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【Interview #07】「僕がどうにかせにゃいかん!」熱い想いを持った元キャリアアドバイザーが描く、医療介護業界の未来

看護師の転職支援に携わった後に3Sunnyに入社したとよDさんこと、豊田さん。前職で感じたモヤモヤ、事業会社を選んだ理由、変わらない医療介護業界への熱意や理想像ついてお話を伺いました。

この仕事は業界にとって本当に良いこと?考え続けた人材紹介時代


━━━━━豊田さんの今までのご経歴をざっくばらんに教えてください。

医療業界の転職支援を担う企業に新卒で入社し、看護師さんの転職支援を行う部署に配属されました。特に僕の場合は求職者に対してご支援をするキャリアアドバイザー(以下、CA)、そして企業に対してご支援をするリクルーティングアドバイザー(以下、RA)の両面で携わっていました。

就活中の時はざっくり「人材紹介」に魅力を感じていたんです。学生時代にキャリア支援団体に所属をしており、熱量を持ってはいるけれども将来に迷っている方に携わることで、その方の魅力がより開花できることにやりがいを感じていました。

医療業界に興味を持ったきっかけは前職の会社説明会のときですね。医療介護業界の社会問題が深刻であることに初めて気づかされたんです。

例えば、看護師さんの劣悪な労働環境、社会保障費の増加により現在の医療システムが持続可能か懸念されている点など、挙げればキリがない状況にとても驚きましたね。

漠然とはしているものの「僕がどうにかせにゃいかん!」と思うようになったんです。その後、熱意そのままに前職に入社しました。

━━━━━その後、どのようなお気持ちの変化があったのでしょうか?

入社後の最初の2年は「人材紹介でマッチングできた数が社会貢献になる」と思い、がむしゃらに仕事をしていました。携わった看護師さんの笑顔を見ると僕も本当に嬉しくて、忙しいけれど充実していたのを覚えています。

ところが、3年目になるにつれ視野が広がり、人材紹介だけで医療介護業界に良い影響を与えるのは難しいのではと少しずつ感じ始めたんです。

理由は、経済的に余裕のある大規模な病院などの事業所は人材紹介を利用できますが、経済的に余裕のない訪問看護ステーションなどは簡単には看護師を迎えることができません。

そうなると、将来的に求められている医療機能を満たすための人材配置を実現することは、現状の人材紹介のビジネスモデルでは難しいと気づき始めたんです。

元々「医療介護業界の社会問題を解決したい」というのが僕の軸だったので、今している仕事は業界にとって本当に良いことなのか、何度も考え直すようになりました。

そこで、人材紹介とは異なるアプローチで、再度医療介護業界の社会問題の解決に挑戦したいと考え、思い切って転職活動をスタートしました。

患者さんと接する時間を増やす。本質的なプロダクトに惹かれた


━━━━━どのように3Sunnyを知ったのですか?

前職が大手企業だったこともあり、次はヘルステック且つベンチャーに挑戦しようと考えていました。特に、人に依存するサービスではなくプロダクトを提供している企業に強い興味を持っていました。

さまざまな企業を調べてはいたのですが、ちょうどその時に前職でお世話になった先輩に相談したところ、3Sunnyで採用担当をしていることがわかりまして。そこですぐにカジュアル面談を申し込んだんです。

3Sunnyの話を聞かせていただいた時は、人手不足が深刻化している医療介護業界に対しアプローチできますし、入退院支援にフォーカスしたプロダクトは需要も高く、僕自身も自信を持って提案することができると強く思いましたね。

一番惹かれたのは、医療介護のプロフェショナルたちの業務範囲を広げるプロダクトである点です。

ITシステムが業務負荷を解消しプロの方が働きやすくすることは、人材紹介では絶対にできないこと。医療介護業界に大きなメリットを与える本質的なプロダクトだと思います。

このプロダクトを広めることができれば、プロダクトを介してもっと多くの医療介護従事者を支え、その先にいる患者さんも支えることができると感じ、入社を決断しました。

━━━━━業務内容と仕事でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

入社後は、慢性期病院の導入支援を担うカスタマーサクセスをしています。今年の夏から病院同士の連携だけでなく、有料老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設の導入支援も担っており、さまざまな医療機関、介護施設とコミュニケーションをとっています。

入社して半年程度ですが、新しいことに次々挑戦できる環境なので、学びや刺激がとても多いですね。

仕事をしていて一番嬉しいのは、やはり、退院調整を行うメディカルソーシャルワーカーさんから直接「『CAREBOOK』のおかげで患者さんと接する時間が増えました」「ありがとう」と言われること。

退院調整という業務負荷を減らすことで、患者さんとの面談などのプロフェッショナルな方々だからこそできる仕事に時間を割けるようになるというのを肌で感じ、今まで以上のやりがいを感じています。

医療機関同士がスムーズに連携ができ、その結果、患者さんにも良い影響を与えることができる。僕が思い描いていた最適な医療介護体験に少しずつ近づいているのではと思っています。

皆で同じベクトルに向かっているからこそ、大きな目標もきっと叶えられる


━━━━━働くメンバーの雰囲気などを教えてください。

3SunnyのSpiritである「圧倒的現場主義」を大切にしている方が多いと思います。医療介護従事者の方々の立場で常に考えているメンバーが多いのが特徴だと思います。

現場主義と聞くと「お客様の言うことは絶対」という御用聞きの印象を持たれるかもしれませんが、そうではなく「起こった背景まで考え、どうすべきかチーム皆で議論する」という文化が自然とできているように感じます。

職種の垣根を超えて自由に話し合ったり会議を行うことで、システムを開発するエンジニアメンバー、カスタマーサクセス、フィールドセールスの全員が同じ方向を向いているという安心感がありますね

━━━━━豊田さんの3Sunnyで実現したい目標を教えてください。

プロダクトの浸透を感じる一方、医療介護業界が必要とする地域連携において、まだまだできることがあると考えています。

病院や介護施設からの訪問看護の話を伺うことも多いので、いずれはすべての医療機関、介護施設で『CAREBOOK』を使っていただけるように進めていきたいですね。

地域に住む医療機関、介護施設だけではなく、ゆくゆくは患者さんまで『CAREBOOK』を開く・・・そんな未来が実現できたらと考えると、とてもワクワクします。

一番叶えたいことは、医療介護従事者の生産性を上げて、医療介護業界の資源を構築していくこと。今僕がしていることは、この目標のまだまだ第一歩なんです。

もしかしたら「目標が大き過ぎる」と言われるかも知れません(笑)。でも夢は大きい方が道中が楽しいですし、叶えられたときの喜びも大きいですからね。

例え難しい目標であっても、皆が同じベクトルを向いている3Sunnyなら、必ず到達できると僕は本気で思っています。

(終)

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