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【AIとZ世代と芸術、、】

この動画とてもわかりやすいです。

AIと対話する時、プログラミング以上に大切になってくるのがプロンプト(指示)の出し方。それは人に対しても同じことで、人に指示出せない人にはAIも使いこなせない。とはよく言われてます。
なんとなくZ世代とのコミュニケーション(指示の出し方)と似ている気がします。
「わかってるだろ、とか、自分で考えて」とか、漠然とした指示ではなかなか動かない。いつまでになんの目的でなぜ必要か、それにはどうやるのか?こういう方法でやってください。みたいなプロンプトがあればZ世代は動きます。つまり、合理的な手順が必要ということです。マネージメントのスキルの基本はコミュニケーションです。そして、経験値から生まれる意思決定でも大切です。目的に向けた明確なビジョンに基づきマネージメントできればAIもZ世代も上手く活用できます。

そう言う意味で、AIは人間を再発見するツールでもあります。

アメリカの人はchatGPTを恐ろしいと思っている人が多いらしい。日本人はモノに神が宿る信仰からかあまり恐れはないのかも。。
ちなみに、湯沸器や自販機がしゃべるのは日本だけらしいです。アトムを生んだのは日本。ここに、モノに神が宿る八百万の思考があるんではないかと思います。日本人の感性から生まれるAIの技術はちょっと期待できるかもしれないと思っています。

芸術の領域で言えばchatGPTはカメラの出現以来の革命だと思っています。芸術が発達したルネサンス期には貴族を写実的に描くことで芸術家とパトロンの関係が成立し、写実的に描く技術が価値(お金)に変わりました。ところがカメラの出現で写実的に描く必要がなくなった時、芸術の価値や意味、あり方が変わりました。写真の方がはるかに写実的でパトロンから離れた芸術家達が写実から解放され自身の内的表現に向かい抽象画が生まれました。そんな歴史の背景からAIの創造性と人間の創造性という構造が生まれるのではないだろうか?これは対立ではなく、それぞれの新たな<あり方>だと思います。

AIは創造的な仕事にも大きな影響を与えはじめています。特にデザインの領域は苦しくなるでしょう。こんなイラスト欲しいといえば描けてしまう。○○風に歌詞を書いてと言えば大体できるし文章や音楽など、顧客ニーズや最適化した正解はAIの領域で達成できてしまう。
唯一、人の領域は自ら創造しようとする意思。指示を受けてから描くのではなく描かないと生きられない衝動。これがアートだとすればアートは残るんじゃないだろうか。つまり、自律的(内発的)で抽象的な経験から生まれる経済合理性のないモノ(作品)はAIが自ら創ることができないだろから。となると、生産性はAIやロボットに任せて創造性が人間の領域になると言う事かもしれませんね。

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