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【小説】太陽に本【自動タイトル】

万物と会話ができる男がいた。
その男は歩いていると空高く飛んでしまった。
それは、遥か彼方、上の世界、暗い世界が広がっていた。
男は飛ばし飛ばされ太陽の近くまでやってきた。
男は太陽と会話した。
「君、太陽だね」
「あぁ、そうだが人と話すのは久しぶりだ」
「そうだろうね僕は太陽と話してみたかったんだ」
「そうかい、ずっと僕は燃えてるだけだ」
「君、本は読めるかい?」
「さぁ、分からない」
「これを読んでみてよ」
「ほー本か意外と面白いな」
太陽は読むのをやめない、顔が赤く興奮しているようだ。
「地球はこんな事に?」
「まぁ、そんなもんさ」
「汚いね、これはひどい」
「へぇー」
太陽は本を読み終わり決心したような顔だった。
すると口から火を吹いて地球の表面を焼いてしまった。
「おい!何するんだ!」
男が言った時には遅かった、地球は赤くなっていく。
男が太陽に見せた本の題名を見てみると「地球の解決しなければならない問題」と書かれていた。

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