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2022.08.13連作「残らなかった」と日記

「残らなかった」

音立ててバケツに水の筋落ちる なんにも残らなかった夏の日

透けながら水はかたちをつくるのに蛇口ひねればみるみるあふれ

うすい空 見上げるうちに広がってまぶたの端からこぼれてしまう

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今日はお盆のお墓参りでした。
なすを刻んで洗い米に混ぜるのも、三角に積むお供えおだんごづくりもさすがに慣れました。

特におだんご。実家は年寄りばかりの田舎で、中高生のころに親族がどんどん亡くなりました。だからいつのまにか、法事やお葬式に欠かせないこのおだんごは得意料理となりました。でも生きた人間が食べる用ではないので味はそっけないです。