しいだけと 捨て切れないことを知りながら 見て見ぬ振りを続ける自分もまた同じか その無邪気な笑顔に何度騙されようと 仕込んだ毒に侵される結末を この目で見届けるまではどうか内密に 隠した傷跡も嫉妬も嘘偽りなく曝け出せる本心も 全てはこの先もずっと あなたと一緒にいたいと願う乙女心

          あいまいな関係

          絶賛ネガティブ発動中

          この定期的に訪れるネガティブモードはもはや、 私という人間が作られる上で必要な工程で 暗く深い思考の底を這いずりながらも まるで何事もないかのように取り繕っては 過去の自分と戦っている。 転がり落ちていく自己肯定感に消えてしまいたいほど 考え込むくせに、「寝たら忘れる、大丈夫!」と 湧いてくる根拠のない自信は 一体どこからやってくるのか。 たまに現れる楽観的な自分に何度も救われるが どれが本当の自分なのかなんて誰にもわからない。 無意識にとってる透明なバランスは 自己防衛の為

          絶賛ネガティブ発動中

          自分の正しさには絶対の自信を

          正しいと思うことには人それぞれの基準があって 世間の常識と必ずしも重なるとは限らない。 目に見えないものは明確ではないから判断は難しい。 〜するべきだ、〜こうあるべきだ、 と思うのは個人の考えでそれを他者に強要するのは違う。 そしてそれを私が否定する権利もない。 ひとつの意見としてお互いが聞き入れるしかないのだ。 自分の思い通りにならなかったことに対して 飛び出した固定観念、収まりきらない怒りは どこへ向かうのだろうか。 ひとり冷静になった時にあの人は自分を省みることはある

          自分の正しさには絶対の自信を

          【映画記録】πパイ デジタルリマスター

          碁盤は宇宙の縮図だという 陰と陽の駆け引きが織りなす無限の可能性 繰り返しの構造は解けることなく 永遠に続く黄金比に秘められた見事な調和 鳴り止まない電話のベル 重く扉を叩く音 隣人の喘ぎ声 耳を劈く不協和音 鏡に映るおまえは誰だ 抉りとった滴る脳は 珈琲に落とされたミルクの広がり 数字に取り憑かれ、行き着く先は 夢と現実が交差する螺旋の中

          【映画記録】πパイ デジタルリマスター

          『夢の終わり』

          今まで見てきたもの全てが 嘘ではないことを願って 一体、どこまでが本当だったのか 確かめるために。 あの言葉には“本当”と“嘘”が 半分ずつ絡み合っていました。 夢を見ていたんです。 だって、そんな夢みたいな現実あるわけがない。 私が『都合のいい部分』しか見ていなかったんです。 ほつれた嘘に気づかないふりをして。 隠していた本性はずっと 心の中で見下して笑っていたんでしょう。 馬鹿な女って。 それに気づいた瞬間 今まで真剣に悩んでいた自分が 本当に馬鹿みたいに思いました

          『夢の終わり』