燈夜(燈耶)

ゲームシナリオや小説を書いていました。 スランプでしたが最近はほぼ毎日投稿中です! …

燈夜(燈耶)

ゲームシナリオや小説を書いていました。 スランプでしたが最近はほぼ毎日投稿中です! 今、ダークファンタジーを展開中。 各種占いが得意。そして科学が捨てたものに興味があります。 好きなもの/FSS/ガンダム/WA2/マブラヴ/女神転生/FF/DQ/Wizardry他色々!

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  • 恋は遙かに綺羅星のごとく‗青春ラブコメ小説

    青少年らのドタバタ劇。日本に似た国または地域での青春ラブコメ話です。

  • 夜空は僕らの歌が好きらしい‗青春恋愛友情長編小説

    中学時代主人公の通う学園に不良の女の子がやってきた。級長の主人公はその子が教室に溶け込むように働きかける。やがては音楽を通じてその子と仲良くなるも、その子はまた転校、離れ離れになる。月日は過ぎて高校時代にバンドを通じてほかの女の子と仲良くなった。そこに、中学のころ輝いていた女の子が返ってくる。その子の音楽センスは以前と変わらず圧倒的。音楽を通じて主人公は二人の女の子と仲良くなるのであった。そして恋と友情が始まる。

  • タロット。占いとその他の秘密。

    タロットの解釈や、示していることについて徒然と書いていこうと思います。 知ると深いカードの意味。それを紹介していきます。 (後日、個々の記事の内容を書き換えるかもしれませんが、ご愛敬)

  • 迷路あれこれ。暇つぶし迷路集

    画像をなぞって、スタートからゴールに向かうのだッ! 迷路の難易度は作者である俺君の気分一つ! 一枚の想定クリア時間は二分未満!! さあ、君も迷宮に挑み給え!!!

  • DTM

    オリジナルの楽曲です。

最近の記事

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あなたの世界を変える近代高等魔術のススメ。

いつもと違ったモノを知覚できる……自らの魂を洗濯し、奇麗な心で世界を見る。 その輝きのなんと美しいことか! その暖かさの心地よいことよ! そんな見方や在り方に憧れるあなたへ送ります。 これは、近代西洋魔術に出会った、著者の体験談であるとともに、訓練の第一歩を記したものです。 魔術とは、世界の万物を知る手段の一つ。 あなたもそれを覗いてみませんか?

有料
50,000
    • 第17話 エピローグ

      皇紀弐千六百八拾年 拾壱月 四日 水曜日 国会議事堂 衆議院本会議場 『余は、生まれながらにして将軍である。  来るみぎり、余にこの日が来る事は必然であり、神意が下ったからに他ならない。  思えば、神君家康公がこの江戸に幕府を開き、四百と十七年。我が徳川家が、恐れ多くも帝より政の全権を預かり、この神州が戦火にまみえることなく四百と五年である。我が帝国のみならず、遠く諸外国においても、国家の歴史がが戦火にまみえず、平和のうちに四百年、すなわち四世紀の長きに渡り平和のうちに続い

      • 第16話 それは、まさに突然

        それは、まさに突然だった。  独特の二重ローター音。舞い上がる砂埃。今まさに帝国軍と思しき謎のヘリがグラウンドに向けて垂直降下中なのだ。ここに着陸するのか!? 一体なにが!? 帝国軍がいったい何の用なんだよ?  そして赤い服を着た数人――いや、わらわらと十人程が降りてくる! 「帝国水軍のCV-22Jオスプレイに将軍親衛隊警備部門――! 一個分隊!? しかも市街地制圧用装備って、どういうこと!? なにが起こってるのよ!?」  いつの間にか、琉璃夏が隣に来ていた。――え?  琉璃

        • 第15話  グラウンドの外れに

          ●四章 シンデレラ・タイム――君こそ高専健児の誉れたれ  ――大高専祭二日目。そう。オレたち文芸部の勝負の日が、ついにやって来た。 皇紀弐千六百八拾年 拾壱月 参日 火曜日  国立大江戸特別芸能高等専門学校 グラウンド 野外特設シアター  グラウンドの外れに設置された特設シアターのステージ周囲に人が集まり始めていた。今、その隅からマイクを通じて琉璃夏の堂々たる声が響き渡る――。 「今、ここに集いし同胞よ。ここに集いし選民たちよ! 良くぞ我らが呼びかけにこたえてくれた! 

