記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

エヴァのネタバレ考察すっぞオラァ

タイトルにわかりやすくネタバレと書いておきますね_(:3」∠)_

ネタバレまくりの考察っていうか映画を見たまとめです。

ってことでめっちゃ改行しておきます。
このあと、どう思っても知らんからそのつもりで。

まあ、シン・エヴァンゲリオン劇場版見て、なんだかわかりにくかったり、どうしていいかわからん人のために色々解説する話ですんで。

当たってない部分もあるかもだけど、まあ個人的な考察感想なんで、気に入らないトコには適当にツッコミ入れながら見てください。

よろしくよろしく。

はーい、そろそろいいかな?
とりあえず前置きからはじめておきます。

そんなわけで、エヴァ観てきました。
プレミアム席にしたらドリンクがセットになってて罠かと思いましたw

たまたま鬼滅の無限列車編(初見)と二本立て続けで見たんですが。
比較してみると、まあ複雑で情報量が多いなーと思います。

無限列車とか、すごくわかりやすくてどこ見ればいいか明確なんですよな。
子供が見ることも想定しているせいだと思いますが、1シーンに複数の意味をあまり込めないとかそういうのがあります。

対して、エヴァはもう、ダブルやトリプルミーニングみたいなことやりまくりなので。
そりゃ、色々わかりにくい人もいると思いますが。

そんなエヴァを一言で表すわかりやすいたとえがありまして。

はたらく細胞(メンタル)

っていうと、すごくわかりやすくなると思います。

まあそういう話です。
だからわかりやすいよう、イマジナリーうんたらとか言ってたでしょ。

なので、基本的には主人格のシンジくんを守るためにみんな大活躍です。
もしかすると、はたらく細胞の司令室が微妙にエヴァぽいのはそういうせいがあるのかもしれません。(勝手な憶測)


■エヴァはメタの話である

今回やっと公式に説明がなされたのですが。
エヴァはメタの話です。

旧TV版からずっとそういう話でして、自分的には最初っからずっとそう言ってたので、まあそうだよなーという感想。

旧エヴァのあの映像で分かれってのは、結構無理がある気もしますが!

でもまあ、それをこれだけ映像化してまとめ上げるってのはすごく大変な話なので、お疲れ様!という感じです。

だってなあ、誤解まで解かないといけないので……。

旧版の使徒が18まで云々とか言ってたけど18歳までの話じゃねえかなあ。
今度の映画はたぶんその後の14年(エヴァが13あるので)の話でもあるぽさ。


■社会人編

旧版は思春期、シン・エヴァは大学生~新社会人編です。

セカンドインパクトは第二次性徴の話で、ATフィールドは自我の防衛本能みたいなもんで。

この辺は、多くの人が似たようなこと言ってるか感じてるんじゃないですかね。

序破と、まあ高校~大学生として、一応、それなりに身の振り方や行動することは学んだんですよシンジくん。

なので元気いっぱい活動して、学生としての行動はそれなりにわかった感じですわ。

んで、今回の映画ですが。

社会人編~親子と世代交代編です。


■Qのまとめ

Qと地続きの話なので、基本的に2本セットの話になっております。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2と3みたいなもんです。

両方の話をかいつまんでみないと、なかなか良くわからんと思います。

空白の14年とかいいますが、まあコレたぶん順序が逆でして。

Qの冒頭ですけども、会社入って上京して新人研修放り込まれたら、周りはまったく知らない世界になっててですよ。

それまであった世界観なんて崩壊したわけです。

知ってる人も知らん態度に出るし、良いとされてたことも基準がわからんし、社会的責任として首輪まではめられるわけで。
(自分から自覚するようになるし、やがて意識すらしなくなるけど)

まあそう考えると冒頭からなかなかにキツい話でして。

だってほら、Qの冒頭からいきなり宇宙バトルしてますけど、あれたぶん就職活動とかですよ。

そんで、やっと苦労して会社に入ったと思ったら、刺すような雰囲気で迎えられたりするわけで。

サードインパクトは、社会人になることなんじゃねえかなあと。

あと、今回の映画でニアサーって気付くようにワザと言ってますけど。
つまりアラサーですよなこれ。
シンジくん14年経って28才ですんで!

