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「葉桜とワクチン」。2022.4.2.

 天気はいい。
 空気は冷たい。

 まだ、春になりきっていない感じがする。

桜吹雪

 午前9時前に家を出る。

 少し遠くの桜は、遠目ではまだ満開と変わりがない。

 2〜3日前、風が強い時に、桜並木の下が、花びらが一気に散っていた。本当に、桜吹雪だった。それでも今日も、桜の色が減っている感じがしなかった。

運休情報

 道路を歩いて、駅に向かうと、今日は学生は少なく、一人しかすれちがわなかったと思う。

 駅のそばの、ヘアカットとヘアカラーの店の前に、女性が一人だけベンチに座って待っている。

 天気はいい。

 駅の改札の上の電光掲示板に、午前8時過ぎのトラブルによって、一部運休の情報が流れていく。

 ホームには、20人くらいいる。

 電車が来て、乗り込むと、車両の中は、いつもくらいの混み具合で、一ヶ所、半分くらい大きく開いているところがある。

 このところ、コロナ感染のニュースを聞く機会が減っている、と思う。

乗客

 車両に1ヶ所だけ、向かい合わせの座席があって、そこにカップルが座っていて、とても近くて、時々、顔もくっつけるようにして、話して、笑っている。

 駅に着いて、小さい男の子と、母親らしき女性が乗り込んできて、そのドア付近の位置を、男の子が動かず、死守しているように見える。そのかたわらに立った女性は、マスクをはずして、ハンカチで鼻をかんでいる。

 終点一つ前の駅について、人が乗ってきて、けっこう車両が、いっぱいになる。

笑顔

 終点で、電車を乗り換える。
 改札そばのアルコール除菌は、私一人しか使っていない。

 電車が来て、電車に乗る。

 窓が少し開いている。

 紺色のマスクをした中年男性が、大きめなせきをしている。気になっていたら、次の駅で降りていった。

 ドアのそばに立っていたら、すぐ後ろの座席に座っている男性が、くしゃみを続けてしている。花粉症かもしれない。

 少し遠くの席に座って、体を揺らして笑っている男性がいる。
 スマホで、何かを見ながら、すごく楽しそうな笑顔をしている。

 目的の駅に着く。

葉桜

 電車を降りて、駅構内から階段を降りる途中で、新しくできた喫煙所の中に人の影が見える。もう使えるようになったようだ。

 さらに、階段を降りきって、道路を歩くと、ビルの谷間の街路樹に、桜が咲いていて、ところどころ、葉桜になっている。

 風は冷たい。

ワクチン

 公共の建物の前に、高級そうなクルマが止まった。

 その後部座席から、季節よりも薄着の女性が2人降りてきて、笑顔で歩いて、建物の中に入っていったら、ワクチン案内の男性に「ワクチン接種ですか」と聞かれて、「そうです」と大きめの声で返答して、さらに奥に歩いていった。

 そばの立て看板には、予約なしでワクチン接種できます、という文字が見える。

夕方

 午後4時過ぎに用事を終えて、また朝降りた駅に向かって、歩く。

 空気が、ひんやりしている。
 冷たい風が吹いている。

 まだ天気はいい。

ギクシャク

 帰りの電車に乗る。

 窓は少し開いている。人は、結構いる。

 駅が近くなると、ブレーキのかかり方が、ぎこちなくて、揺れが強めで、動きがギクシャクしている。

 駅をスタートして、次の駅に近づくと、また、ガクンガクンという進み方になる。

 なんだか、運転が不安定かもしれない。

駅員

 電車を乗り換える。
 改札を出て、次の改札へ向かうときに、自動券売機が並んでいる場所の横を通る。

 何か、機械のトラブルがあったらしく、券売機の横から、上半身だけ出して、機械を見ている駅員がいる。

 壁の向こうが駅員のいる部屋のようになっているのだろうけど、壁から体が生えているように見えて、何度見ても、違和感があるけれど、さらに、もう一台の券売機に何か支障があったようで、壁から、また一人駅員が上半身を出している。

 二人が、壁から上半身を出している姿は、やっぱり不思議に見える。

玄関

 家に着いたら、ちょうど玄関から妻が出てきて、驚かれる。

 近所のパン屋の「コロネ」を、「午前中に、やっと買えたから」ということで、一緒に食べる。

 おいしかった。




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