My本棚のその後と余談。
初のマイ本棚の続編を無事に公開できた。
仕事が年明け最初の佳境に入ったおかげでなかなか更新が滞ってしまっていたが、こうして日の目を見ることになりホッとしている。
昨年の7月に購入したサイズオーダーの本棚。
まずはその収納力に脱帽している。
分厚い単行本や図録が多いため当初100冊程度が妥当かと思っていたが、奥行きがあるのにも助けられ現在優に200冊は収まっている。
前回お迎えした日。
実際に部屋に搬入されると、展示会のサンプルで見た時以上に大きいサイズに見えた。「まずい、寸法を図り間違えたか…」とかすかに頭を過ぎった。
さらに2階への搬入だったため間取り的に厳しい場合は窓からの吊上げ方式も覚悟したが、何とか納品され、今もこうして部屋の片隅に鎮座している。
左右段違いで組み立てができるので、本の大きさにより高さを変えることもある。
しかしここ最近は実家から引き上げてきた書籍もあり増えすぎたので、この限られた空間にいかに本を傷めること無く収納できるかが悩みの種である。
(現に写真でもわかるように溢れている…)
では、現在の姿を順に追って見ていこう。
なお各書籍の詳しい書評などは、他の類稀なる愛書家の皆様が様々な媒体で発表しているので、そちらを参考にしてここでは割愛されたい。
愛書から三選
■余談
「文藝」2009年冬号にて青山七恵さんと磯﨑憲一郎さんの対談の中で興味深い話が触れられている。
磯﨑さんが川上未映子さんとお会いしたときのこと。
川上さんが言うには、人間は刺青を半分くらい入れると刺青をした部分の皮膚が呼吸出来なくなるから、残りの刺青をしていない部分の皮膚が活性化されて死んだ皮膚を補おうとする。
その原理と同様に、仕事をしながら書く人は仕事から開放された限られた時間の中で密度を高めて小説を書くことができる。
曰く「刺青効果」と呼んでいるらしい。
私も日々の仕事やプライベートに忙殺され書く時間が限られている分、今回はちゃんと書くと決めて4日間ほど推敲しながら完成にこぎつけた。
誰が読もうが読まれまいが、まずは書き上げたことが嬉しい。
めげずに書く。これも本に教わったことである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?