まあ話を戻すと、そんな中、面倒見てくれる先輩なり友人がカオルくんでして。
彼の導きで徐々に調子を取り戻すのですけども。

ある日、功を焦って勢い余った結果、重大インシデントで先輩のクビが飛ぶわけです(物理)

友人と絶交したとか喧嘩したとかかもしれませんけども。まあとにかくそういうもので。
でもたぶん、首輪ですから社会的責任だよなー。
カオルくんはどうも社会的なやる気を示してるところもある気はします。

ココまでがQです。


■そして最終章へ

で、ここで黒綾波が合流しますけども。
彼女、どうも無意識で物心付く前の孤独感の象徴っぽいんですよな。
(初期ロットって話なので)

もともと綾波は母性の象徴みたいなものなので、おそらくは母親の愛情不足による寂しさってアイコンではなかろうかしら(なので同じ姿)

アスカは逆に、自分を防御するために欲しい強さや寂しさ。無理に張る強情や見栄、自分に言い聞かせるためのプライドみたいなもんです。
ATフィールドみたいな自我の防衛反応みたいなもんではないので。

黒綾波は、交流を通して、徐々にコミュニケーションを知っていきます。
土の感触を知り、感情の苗を植える実感を得てしまい、世間と自分を隔てる黒い服も脱いでしまいます。
(なのでこのシーンは田植え機を使えない)

でも、孤独感がなくなってしまえば、自分は存在できません。
自分の大事な感情の一部ではありますが悲しいけどお別れです。

一方アスカは、自分でも言ってますが【守るもの】です。

表面上の自分みたいなものなので、主人格にあるシンジくんにはあけすけです。
裸だろうとなんだろうと見せてくれます。

ただ、主人が不甲斐ないと、自分にも牙を向きます。
特に、自分が不甲斐ないと、自分をめちゃくちゃ責めます。

わかっているくせにわかろうとしない自分を、駄目だと罵ったりします。

そんで、不安になるとめちゃめちゃ他人を求めたくなります。

その一方で、ずっと一緒なわけで。
ちゃんと状態を把握してるし、駄目な時ほど、表層意識としてのアスカは寝れないわけで。
(結構そういう経験ある人多いのでは?)

アスカが慕ってたってことは、ケンケンにはだいぶ心を許している様子。
ケンケンの内向性の部分が大きく関係しとるのではないでしようかしら。
(トウジだとファミリーでコミュニティを形成してしまうので難しい)

で、そのあと、ゲンドウ側のアスカとシンジ側のアスカを取っ払って、ここから互いに腹を割って話し合おうってやつでして。

そー読むとかなりわかりやすいかと思います。

マリはこの中では異質で「帰る場所」です。
なので、シンジ自身の心の再構築にはほとんど姿を表しません。

たまに現れて助けてくれますし、ダメージに関してもあまり苦にしません。
そういう、戻る場所ができたって話です。
(もちろん、他人だからって完全無敵ではないし補助しか出来ないのですけど)

だからアスカもシンジもどっちも可愛いし、守るはずであるアスカも気を許していますのでなー。

スーツが赤から白になるのも「納得した」って意味じゃねえのかしらとか。
(黒綾波も白くなってから消えたので)


■ゲンドウとミサト

ぶっちゃけ父親と母親の一例です。

父親は、何でも出来るように見えたり支配的に見えて、実は不器用で自分とあんま変わらんという話でして。

ゲンドウも、死んじゃった奥さんを求めて子供との距離をよくわかんなくなってたんですけども。
しかも子供に、奥さんへの愛情を求めて、変なあたり方してたわけで。

それが「子供の成長自体が奥さんとの過ごした時間との答え」だって気づいちゃったんですな。
ゲンドウの葛藤はそこでおしまいで、あとはバトンタッチです。

もう喧嘩ではなく、本音で話し合いをする段階ですしな。

ミサトさんはその母親版みたいなもんで。
傷ついても、献身的に未来のために戦ってくれます。

だんだん息子は成長しちゃって特別になにかしてあげられなくなっていくのだけども、見守っていますよ的な。

あー、サクラさんとかあのへん、どういうネタなんだろうなー_(:3」∠)_
実在の人なのかメタなのか、たぶん入り乱れてるはずなので。
ややこしい……。


■さいごに

まあ、自分は昔からそういう話だと思ってたので「まあそうだよね」で終わってしまうのですが。

とはいえ、これを映像化するってーとめちゃくちゃ大変に決まってるので、そりゃー大変じゃねえかなって思います。お疲れ様を言いたい。
(それこそ、船の背骨再利用して突っ込むような状況の作業なので)

ただ、エヴァにそういったメタじゃない話を求めていた人は、色々と感じるものが大きいと思います。

今回、公式にメタだと明かされたので、そうじゃないところに考察を貼っていた人なんかはちょっとどうしていいのかわからないところもあると思いますが。

それでも、まあ、田んぼに苗を植えていけばなんとかなるんじゃないですかね。

そういう解釈すると結構意味が辿れる(もしくは自分の中でのそういう存在に思い当たる)ようにできてるように思うので、髪ボサボサの綾波なんかの意味も探してみてください。

ポカポカするのでは?

サポートいただけるとすげえ喜びます! 励みになりますので、もしなんか役に立ったとか気持ちが助かったとかありましたら、ぜひぜひよろしくですう!