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        あなたの世界を変える近代高等魔術のススメ。

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        • 恋は遙かに綺羅星のごとく‗青春ラブコメ小説
          18本
        • 夜空は僕らの歌が好きらしい‗青春恋愛友情長編小説
          49本
        • タロット。占いとその他の秘密。
          72本
        • 迷路あれこれ。暇つぶし迷路集
          18本
        • DTM
          1本
        • ダークファンタジー小説 奈落の王
          30本

        記事

          第14話 そこは熱気に包まれている

          皇紀弐千六百八拾年 拾壱月 弐日 月曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校 体育館 即売会メイン会場  そこは熱気に包まれている。会場には机が島状に並べられ、色とりどりの書物や電子媒体を中心に取引されていた。人、人、人。そう。会場に限りがある分、有明漫画祭りの数倍は恐ろしいことになっている。今年で三回目。年々その規模は派手に大規模になりつつある。さすが国策。学生のヤル気をあの手この手でサポートする、国の本気の程が伺えた。  島のひとつで八千代が何か買っていた。あ、これ知ってる

          第14話 そこは熱気に包まれている

          第13話 先ほどから

          ●参章 今燃え上がれ、高専健児の輝ける魂よ ――彼方の場合 皇紀弐千六百八拾年 拾壱月 弐日 月曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校 文芸部部室  先ほどから聞こえる変な声でオレは目が覚めた。 「あん……」  これだ。 「ん……?」 (むにゅむにゅ)  ついでに変な感触もある。 「ハァ、ハァ……」  まただ。 「んん?」 (むにゅむにゅ)  ? 「ん!? ここは――部室? なのか?」  さっきから気になるこのふわふわした感触は何なんだ? オレは目を擦りつつ、窓から差し込む

          第13話 先ほどから

          第12話 ではな!

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 弐拾日 火曜日 お台場 船の科学館 「ではな! カナタ、琉璃夏! 名残惜しいが、また明日だ!」  八千代は埠頭の方に去って行く。いつものように。  今日も船の科学館でボクらは八千代と別れた。 「……八千代ってホントどこに帰ってるんだろう?」 「なんだ? カナタ。ストーカーの予行演習でもするのか? ――聞き捨てならんな。風紀委員としてはそのような邪な行動を起そうと企む輩をみすみす見逃すわけにはいかんな」  街灯越しに見る琉璃夏の目が怪しい光を湛え始め

          第12話 ではな!

          第11話 認めん!

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾九日 月曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校 創作文芸科 第参学年教室 「認めん! そのような決定、この大江戸特芸高専の風紀を預かるものとして断じて認められん! メイド喫茶だ!? この神聖なる学校の学園祭であのような風俗まがいの低俗サービスを提供するだと!? 愚かしいにも程がある!」  ――またコイツかよ――いい加減にしてくれよ――毛利うぜー――。  教室中が騒がしい。ほぼ全員が琉璃夏に文句を言い始めた。それはそうだ。高専祭の出し物が決まって、や

          第11話 認めん!

          第10話 今日も頑張った?

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾八日 日曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校 文芸部部室  今日も頑張った。既に時刻は薄闇が迫る時間。――もう、そんな時間だった。あ。八千代のやつまたゲームで泣いてるな。おいおい、今日も『コイハル』? 今何周目なんだよ……。 「カナタ、そろそろ帰ろう。……帰るぞ? 八千代、貴様も帰りの支度をそろそろ――!?」  琉璃夏も飽きたんだな。まあ、オレもその意見には賛成だ。でももうちょっと待ってくれ。 「もう少しで書き終わる。ホントにもう少しなんだ。今エ

          第10話 今日も頑張った?

