書いてるときこういう気持ち

詩②

言葉が 絵が 音が 包んで中にすっとしみこんでいく。

スポンジみたいに私の色を足して同じ量ほど水を出したい。

でも日が経てば自然と蒸発しくいく気がする。

私の色が出ていない気がする。

他人の力で書いている気さえする。

同じ言葉しか言えないやまびこ。

どうやったって進まない。

身体だけがくちていく。

ちぐはぐになって私の心もこわれていく。

やがては植物になって蝕まれて土になってもなんの糧にもならない。

早くスポンジになって。

                                                                       2017/10/1

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