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映像編集について

僕にとって映像編集とはカッコいいもの=カッコつけてるものであった。
特に映画の予告やストリートバスケのミックステープにどっぷりハマった。
さらに海外のPVなどもよく見るようになり、
編集って素晴らしいなぁと思った。
まだカメラワークや撮影のギミックなど知る由もない頃の話だ。
そして今でも変わらない価値観としてあるのは
愛がある編集は人の心を打つ=オタクたち
ゲームやアニメや漫画といった趣味に対して全力で編集する彼ら彼女ら。
裏事情を聞くと本職は某有名代理店や大企業の
クリエイティブ担当の人だったりなんだったり。

自分たちが愛する作品やキャラクターを世の中に羽ばたかせたい、
新しい世界観を作りたい、作品に最大級のリスペクトを込めている。
MAD動画(既存の音声・ゲーム・画像・動画・アニメーションなどを個人が編集・合成し、再構成したもの。)などはその代表例だ。
編集のみに特化したそのセンスは凄まじい。

そんな愛のある編集に欠かせない要素がBGMだ。
PVのそれと同じではあるが、作品の世界観を構築する要素としては
ある意味映像と同じくらい大切である。
音楽も愛しているからこそ愛のある編集ができるのだ。
過剰演出の手法の一つとしての大きな要素はBGMを入れ
エモーショナルさを増すことでもあることと同じだ。

エモーショナルの起源は自分にとってのゲームやアニメや漫画や映画。
僕は青春時代にそれらに貪りついていた。
古本屋を巡ったり、ケーブルテレビでMTVみまくったり
ゲームしまくったり、サントラ聴きまくったり。

それらのカルチャーは未だ加速度的に進化し続けている模様。
むかしは一晩じゅう画面にむさぼりついていたのに
いつからかだんだんとプレイタイムは減ってきた。
進化=楽しい  
というわけにはいかないのも理由の一つなんじゃないだろか。
現実と幻想が限りなく近づき、その境目があいまいになりつつある時代。
カルチャー達はただの娯楽ではなく、マトリックスの入り口として開かれていくのかもしれない。
しかし僕にとってのそれらは「感動的」なものであったし、そこに付随したモノも本物ばかりだった気がする。
昔は最近のような技術がもちろんない時代だからこそ、
そのシンプルな力に心が動いていたんだろう。
人はあくなき好奇心と欲求を持ち続けているが、
根底にはどんなことだって感動できるような広い愛が備わっているんだと・・・
進化=感動
となる時代を作っていきたいなぁ
ちなみにMOTHERはファミコンのソフトだけど良い曲や~
今回はMAD編集がすごいもの紹介します。
編集のテクニックの勉強になるものも結構あります。


スーファミ元気玉 【Remix】
スーファミへの、特にスクエアへの愛が詰まったMAD
ストーリー構成や曲編成、ゲームキャラ達への愛など、
どれをとっても最高で隙がない。素晴らしすぎる作品
https://youtu.be/AkHyydfEnjU

思い出は億千万(Verゴム)
元はロックマンで流れていたBGM。それを情緒的な歌詞が加わり、
ロックテイストなのに儚く懐かしい。
子供の頃と大人になった自分との乖離がある人ほど泣ける。
チープなアニメーションと「歌ってみた」のゴム。
このやすい感じが距離感を縮め、愛を感じる。
https://www.youtube.com/watch?v=mb2sX76tZwU

【MAD】GONGのマキバオー
マキバオーを知っている人なら必ず感動できる、
BGMは巨匠のJAM Project。
とはいえ何も知らなくてもカット編集がうますぎるので見る価値あり。
ここまで細やかなカット編集のうまさはなかなかない。
この作者の編集能力はずば抜けているし、愛も詰まりまくっている。
https://www.youtube.com/watch?v=UdjvuJLp4gg

【MAD/AMV】ヴァイオレット・エヴァーガーデン【Lemon】
曲は有名な米津 玄師さんのレモン。
この切ないメロディにぴったりのMAD動画。編集はシンプルだが
作中の素晴らしいところを抜き出すセンスの良さと
作品への愛が溢れているため、アニメを知らなくても泣けてくる。
これが曲と編集の力というシンプルな底力を感じる
https://www.youtube.com/watch?v=TIthXhCSgPE

MAD チョッパー 粉雪
これも同じく超メジャー級の作品二つのコラボレーション。
作品の持つパワーを、レミオロメン「粉雪」にのせ
愛のある編集でさらに泣ける代物に。
https://www.youtube.com/watch?v=GtjPLTGqUrQ

The Godfather Trilogy - Retrospective
打って変わってゴッドファーザーのMAD動画。
三部作をまとめているのでちょっと長いが、
音楽と構成が素晴らしい。セリフの使い回しも秀逸。
未だに見飽きることなく、イズムを感じられる素晴らしい作品だ。
https://www.youtube.com/watch?v=6dI3jAXtpHw

岩井俊二映画mashup
岩井俊二作品のなんともいえないカメラワークと光の具合は
どの作品にも共通なのでMADでまとめられていてもなんら遜色ない。
このふわついたカメラワークに合わせる編集はセンスがとても必要だ。
もちろんカメラもとても難しい。さすがは篠田昇さん。
https://youtu.be/7pEYgtRStXI

WALK THE MOON - Shut Up and Dance (Movie dance compilation)
僕は映画のダンスシーンが大好きだ。
それを詰め込んでいて、しかもBGMとばっちり合わす
編集スキルと愛はいつみてもテンションが最高に上がる。
踊ってしまう。
https://youtu.be/kVJu9AMJJr4

「EIGHT MELODIES」♪鈴木慶一 ミュージシャン生活45周年 記念ライヴ
ラストはMADでもなんでもないが、素晴らしい楽曲なので。
テレビゲーム「MOTHER」の「EIGHT MELODIES(エイトメロディーズ)」
このMAD動画やパロディも素晴らしいものがたくさんあるが、
この度はオタクな自分への敬愛も込めて。
大切なことは、ものを作る時、愛を忘れずに
気づかせてくれた数々の作品に感謝
https://www.youtube.com/watch?v=r84TWAJAWg8

歌詞
Take a melody
Simple as can be
Give it some words and
Sweet harmony
Raise your voices
All day long now
Love grows strong now
Sing a melody of
Love, oh love


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