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検索結果は部分一致で、サジェスト機能は前方一致がよい

ZOZOTOWNのスマホアプリで検索していたら、サジェスト機能で違和感を覚えた。多くのWebサイトやアプリでは、サジェスト機能は前方一致がほとんどだが、ZOZOTOWNのアプリはなぜか部分一致だった。そして奇妙なことにZOZOTOWNのWebサイトはPCもスマホも前方一致なのだ。

両者の違いは、例えば「und」と打つと、前方一致ではこうなる。

「UNDERCOVER」を探してるユーザーは上記画面からすぐに目当ての文字をクリックするだろう。ユーザーも「und」と打って、この状態を期待していたはずだ。それがZOZOTOWNのアプリだとこうなる。

「und」の文字列から始まってない文字が並んでいる。「und」の部分一致で、その中からアルファベット順になるので「a」から始まる文字が先頭に来る。そして「UNDERCOVER」は出てこない。これは実際に触ってもらうと分かるが、前方一致に慣れていると大分気持ち悪い。「u n d」と入力しているのに、まるで関係ないリストが出てくるように見えるからだ。

ちなみに「under」まで入力すると、

まだ「UNDERCOVER」は出てこないのだが、セカンドラインである「JohnUNDERCOVER」の文字が出てきた。これは部分一致ならではだろう。このように、部分的に覚えていて検索するケースが多い場合は、部分一致が有効だとは思うが、それは検索結果で十分であって、サジェスト機能では前方一致であってほしいと私は思う。

簡単に他のサービスのサジェスト機能を調べてみた。

ZOZOTOWN(PCサイト、SPサイトは前方一致、アプリのみ部分一致)
Google(PCサイト、SPサイト、アプリすべて前方一致)
Amazon(PCサイト、SPサイト、アプリすべて前方一致)
楽天市場(PCサイト、SPサイト、アプリすべて前方一致)
メルカリ(アプリは前方一致、PCサイト、SPサイトはサジェスト機能なし)
MAGASEEK(PCサイト、アプリはは前方一致、SPサイトはサジェスト機能なし)
*2019年1月7日現在

やはり、サジェスト機能があるサービスは全て前方一致が優先だった(厳密に言うと、前方一致で一致がなくなると部分一致の結果が出てくるところもある)。

ZOZOTOWNアプリのサジェスト機能はなぜ部分一致なのだろう。技術的な理由ではないだろうし、スマホユーザーは部分一致を求めているから? でも、それならSPサイトもそうなっているだろうし。ひょっとしたら、実験的なことをしているのかもしれない。

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