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無駄も経験です

どうも三味線弾いてます。山影です。
W杯が終盤。寝不足起こしていませんか?僕も実はその一人だったりしています。

僕は82年のスペイン大会(古くてすいません)の西ドイツ対フランスの試合がものすごく良くて、その経緯からフランスをどうしても贔屓目に見てしまうのですけど、今回もフランス強いですね。連覇を成し遂げた国はイタリアとブラジルらしいです。
今回フランスがその偉業を成し遂げるのかどうなのか楽しみでもあります。

日本代表は強敵といわれるドイツ、スペインを下し、リーグ1位で決勝へ進んだのですけど、PKで敗退。けれどチームは日本全国にとても良い空気を送ってくれました。朝の4時に起きようと思うものです。

指揮官の良し悪し

ちょっと気になって調べたのですが、W杯でベスト16にあげた監督はトルシエさん以外、岡田さんと西野さん、そして森保監督なんですよね。日本人の監督が僕にはあってるんじゃないかと思っています。

日本人特有の気質って、僕はあると思っているしチームのカラーにもなりますよね。もちろんスポーツですから「勝つこと」が前提になってくるのでしょうけど、それ以外のケアはやはりと思いつつも、選手の大半が海外チーム所属なので、日本人監督は?というファンの気持ちも分からなくは無いと思います。

過去、W杯で良成績を残した監督を招聘して、その監督の色に染めようとして失敗してしまった監督がいますけど、そこも調べたら、なんと今大躍進を続けているモロッコでした。開幕前に解任癖があって、手腕はあるけど信頼というところでは大きな隔たりを世界中で行なってしまったんですね。ま、異論はあるでしょうけど。

名選手で、名監督であるのだけれど、更迭、解任の理由がほぼ選手との意識の違い。そして、彼がいう「何が問題かわからない」ということでした。
これは上司としてどうかと思うのは僕だけじゃないはずです。

育てるということ

僕は指導をする側面もあって、それは三味線ではなくとも、かつてやっていた建設作業の面でもやっていました。いわゆる職人です。

職人というのは、技術は盗め的な側面と、気質(人見知り)というのもあって、今でもその風潮は今も少なからずあったりします。

「なんでそんなこともわからないのか!」という言葉、聞いたことありません?

何もわからないでただ日給の良さで入る人もいます。
教えてもらうなんて10年早いんだよ!って、僕からしたら、何もしないで10年もいられたらたまったもんじゃありませんから、僕は教えていましたw

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」
山本五十六の地球の名言より

誰もが聞いた言葉でもあると思います。ただこれを実践するのって、今この加速しているこの社会において合っているかはわかりません。

ただこれは「育てる」ということにおいて、とても大事なことだと思います。
そしてそれをじっと見守る「育てる勇気」も必要だと感じています。

人の潜在的な能力は未知数であるのだけれど、世間、巷は顕在的な力で見る事が多くなります。

もう少ししたら良くなるという保証は何もありません。3人入ってきて、1人だけが仕事の効率が良くなったからといって、2人の面倒は見ないということは出来ませんよね。

見守るということはかなり中間管理職的な側面があります。これ辛いんですよ。
けれどそこを耐えて見守る勇気ってとても大事だと思います。結局はやめられてしまったりして。その度に自分の不甲斐なさを嘆いていた時もあります。
育てるってその繰り返しなんですよね。

効率よく楽に、というコツがあったとしても、そのコツというのは、
「実際に動かなければ、それがコツなのかわからない」のです。

誰もが簡単に出来る仕事、というのも最初は教えてもらわなければいけないですし、そしてそれが自分に合うものかも「やってみなければわからない」ものですよね。けれど、失敗したく無いからやらないで終わる人が多いのも事実なんです。

ちょっと、という言葉

少しずつ自分なりにやって、実際なんの変化も感じられない時が長くなって不安になっても、
「昨日よりも確実に上がって、そしてそれは積み重なる」んです。
後退するということはありません。一つの経験は未経験よりも大きいんです。

僕は少しでも進められるように、見守り、大丈夫、変われるという「勇気」を持ってもらうように、ずるいんですけど「ちょっと」を使います。

三味線ちょっと上手い人。僕は自分をそうやって表現していますw
過去の建設屋の時も、ユンボがちょっと上手い人と言ってました。

何が上手くて下手なのか?というのも実際には哲学的すぎて、どこか落とし所を探しがちになります。その際は、ちょっとという言葉を使うとすんなりとはまります。

三味線ちょっとやってます。料理、最近ちょっとやってます。
誰かに「三味線上手くなったの?」ときかれたら、
「ちょっと良くなりました」ね?便利だと思いません?

無駄も有益になる

他人と違うから、こっちの方が良さそうだから、あの人がこうやれと言ったから、という迷いもあると思います。僕もいろんなことをしてきました。
それで、下手になったこともあります。考え方ブレブレですw
無駄なことを。何をやりたいんです?なんて僕は色々言われましたよ。

森保監督も、ここまでくるまでに散々な言われようだったじゃないですか?
けれど、W杯という目標があったから何を言われようが耐えてきたと僕は思います。あのメモ。中身知りたいわ。彼も、チームを育てる勇気、守る勇気があったんだと思います。

無駄って、最初はわからないんですよ。やってみて時間が経つとそれがわかるようになるんです。
あの時はこれが良いと思ってやっていたんだよなぁと。それが経験でもあるし有益になること多いと思うのです。

才能って、天才って

僕が思う何かの才能を持つって、継続できる力だと思っています。
継続できるって、中々しんどい。

サッカーで言うなれば、三浦知良選手。
ずっとマインドを落とすことなく、ブレずに今でも現役というのはまさに
「キング」ではないでしょうか?
そして、それを支えてくれる人もいます。1人では難しいです。

僕は形は違うけれど、年齢関係なく、後押しできる、変われる、やっていける。
そして見守れる。という指導をできたら良いなぁと。思っています。
演奏者としても引退はまだまだ。小僧なんで・・・

年末にまた企画を始めます

今、改めて津軽三味線の企画を進めています。
次回、進捗状況とお伝えしたいと思います。
内容はまだ秘密です。
それでは。

山影でした。







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