          第9話 ここは昭和の香りがする老舗

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾七日 土曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校近傍 食事処『大竹うどん』  ここは昭和の香りがする老舗の手打ちうどん屋、『大竹うどん』。今日もオレは座敷に上がってうどんを食べた。琉璃夏は狐、八千代は釜揚げを食べたかな。 「あら。綺麗どころが一人増えたのかい? 琉璃夏ちゃん!」  うどん屋のおばちゃんが声をかけてきたんだ。――まぁ、ボクらは常連です。でも、ボクの事は完全に女の子だと思ってるらしいのが悲しいよ。 「ああ、類は友を呼ぶとは本当らしい。私も

          第9話 ここは昭和の香りがする老舗

          第8話 土曜日のお休みの

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾七日 土曜日 お台場 船の科学館  土曜日はお休みの日だと言うのに、ボクたち二人は制服を着てボクらの学校、国立大江戸特別芸能高等専門学校――大江戸特芸高専――に向かっている。ボクらの学校は文化事業を強力に推進し、国際社会を常にリードする作品を末永く提供し続けると言う壮大なる国策の元、国の肝いりで新設されたサブカルチャーに特化した国立高専だ。まだ設立三年目で、ボクたち三年生が一期生で最上級生になる。高専のカリキュラムは五年だから、あと二年は最低通わ

          第8話 土曜日のお休みの

          第7話 ――と、言うわけで叔父様

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾六日 金曜日 土岐邸 「――と、言うわけで叔父様、ご協力願いたいのです」  口元に豊かなヒゲを湛えた四十前半の男性が葉巻を揺らしていた。だれ? って、オレの父さんだよ。ゲーム会社でシナリオライターをやってる父さん。そしてここは父さんの書斎だ。いま、オレたちはここで父さんにお願いをしているんだ。そう、先ほどから琉璃夏が父さんに向かって何度も何度も繰り返し頭を下げている。そして、琉璃夏が父さんに許可を願うこの言葉を口にする度に、オレの足を踏みつける

          第7話 ――と、言うわけで叔父様

          第6話 そなたは本当に優しいな

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾七日 土曜日 お台場 船の科学館 「カナタ、そなたは本当に優しいな。自分の提案を素直に聞き入れてくれるとは! 本当にありがとう。そなたに感謝を」  街灯の灯りの元、オレたち三人は連れ立って下校していた。先ほどから八千代は超ご機嫌らしく笑顔でニコニコ、一方の琉璃夏はそんな八千代の態度の全てが気に入らないらしく、今にも爆発寸前、不機嫌極まりない。 「八千代、貴様の目は節穴か。カナタは私の命令に従っているだけだ。貴様に賛同したわけではない。それが何故わ

          第6話 そなたは本当に優しいな

          第5話 なんなんだ。

           なんなんだ。俺が体を起すと見目麗しい少女が二人もオレの顔を覗き込んで来た。そう、オレの目の前には琉璃夏の今にも泣き出しそうな顔があった。そして隣には八千代の姿もある。 「――大丈夫か、カナタ。先ほどは――その――済まない。気が動転してた――しかし、貴様が悪いのだぞ」 「カナタ。気がついたようだな。というか、そのまま寝息を立てていたな? 琉璃夏に色々聞かせてもらった。そなたとは幼馴染だと聞いた」  室内を見渡す。ここは部室、文芸部の部室だ。部屋にはオレの他に二人いる。オレの顔

          第5話 なんなんだ。

          第4話 ――で? 説明してもらおうか

          皇紀弐千六百八拾年 拾月 拾六日 金曜日 国立大江戸特別芸能高等専門学校 文芸部部室 「――で? 説明してもらおうか、土岐彼方。――なぜ貴様は日も差し込まぬこのような薄暗い部屋に篭り、 美少女ゲームのアレなシーンを絶賛鑑賞しつつ、大東亜でも数人といまい国民的アイドル級の美少女を連れ込んでいる。――なにをしていた? ――なにをするつもりだった? ――何故この娘は泣いている!? ――返答と事のいかん次第では貴様――わかっているな!?」  ……どうしてこうなった。  オレの首を

          第4話 ――で? 説明してもらおうか

          第3話 主人公は

          ●壱章 文芸部よ、高専健児の鑑たれ――彼方の場合   主人公はどこにでもいるしがない青年だった。   とある夏。   親しい仲間と共に故郷の島に遊びに来ていた青年は沖に流されていたボートを発見する。 ボートには一人の少女、「ユリ」が倒れていた。   介抱する少年。命を取り留めた少女、ユリ。   ユリは岬の上の洋館に住む、地方華族の娘だった。   自然と惹かれ合った二人は眩しい夏の日差しの中、印象的な時間を過ごす。   そのゆっくりとした時間の終わりに、身分を超えた、その先ま

          第3話 主人公は