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1ヵ月気楽に生きていこうと思った

昨晩9時からオンラインでカウンセリングを受けた。
カウンセラーは例のコスタリカ在住、日本人女性のNさん。
今年に入って初めてだった。

最近、五月病なのか何かにつけてやる気が出ない状態で、やたら眠いし、気持ちが滅入りがちになっていた。
子や猫がいるので、決まったルーティンはこなすし必要なら玄関を磨いたり、庭の掃除もやっていた。

でも私の内面が如実に表れるのはドイツ語への向き合い方かな・・・と思う。

5月だけでなく今年に入って積極的に勉強しようという気持ちが全く湧いてこない。
オンラインでドイツ語受講もとんと行っておらず、ポイントが7月末で有効期限が切れる(そのオンラインで使う現金のようなもの)とのお知らせが届いてゲンナリした。
受講していないからポイントが使われず、使われないまま期限が来たら消えてしまう。

なんならオンラインの予約を取ることがまずめんどくさい。きっと自分独りで住んでいたら、まともな料理もせずグダグダしてしまってると思う。

先週の土曜日に子どもが通う日本語補習校で総会があった。
今年度は副理事の交代があり、新しい副理事の選挙が総会で予定されていた。
その場に居ると候補に挙がる可能性を恐れてか、えらく出席率が悪かった。
会員の過半数が集まらないと総会を開くことは出来ないので、最初に人数カウントでドキドキし、なんとか半数以上ギリギリの状態での開催となった。

補習校は父兄で運営されており、現在の生徒数は120名くらいなのでなかなかなの規模だ。
現地校の校舎を借りて、土曜日の午後から国語と算数の授業が計4時間。
幼稚部からあって高校生までだから、生徒の年齢層は4歳~18歳と幅広い。
学年が上がるほど、学業やその他の習い事との兼ね合いで続けるのが難しくなってくるため、小学6年間が終わって卒業していく子も多い。

半数は駐在家庭のようないずれ日本に帰国予定の純日本人の子ども、半数は永住組でそのほとんどは日独ハーフの子どもたち。
その父兄のバックグラウンドも様々で、音楽関係者、学者、研究者、医療者等々。
もちろん普通の勤め人のドイツ人夫とその妻で日本人というパターンも多いが、そもそも国際結婚をする日本人なのでユニークな前歴があったりする。

そういう多様な人たちが集まる補習校の運営は、父兄で行われる。
理事会は理事長、副理事長、会計の3人で成立っている。講師や理事会をサポートする運営委員は8名で、授業が円滑に進むようにサポートをする当番は月一で回ってくる。
それ以外に教科書の配布の手伝いや、行事の手伝い、理事会とのミーティングなどがある。
私は2019年から3年間運営委員をしていた。

話を先週の土曜日に戻すが、
副理事の任期満了に伴い、新しい副理事を募っていたが、全く立候補はなく事前に数人に打診しても誰も引き受ける人がいない状態で、総会は開かれることになった。
理事会メンバーを決めるのは毎回難航する。
仕事量はかなりあるにも関わらず、無報酬で1、2年のその期間は補習校運営の責任を引き受けなければならない。

総会では危惧していた通り、投票で私の名前が入ってしまった。この補習校に通うようになったのは、2013年からで3人の子がお世話になっている。
運営委員をしていたので顔も知れている。

同じように候補に上がった人たちが、一人また一人と今年副理事ができない理由を述べていった。

日本の家族の訃報や家庭の事情で今年は落ち着かないためできません。今年からジョブトレーニングを始めており、時間的に全く余裕がありません。
などなど...

それを一番前の席に座って背中で聞きながら、自分の事情をどこまで話したものか考えていた。
一週前に事務所で現副理事から打診された時に話したようなこと。

「実は3年前から別居をしていて、独りで家庭を回している状態で...。ホント言うとこの3年間大変な時期だったから、もう疲れちゃって。今年はちょっとゆっくりしたいんですよね...」

そう話すと、事情を知らなかった理事会メンバー3人は驚いて私を見た。
大変だったんですね...と。

そう、大変だったんです
空いた部屋で泣いてから仕事してた時もあったんです
あの時はマジ死にそうになりながらやってました
なんだかいつも金曜日とか土曜の朝に問題が勃発して、最悪の気分で補習校に来ることが多々あって
普通に仕事をこなすだけで大変で....

みんなが幸せそうに見えて...

これが私の心の声だった。

2018年に日本の助産師学校に入学して、翌年の2月に国家試験で、4月に全て片づけてやるべき事を終えて帰国したら、4ヶ月はやくドイツに戻っていた夫(子供も)の不倫が再燃していた。

ドイツに戻った翌日にハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。

あれから3年が経つ。


この時期に不安定になるのは仕方がない事なのかもなぁとカウンセリングを受けながら思った。
でも4月のその日は気がついたら過ぎていた。
3年経ってずいぶん自分も落ち着いたのだ、、と感じたばかりなのに、どうして元気がでないのかな?
と怪訝に思っていた。

副理事は結局、出席者の一人の方が気持ちよく手を挙げてくれ無事に引き継げることになった。

「でも名前が上がったのに、私は辞退する明確な理由は無かったし、ガンバレば一年出来たのかも知れない思って...」

とカウンセラーに話してみた。
罪悪感とか焦燥感みたいなものがあることも。

焦燥感は、周りの日本人のママ友達が次々、仕事やそれに繋がることにチャレンジしている姿を見て、一向そういう風に踏み出す気がない自分に対してで。

私はこの国で明日からでも看護師とし働きたければ働くことができる。
ただ最近の自分のドイツ語離れや、ドイツ社会とそこまで関わりを持ちたいと思っていないこと、異国の医療の世界へ、再び踏み出すことを具体的に考えられないこと。

“あんなに苦労して取った助産師の資格もどうするのよ...あんた”

という声もここ3年ずっと頭にある。

「1年や2年と考えたら大き過ぎるから、たとえば今月は毎日が週末と思ってゆっくりしてみては?」

昨夜のNさんからのアドバイス。

最近、やる気が起きなくてダラダラしつつも、罪悪感を持ちながらだった。
「罪悪感を持ちながら休んでも本当に休んだことになりませんよ」と言われて本当にそうだよねぇ...と思った。

だからしばらく自分を毎日土日モードにして過ごしてみようか...と思う。

やりたいことをやる。
やりたくないことはやらない。
やらないとならないことは、一応はやってやる上から目線で


知らぬうちに屋根に登って夕暮れを見ていた


猫みたいに風に吹かれて生きてみよう...と思った。

noteにも自分の書きたいことを、書きたいように。
どう思われるかな....なんて猫は思わないはずだから。

Netflixやアマプラで好きな映画を観まくってやろう。
この映画を観たら役に立つだろうか...なんてバカみたいなことも考えずに。

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だって昔から私は映画が、ただ好きだったのだから。

自分のスキをもう一度探しにいこうか


満開だった菜の花畑の今
日没にいつも心惹かれる

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